オンチェーン分析企業グラスノードは5日、ビットコイン(
BTC)の上方にある最大の清算クラスターが、9万ドル付近に形成されているとXで共有した。同社によれば、ビットコイン価格が同水準へ到達すれば、レバレッジをかけたショートポジションの強制決済が相次ぐ可能性があるという。
8.3万・7.5万ドルにも清算が集中
グラスノードが公開した清算ヒートマップでは、投稿時に8万6,509ドルだったビットコイン価格の上方に、9万ドル付近の大きなクラスターが示されている。同水準は投稿時価格から約4%上に位置する。
ビットコインが9万ドル付近まで上昇すれば、同水準で清算対象となるショートポジションの強制決済が進む可能性がある。これに伴う買い戻しが重なれば、上昇に弾みがつく展開も考えられそうだ。
ただし、清算が集中しているのは上方だけではない。直近2カ月では、下方の8万3,000ドルと7万5,000ドル付近にも小規模なクラスターが確認された。グラスノードは、価格が上下どちらへ動いても清算を伴い、次の値動きが速まる可能性があるとみている。
短期の清算帯は8.4万〜8.57万ドル
短期データでも、ビットコイン価格に近い水準へ清算が集まっている。コイングラスが4日に公開した24時間の清算ヒートマップでは、8万5,700ドルと8万4,000ドル付近に高レバレッジの流動性が示された。
コイングラスが示した8万4,000ドルは、グラスノードが直近2カ月の小規模なクラスターとして挙げた8万3,000ドルに近い。対象期間は異なるものの、両データとも価格下方の8万ドル台前半に清算が集中する状況を示している。
なお、長期的な相場観としては、暗号資産(仮想通貨)トレーダーのAnsem氏が、2026年7月を今回の相場サイクルの底とみなし、現在は強気相場の4カ月目との見方を示している。同氏は、前回の上昇局面が約33カ月続いたことを比較材料に、今回の上昇もまだ序盤にあるとみている。
今後は9万ドルへの接近だけでなく、反落時に8万3,000ドル付近で下方の清算がどこまで広がるかも重要になる。現在値を挟む上下の清算帯のうち、どちらが先に試されるかが目先の焦点となりそうだ。
関連:ビットコイン、8.7万ドルの「次の壁」で反落──米雇用統計は2.9万人増
関連:ビットコイン、8.5万ドルの売り注文を吸収──投資家の買い続き強気材料重なる



