韓国の暗号資産(仮想通貨)取引所アップビット(Upbit)とビッサム(Bithumb)は2日、AI関連の銘柄をそれぞれ新たに上場すると告知した。アップビットはAIの推論を分散処理するドルフィン(POD)をウォン・BTC・USDT建ての3市場で、ビッサムはAIエージェント基盤のタルス(US)をウォン建て市場で取り扱う。取引開始は、ビッサムが15時、アップビットが16時の予定だった(いずれも日本時間)。
アップビットはドルフィン(POD)、ビッサムはタルス(US)を上場
| 項目 | ドルフィン(POD) | タルス(US) |
|---|---|---|
| 取引所 | アップビット | ビッサム |
| 市場 | ウォン・BTC・USDT | ウォン |
| ネットワーク | Base | Sui |
| 告知時刻 | 13時37分 | 12時14分 |
| 取引開始(予定) | 16時 | 15時 |
| 参考価格 | 前日終値419ウォン (13時20分時点は428ウォン) | 基準価格37.85ウォン |
| トークンの用途 | ステーキング、ボンディング | ガバナンス、サービス手数料 |
アップビットによると、ドルフィンは公開されているAIモデルを独自に微調整し、世界中の使われていないGPUで推論を分散処理するAI DePINプロジェクトだ。同じモデルを動かす複数のGPUノードを1つのプールにまとめ、利用者の要求を空いているノードに割り振る仕組みだ。
一方のタルスは、AIエージェントの実行に必要なオンチェーンとオフチェーンの機能を部品化し、ワークフローとして組み合わせて自動化する。ビッサムは、計算量の多い処理をオフチェーンに任せる「ネクサス・プロトコル」を採用していると説明している。
両取引所とも、取引開始後約5分間は買い注文を受け付けず、約2時間は指値注文のみとする制限を設けた。
ドルフィン(POD)は24時間で96%高、タルス(US)は43%高
CoinGeckoのデータでは、日本時間2日22時48分時点のPODは0.6145ドル(約97円)で、24時間で96.0%上昇した。24時間の値幅は0.3046ドル(約48円)から0.8269ドル(約130円)で、チャートではアップビットの告知が出た13時台後半から急騰している。
24時間の取引高は1,487万ドル(約23.5億円)、時価総額は5,133万ドル(約81.0億円)となっている。流通量は約8,362万PODで、総供給量5億PODの約17%にとどまる。
USは22時44分時点で0.02761ドル(約4.4円)で、24時間で43.3%上昇した。24時間の値幅は0.01898ドル(約3.0円)から0.0399ドル(約6.3円)、取引高は3,491万ドル(約55.1億円)だった。
なおCoinGeckoは、セキュリティ分析サービスGoPlusの情報として、PODのコントラクト作成者が売却の停止や追加発行などの変更を行える状態にあると注意を促している。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.8円)
