分散型取引所Hyperliquid(ハイパーリキッド)で、USDCの準備金利回りの初回分がプロトコルに支払われた。ハイパーリキッドのデータを集計する非公式サイトHL Ecoは3日、AQAv2に基づく1カ月分の利回り約1,458万USDC(約23億円)が、プロトコルのシステム利息アドレスに入金されたと公表した。資金はアシスタンス・ファンドに送られ、HYPE
HYPEの買い戻しに使われる予定だ。
ハイパーリキッドのUSDC準備金利回り、初回は約1,458万ドル
HL Ecoのデータページによると、利回りの対象となるUSDC
USDC残高は約60.7億ドル(約9,575億円)にのぼる。数値はいずれも、トレジャリーやシステム利息アドレスなどのウォレットから直接読み取ったものだという。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| システム利息アドレスへの支払額 | 14,580,777.21 USDC |
| 利回りの対象となるUSDC残高 | 60億6,748万3,850ドル |
| アシスタンス・ファンドへの着金 | 2.00ドル(AQAv2開始以来1件) |
| 現在の計算期間 | 30日中8日目 |
HL Ecoによると、同時点でアシスタンス・ファンドに届いた資金は2ドルにとどまり、14,580,777.21USDCは送金待ちとなっている。
利率は公表されていない。ハイパーリキッドのドキュメントでは、AQAレートをバリデーターが報告した値のステーク加重中央値としているが、HL Ecoは確定した利率を取得する公開の手段がないとして、利率を表示していない。
AQAv2、USDC準備金利回りの約90%をハイパーリキッドに還元
AQAv2は、ハイパーリキッド上のステーブルコインの準備金利回りを、発行・運営側がプロトコルに還元する仕組みだ。ハイパーリキッドのドキュメントによると、ステーブルコインの展開者はコスト調整後の準備金利回りの約90%をプロトコルと共有する。
USDCでは、コインベースがトレジャリー担当、サークルが技術担当を務める。両社にはそれぞれ50万HYPEのステークが求められる。システム利息アドレスの残高が不足した場合、トレジャリー担当のステークは1日2%の割合でスラッシュ(没収)の対象となる。
利回りは30日ごとに集計され、各期間の終了から8日後にアシスタンス・ファンドへ自動で送られる。HL Ecoは、ファンドがこの資金でHYPEを買い、実質的にバーン(焼却)するとしている。
コインベースは5月14日、ハイパーリキッドでのUSDCのトレジャリー担当就任を発表していた。ハイパーリキッド財団は6月12日、公式Discordで、導入時の猶予期間を設けたうえで利回りの蓄積を8月26日に始め、初回の支払いを10月3日に行うと説明していた。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.8円)
