ビットコイン(
BTC)トレジャリー企業のメタプラネット(3350)は2日、過去に提出した有価証券報告書3件と半期報告書1件の訂正報告書を関東財務局に提出した。
サイモン・ゲロヴィッチCEOが、過去に同社の主要株主だったMMXX Ventures Limited(MMXXベンチャーズ)の議決権の過半数を間接的に保有しているとした記載を改め、過半数は保有していないと訂正した。同社は、両者の関係に係る事実関係を改めて確認した結果だと説明している。
メタプラネットの有報など4件、MMXXの区分を主要株主に変更
訂正の対象は、2023年12月期から2025年12月期までの開示書類にわたる。
| 書類 | 対象期間 | 主な訂正箇所 |
|---|---|---|
| 有価証券報告書 | 2023年12月期(第25期) | 関係会社の状況、関連当事者情報 |
| 半期報告書 | 2024年1〜6月(第26期中) | 重要な後発事象(MMXXからの借入) |
| 有価証券報告書 | 2024年12月期(第26期) | 関連当事者情報 |
| 有価証券報告書 | 2025年12月期(第27期) | 関連当事者情報(前期分) |
有価証券報告書3件の関連当事者情報では、MMXXの区分を「役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社等」から「主要株主」に改めた。MMXXが議決権の23.3%を持っていた2023年12月期は、主要株主かつその他の関係会社にあたると記している。
2024年12月期は、期首から6月30日まで13.026%を持つ主要株主だった。その後に保有株の一部を売却し、期末には主要株主に該当しなくなった(表上の議決権比率は4.0%)。ただ、上記の期間に主要株主だったことを理由に、同期のMMXXとの取引は訂正後も関連当事者取引として記載されている。
2023年12月期の訂正では、関係会社の状況にあったMMXXとの「役員の兼任・・1人」の記載を削除した。あわせて、ゲロヴィッチ氏が過去にMMXXの取締役を務め、2022年10月4日付で退任していたとの注記を加えている。
一方、関連当事者の表に載るゲロヴィッチ氏自身の議決権の被所有割合は、訂正後も2023年12月期が直接2.2%・間接23.8%、2024年12月期が直接3.9%・間接2.7%のままで、訂正前と同じ数値となっている。
MMXXからの10億円借入、訂正後も関連当事者取引として記載
MMXXは2023年2月8日を払込期日とする第三者割当増資を1株20円で引き受けた(取引金額5億3,450万円)。2024年8月8日には、メタプラネットがMMXXから10億円を年0.1%、期間6カ月で借り入れ、全額をビットコインの購入に充てると決議した。借入金は2024年12月期中に返済している。
この借入は関連当事者取引にあたるとして、ゲロヴィッチ氏は取締役会の審議と決議に参加しなかった。半期報告書の訂正後も、この記載は変わっていない。
同社は9月11日、ゲロヴィッチ氏らが保有する第10回新株予約権の潜在株式を約41%削減した。29日には独立社外取締役が、同新株予約権の導入経緯や条件変更の背景を説明する株主宛ての書簡を公表している。
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