この記事では、ソラナ(SOL)の今後の価格動向や将来性について解説します。また、将来の価格動向に影響を与えそうな最新ニュースも紹介しているので、これからソラナへの投資を検討している方はぜひ最後まで、記事をご覧ください。
当記事では暗号資産(仮想通貨)としてのソラナを「SOL」と表記し、ブロックチェーン・プラットフォームとしてのソラナを「ソラナ」と表記します。
ソラナ(SOL)の今後の将来価格に関する重要ニュース【2025年最新】
ソラナは2020年にローンチされて以降、さまざまな分野での活用が進み成長してきました。そして、ソラナにとって重要なニュースが発表されるタイミングで、価格が大きく上昇するケースも数多く見られました。
そのため、ソラナに関する最新のニュースや動向を把握することは、今後の投資判断の参考になるでしょう。ここでは、2024年から2025年にかけて注目を集めたソラナの重要ニュースについて、独自の見解を交えながら解説します。
Pump.funが牽引したミームコインブーム

2024年初頭から、ソラナはミームコイン発行の主要プラットフォームとしての地位を確立しました。
特に2024年1月にローンチされた「Pump.fun(パンプファン)」は、技術的な専門知識がないユーザーでもミームコインを容易に作成し・取引できるプラットフォームとして、このブームを牽引しています。
ミームコインブームの影響
- 新規アドレス数が1,700万以上増加
- 960万を超える新たなトークンが発行
- 2024年10月から2025年1月にかけて、ミームコイントレード全体の94.9%がソラナ上で行われる。
このミームコインブームは、ソラナのユーザー獲得とネットワーク利用料増加に貢献した一方で、課題も浮き彫りにしました。ブロックチェーン分析企業である「Solidus Labs(ソリダスラボ)」が発表したレポートによると、Pump.fun上で発行されたトークンの約98.6%、そしてソラナ基盤の大手DEX(分散型取引所)である「Raydium(レイディウム)」の流動性プールの93%が、詐欺的な特性(価格操作を目的としたパンプアンドダンプや、開発者が資金を持ち逃げするラグプルなど)を示していたと報告されています。
ミームコインブームがソラナにもたらした爆発的なトランザクション増加とユーザーエンゲージメントは評価できるものの、その裏に潜む詐欺プロジェクトの横行は、プラットフォームの長期的な信頼性にとって無視できないリスク要因にもなっています。
pump.funで誕生したミームコインは?
- Moo Deng (MOODENG)
- Daddy Tate (DADDY)
- Fartcoin (Fartcoin)
トランプ相場でソラナはどうなった?

2024年から2025年にかけての仮想通貨市場において、ドナルド・トランプ前米大統領の動向が「トランプ相場」として注目されました。特に、トランプ氏の勝利が確実視された2024年後半から2025年初頭にかけて、市場はより友好的な規制環境への期待感から上昇傾向を見せました。

この「トランプ効果」はソラナにも多層的な影響を与えました。11月以降、市場全体の楽観ムードがSOLを含む多くの仮想通貨価格を押し上げました。SOL価格は2025年1月19日に一時294.85ドル(約43,030円)の過去最高値を更新しましたが、この背景にはトランプ氏の勝利や、それに伴うゲーリー・ゲンスラーSEC(米国証券取引委員会)委員長の辞任といったニュースが影響しています。
さらに、ソラナはトランプ氏に関連する具体的なエコシステム活動の舞台ともなりました。例えば、トランプ氏自身に関連付けられたミームコイン「TRUMP(トランプ)」がソラナ上で発行され、大きな話題を呼びました。
その後、仮想通貨市場全体の落ち込みと同時にSOL価格も落ち込み、2024年11月以前の水準に戻っていますが、ソラナは米国の政治動向やそれに伴う規制環境の変化、そして直接的なエコシステムへの関与という点で、トランプ政権の影響を強く受けたといえます。
カナダで現物ソラナETFが4月16日にスタート

2025年4月16日、カナダのトロント証券取引所で、世界初となる現物のソラナETF(上場投資信託)4銘柄が取引を開始しました。このローンチにより、SOLの価格は1日で約4%上昇しています。
カナダでローンチされたソラナETFの特徴
- ETFにステーキング機能を統合
- ETFを保有しながらステーキング報酬を獲得可能
- 年間リターンは通常のETFと比べて2~3.5%上乗せされると推定
カナダでのソラナ現物ETFは取引開始から2日後の運用資産総額が約7,350万ドル(約107億円)に達するなど、市場からは好意的に受け取られています。そのため、カナダで現物ETFが上場され、上手くいっているのであれば「次は米国でも」という期待がさらに投資家から集まっているのです。
ソラナ(SOL)の今後の価格予想【2025年〜2030年】
イーサリアムキラー(イーサリアムに対抗するブロックチェーン)として、そして独自の進化を続けるブロックチェーンとして、ソラナの将来性に期待する投資家・企業も少なくありません。ここでは仮想通貨関連企業やAI予想モデルが打ち出す、2025年から2030年までのSOLの価格予想について紹介します。
Tips
ここで紹介する価格はあくまで予想にすぎません。仮想通貨市場やマクロ経済の動向によっても、将来的なSOL価格は変動してくるため、価格予想は参考程度に留めてください。
仮想通貨関連企業・アナリストによる価格予想

仮想通貨に携わっている資産運用会社やアナリストは、概ねSOLに対して強気な価格予想をしています。
ただし、ビットコインやイーサリアムとは違い、具体的な金額を提示している企業・人物は少ない傾向があります。また、ビットコインやイーサリアムに関する価格予測では、満場一致で価格上昇を予測しているケースが多いものの、ソラナに関して2025年は価格が下がると予測しているアナリストもいました。
有名企業や著名人のSOL価格予想
- ヴァンエック(資産運用会社):520ドル(2025年)
- ラーク・デイビス(アナリスト):400ドル(2025年)
- ブランツ(アナリスト):100ドル以下(2025年)
- ビットワイズ:2,318~6,636ドル(2030年)
ブランツ氏以外は、基本的には時間が経過するほどSOL価格は上がっていくと予想しています。仮想通貨市場の成長、そして後述するソラナ現物ETFの進展が、SOL価格にポジティブな影響を与えるという見解によるものです。
一方で100ドル以下に下落すると予想しているブランツ氏は、主にエリオット波動理論を用いたテクニカル分析に基づく価格予測をしているアナリストです。ブランツ氏によれば、SOL価格は2025年に一度下落したあと、2026年に200ドルまで反発。2027年に80ドル付近まで再び下落してから、2028年に300ドルを超えると見ているようです。
AI価格予想モデルによる価格予想

仮想通貨関連企業と同様、どのAI予想モデルもSOLの今後の価格上昇を予想しています。主要なAI予想モデルによるSOLの2025年から2030年までの価格予想は以下のとおりです。
Price PredictionによるSOL価格予想
最小価格(ドル) | 平均価格(ドル) | 最大価格(ドル) | |
---|---|---|---|
2025 | 210.87 | 219.28 | 245.52 |
2026 | 325.68 | 334.45 | 370.98 |
2027 | 488.45 | 505.17 | 565.99 |
2028 | 706.7 | 726.9 | 851.8 |
2029 | 1,037 | 1,066 | 1,227 |
2030 | 1,492 | 1,534 | 1,787 |
DigitalCoinPriceによるSOL価格予想
最小価格(ドル) | 平均価格(ドル) | 最大価格(ドル) | |
---|---|---|---|
2025 | 150.73 | 333.29 | 369.45 |
2026 | 360.95 | 406.62 | 424 |
2027 | 494.54 | 591.41 | 604.22 |
2028 | 646.56 | 728.89 | 761.3 |
2029 | 646.56 | 728.89 | 761.3 |
2030 | 797.14 | 901.4 | 920.97 |
CoinPrice ForecastによるSOL価格予想
年の中頃価格(ドル) | 年末価格(ドル) | |
---|---|---|
2025 | 210.87 | 219.28 |
2026 | 325.68 | 334.45 |
2027 | 488.45 | 505.17 |
2028 | 706.7 | 726.9 |
2029 | 1,037 | 1,066 |
2030 | 1,492 | 1,534 |
いずれのAIも、2025年は200ドルから350ドル程度と予測しています。それ以降についても、時間が経つほどSOL価格が上がるという予測が多いようです。
なお、上記の価格予想には将来的な仮想通貨規制や地政学的なイベントなどは反映されていません。ソラナ(SOL)を取り巻く環境変化が、価格予想に大きく影響する可能性がある点に注意してください。
ソラナ(SOL)とは?基本情報・特徴を解説
ここでは、あらためてソラナについて解説します。
ソラナについてこれから学びたい方や、投資する前にあらためて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
ソラナ(SOL)の基本情報

トークン名 | Solana |
トークンシンボル | SOL |
現在価格 | 167.59ドル(約24,458円) |
時価総額 | 約870億ドル |
時価総額ランキング | 6位 |
最大発行枚数 | 上限なし |
コンセンサスアルゴリズム | PoS・PoH |
公式サイト | https://solana.com/ja |
ホワイトペーパー | https://solana.com/solana-whitepaper.pdf |
購入できる取引所 | 仮想通貨取引所全般 |
ソラナは、2017年にアナトリー・ヤコヴェンコ氏によってそのアイデアが構想され、2020年3月にメインネットがローンチされたブロックチェーンプラットフォームです。
ビットコインや初期のアルトコインが主に価値の保存や送金手段として機能したのに対し、ソラナは当初から分散型アプリケーション(dApps)の広範な展開と、それに必要な高い処理性能を実現することを目指して設計されました。その結果、DeFi、NFT、ゲームといった多様な分野で急速に採用が進んでいます。
ソラナエコシステムを支えるネイティブトークンとしてSOLが発行されており、これは取引手数料の支払いや、ネットワークのセキュリティを維持するためのステーキング、ガバナンスへの参加などに利用されます。
そのため、SOLの価格は、プラットフォームとしてのソラナの技術的進歩、エコシステムの成長、市場からの評価などに大きく影響を受けます。以下では、ブロックチェーン・プラットフォームとしてのソラナが持つ際立った特徴について解説します。
Proof of History(PoH)による高速処理

ソラナのコンセンサスアルゴリズムの特徴
- Proof of Stake (PoS):ネットワークのセキュリティと合意形成の基盤、SOLのステーキングにより参加
- Proof of History (PoH):トランザクションの順序を暗号学的に記録し、PoSの効率を大幅に向上
- Tower BFT:PoHと連携し、ビザンチン障害耐性を強化したPoSベースのコンセンサスプロトコル
- Turbine:ブロック伝搬プロトコルで、データを小さなパケットに分割し効率的にネットワークに配信
- Gulf Stream:トランザクション転送プロトコルで、メモリープールを削減し、承認時間を短縮
「Proof of History(プルーフ・オブ・ヒストリー=PoH)」はソラナの核となる技術で、トランザクションの発生順序を取引の合意前に、安全に記録する暗号学的なタイムスタンプとして機能します。
「Verifiable Delay Function(VDF)」と逐次ハッシュ計算(SHA256)を用い、時間の経過を証明しトランザクション順序を確定。これにより「Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク=PoS)」におけるノードの計算負荷を軽減し、1秒あたり65,000件以上の処理能力と1秒未満のファイナリティを実現しています。
PoHの要点はトランザクションの順序付けと合意形成の分離にあり、これがソラナの際立った高速処理の源泉となっています。
低い取引手数料(ガス代)

ソラナは極めて低い取引手数料で知られ、多くの場合、1トランザクションあたり0.02ドル(約2.92円)未満で処理可能です。

イーサリアムではガス代が高騰することもありますが、ソラナは安定して低手数料を維持している点が、大きな差別化ポイントになっています。これによりマイクロトランザクションが頻繁に発生するWeb3ゲームやDeFiといった、高手数料では成り立たないdAppsの発展を可能にしています。
活発なエコシステムとdApps

ソラナは急速に拡大し多様化するdAppsエコシステムを有し、2021年にはプロジェクト数が70から5,100以上に増加しました。
ソラナの代表的なdApps
- Raydium(レイディウム):DEX(分散型取引所)
- Jupiter(ジュピター):DEXアグリゲーター
- Magic Eden(マジックエデン):NFTマーケットプレイス
- Solend(ソレンド):レンディングプロトコル
- GMGN.AI(ジーエムジーエヌ):ミームコイン取引専門DEX
DEXをはじめとしたDeFi分野だけではなく、NFTやWeb3ゲームのアプリケーションも多数ソラナ上で稼働しています。これらのdAppsはソラナの高速・低コスト技術の恩恵を直接受けており、実用的なユースケースになっています。
ソラナ(SOL)の価格推移と影響したイベント
ソラナ(SOL)の価格は、その歴史を通じて大きな変動を経験してきました。以下に主要な期間と、価格に影響を与えた出来事をまとめます。
2020年~2021年:誕生とDeFiバブルでの急成長

ソラナは2020年3月にメインネットベータ版がローンチされました。
当初のSOLのICO価格は0.22ドル。この時点で、イーサリアムに続くdAppsプラットフォームとして一部から期待されており、同年9月には一時4.35ドルまで上昇しました。
そんなソラナに市場からの期待が一気に押し寄せたのは2021年。仮想通貨市場全体のブーム、特にDeFiとNFT分野の爆発的な成長の波に乗り、SOLの価格は急騰しました。
イーサリアムのガス代高騰と処理速度の限界が顕在化する中で、ソラナはその高速処理能力と低手数料を武器に「イーサリアムキラー」の一角として大きな注目を集めます。この年、ソラナエコシステム内のプロジェクト数は70から5,100以上にまで急増しています。
その結果、SOLは2021年5月には56.09ドルに達し、同年11月には約260ドルにまで高騰しました。この時期のソラナの成功は、単に優れた技術だけでなく、市場のニーズが爆発的に高まったタイミングで、そのニーズに応えるソリューションを提供できたという背景があります。DeFiとNFTという具体的なユースケースが、ソラナの価値提案を明確にし、急速な採用を後押ししたのです。
2020~2021年のソラナ注目イベント
- 2020年3月:メインネット稼働開始
- 2021年6月:プライベートトークンセールで3億1,400万ドル(当時のレートで約360億円)調達
- 2021年夏:NFTブーム到来
2022年~2023年:暴落と停滞

2021年の熱狂から一転、2022年はソラナにとって厳しい試練の年となりました。仮想通貨市場全体が弱気相場に突入し、SOLの価格も急落、2022年末には10ドルを下回る水準まで落ち込みました。
2022年 SOL価格暴落の要因
- 仮想通貨市場全体の弱気相場
- ハッキング事件
- FTX破綻
この価格低迷の要因の一つが、2022年11月に発生した大手仮想通貨取引所「FTX(エフティーエックス)」の破綻です。FTXおよびその創業者であるサム・バンクマンフリード氏はソラナの主要な支援者であり、FTXは大量のSOLを保有していたことから、他の仮想通貨よりもSOLはこの事件の影響を強く受けました。
FTXの破綻は、SOLに対する大規模な売り圧力と市場の信頼失墜を招きました。この事件ではソラナの発展を主導する「ソラナ財団」も、FTXに約100万ドルの資産が凍結されたことを認めています。また、ソラナのTVL(DeFiプロトコルに預け入れられた資産総額)は、2021年11月の約100億ドルから、2023年初頭には約3億ドル(約437億8,200万円)まで激減しました。
さらに、この時期のソラナは技術的な問題にも悩まされました。2022年には複数回のネットワーク停止が発生。8月には不正なハッキングにより9232個ものアドレスから、SOLが勝手に移動されるという重大なセキュリティ問題も仮想通貨業界を騒がせています。これらの事件により、ソラナのセキュリティへの懸念が一気に高まってしまったのです。
2023年に入ると、SOL価格はFTXショックとネットワーク問題の二重苦から徐々に回復の兆しを見せ始めました。DeFiやNFT分野での採用が再び進み、EVM互換を実現する「Neon EVM」をリリース。SOL価格も、2023年末には100ドルまで持ち直しました。
FTX事件とネットワーク問題はソラナを崩壊させるほどの大きなイベントでしたが、着実に普及活動と技術開発を続けることで、プロジェクトはこの苦境を乗り越えることに成功したのです。
2022~2023年のソラナ注目イベント
- 2022年8月:1万弱のソラナアドレスから暗号資産が不正に移動する事件が発生
- 2022年11月:海外仮想通貨取引所「FTX」が破綻
- 2023年7月:「Neon EVM」リリース。EVM互換を実現。
2024年~2025年5月:回復と再評価

2024年から2025年5月にかけて、ソラナは目覚ましい回復を遂げ、市場からの再評価を受ける時期となりました。
この期間の最も顕著な変化の一つは、ネットワークの安定性向上です。2024年2月の障害を最後に、それ以降大きなネットワーク停止は報告されておらず、これが投資家や開発者の信頼回復に大きく貢献しました。
エコシステムの活況もソラナの再評価を後押ししました。「DefiLlama(ディーファイラマ)」のデータによると、ソラナはウォレットアドレス数で最もアクティブなブロックチェーンとなり、TVLでもイーサリアムに次ぐ第2位にランクインするほどの成長を見せました。
特に2024年1月にローンチされたPump.funを中心とするミームコインブームは、多くの新規ユーザーと開発者をソラナエコシステムに引き込みました。TVLは2023年末の10億ドル未満から2025年初頭には150億ドル超へと急増。その後も100億ドル前後で安定しています。また、2025年にはソラナ上のステーブルコイン市場規模も過去最高の132億ドルに達しました。
これらの好材料を背景に、SOLの価格は大幅に上昇し、2025年1月19日には過去最高値となる294.85ドル(約43,030円)を記録。トランプ氏の米大統領選勝利やゲンスラーSEC委員長の辞任、そして現物ソラナETF承認への期待感といった外部要因も、この高騰を後押ししています。
2025年現在のソラナは、イーサリアムの対抗馬として、確かな存在感を築いています。
2024~2025年のソラナ注目イベント
- 2024年1月:ミームコイン発行プラットフォーム「Pump.fun」ローンチ
- 2024年11月:米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利
- 2025年4月:カナダでステーキング機能付きソラナ現物ETFが上場
ソラナ(SOL)の今後の価格に影響する要因
SOLの将来的な価格には、さまざまな要因が絡んできます。ここでは、その中でも重視しておきたい価格に影響する4つの要因について解説します。ぜひ、気になる項目をタップして理解を深めておきましょう。
米国での現物ETFの行方

2025年5月時点では、米国での現物ソラナETF承認が、SOL価格にもっとも影響をあたえるであろうと予想される最重要トピックです。
米国でソラナ現物ETFを申請中の企業(一部)
- Fidelity
- Grayscale
- VanEck
- 21Shares
- Bitwise
ヴァンエック「Grayscale(グレースケール)」など複数社が申請中で、SECによる最終判断は2025年10月頃の見込みになっています。カナダではステーキング機能付きソラナETFがすでに成功しており、これが米国での承認プロセスや商品設計に好影響を与える可能性があります。
バリデータクライアント「Firedancer」

ソラナは継続的なアップグレードで性能向上を目指しており、特に2025年後半から2026年導入予定の「Firedancer(ファイアダンサー)」が注目されています。
テストネットでは100万TPSを記録しており、性能・効率・耐障害性強化によりソラナの利便性がさらに向上すると言われています。
競合ブロックチェーンの競争

ソラナは他のレイヤー1・レイヤー2と激しく競争しています。特に最大の競合であるイーサリアムに対してはTPS(1秒あたりのトランザクション処理数)や手数料で優位ですが、エコシステム規模・TVL・分散性ではイーサリアムに分があります。
ただし、手数料やTPSの面ではイーサリアムのレイヤー2にもソラナに匹敵するチェーンが生まれています。dAppsプラットフォームは、すでに手数料やTPSだけで優劣が決まるような市場ではなくなっており、エコシステム全体をいかに成長させていくかという戦略が、今後の勝負を決めます。
仮想通貨市場全体の強気サイクル

仮想通貨市場全体のサイクルもSOL価格に大きく影響します。
2025年の仮想通貨市場は、トランプ政権による親和的政策への期待(SECの法執行緩和、ETF推進等)により、全体的に強気な意見が強まっていますが、今後何が起きるのかは誰にも予想できません。
ソラナ単体の動向も重要ですが、仮想通貨市場全体のサイクルにも意識を払うようにしましょう。
ソラナ(SOL)購入におすすめな仮想通貨取引所
Bybit
Bybitの基本情報
取引所名 | Bybit(バイビット) |
---|---|
運営会社 | Bybit Fintech Limited |
設立日 | 2018年3月 |
所在地 | ドバイ |
ライセンス | ・ドバイ(Virtual Assets Regulatory Authority) ・キプロス共和国(Cyprus Securities and Exchange Commission) ・カザフスタン(Astana Financial Services Authority) |
取扱銘柄数 | ・現物(655種類) ・デリバティブ(349種類) |
ガバナンストークン | – |
最大レバレッジ | 100倍 |
取引手数料 | ・現物:0.1%(一律) ・デリバティブ:テイカー:0.055%、メイカー:0.02% |
主な提供サービス | ・現物取引 ・デリバティブ取引 ・オプション取引 ・コピートレード ・資産運用 |
ボーナスキャンペーン | ・20USDTウェルカムギフト ・最大30,000 USDTがもらえる入金応援祭 ・はじめての入金まつり |
入出金手段・手数料 | ・仮想通貨入金:無料 ・ワンクリック購入:3.95%~4.5% ・P2P取引:無料 |
日本語サポート | メール・オンラインチャット(24時間対応) |
スマホアプリ・取引ツール | スマホアプリ・MT5の提供あり |
公式サイト | ・公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/ ・公式X:https://x.com/BybitJP ・公式Discord:https://discord.com/invite/CeGhhS95fQ |
Bybitは2018年3月に設立された海外大手の仮想通貨取引所です。最大レバレッジ100倍のデリバティブ取引を中心に、オプションやコピートレードなどの多彩な取引サービスにも対応。さらに、2021年からはユーザーが保有する仮想通貨を活用した資産運用サービスを開始し、ワンストップでの仮想通貨取引を可能にしています。
グローバルに展開する一方で、セキュリティ強化にも注力しており、業界標準に準拠した安全対策を継続的に導入しています。高い機能性と安全性を兼ね備えた取引環境が、多くのユーザーに選ばれる理由となっています。
Bybitのメリット
- 高頻度で豪華なボーナスキャンペーンが開催される
- 厳重なセキュリティ体制と資金管理で安全性が高い
- 最大100倍のレバレッジで取引の自由度が高い
- 700種類以上の豊富な銘柄を取り扱い
- クレジットカードを使った日本円入金に対応
- ブラウザ・スマホアプリともに日本語に完全対応
- 日本語サポートで問い合わせがスムーズ
Bybitのデメリット
- KYC(本人確認)が必須
- 日本円を使った取引を提供していない
- 日本の法律による保護が適用されない
Bybitは日本人ユーザー向けのサービスにも注力しているのが特徴です。日本語対応のカスタマーサポートが利用できるほか、日本語公式Xアカウントでは、新規通貨の上場情報や各種キャンペーン情報などを簡単にチェックできます。
取引画面はWebブラウザ版・スマホアプリ版ともにシンプルで直感的なデザインが採用されており、仮想通貨取引が初めての方でもスムーズに利用できます。
関連記事:Bybitアプリをダウンロードする方法【iPhone &アンドロイド版】
Bybitの関連記事
MEXC
MEXCの基本情報
取引所名 | MEXC |
会社名 | MEXC Global Ltd. |
運営会社所在地 | シンガポール(本社)・拠点は各国 |
設立日 | 2018年 |
登録者数 | 3,600万人以上 |
取引銘柄数 | 現物での取扱は2,500種以上 |
取引手数料 | 現物メイカー & テイカー手数料率 0.1% 先物メイカー手数料率 0%、テイカー手数料率 0.02% |
対応している言語 | 日本語・英語・韓国語・その他 全9ヶ国語に対応 |
MEXCは2018年にサービスを開始した海外仮想通貨取引所です。拠点はシンガポールにあり、当初は「MXC」という名称でしたが「MEXC Global」に名称を変えて運営しています。
カナダ、オーストラリア、エストニア、米国など複数国で金融ライセンスを取得しており、国際的にも信頼性の高い取引所です。また、2021年10月にドバイで開催された「Crypto Expo Dubai」では、アジアで最も優れた取引所として「Best Crypto Exchange Asia」を受賞し評価も高まっています。
取扱通貨の多さや、多様な言語への対応などで、ユーザー数は3,600万人を超えており世界でもトップクラスの仮想通貨取引所です。そんなMEXCのメリット・デメリットは以下のとおりです。
MEXCのメリット
- 信頼性・安全性を確保している
- 最大レバレッジ200倍で取引可能
- 取引手数料が安い
- 有望プロジェクトの上場が早い
- 取扱銘柄が非常に多い
- 独自トークンのMXを発行している
- スマホアプリでも取引可能
MEXCのデメリット
- 日本円で直接入金不可
MEXCは、将来性の高い仮想通貨を他の取引所よりも早く上場する傾向があります。たとえば、人気のミームコイン「SHIB(柴犬コイン)」は、世界最大手のバイナンスでは2021年5月に上場しましたが、MEXCではそれより1ヶ月早い2021年4月に取り扱いを開始していました。当時のSHIBは、バイナンス上場時と比べて約110分の1の価格だったため、いち早く購入できたユーザーは大きな利益を得るチャンスがあったことになります。さらに、MEXCは上場審査が比較的厳しいことで知られており、怪しいプロジェクトや詐欺コインが上場されにくいという安心感も魅力のひとつです。
MEXCでは、独自の「MXトークン」を発行しており、保有していると取引手数料が20%割引になるなど、さまざまな特典を受けられます。時価総額としてはそれほど大きくないものの、MEXCを頻繁に利用する人にとっては非常にお得なトークンと言えるでしょう。
一方で、MEXCを利用する際の注意点もあります。MEXCを含む多くの海外取引所では、日本円での直接入金や仮想通貨購入ができません。そのため、まずは国内の取引所でイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などを購入し、それをMEXCに送金する必要があります。また、MEXCではクレジットカードで仮想通貨を購入することも可能ですが、決済手数料がやや割高なため、頻繁に取引する場合は注意が必要です。
MEXC関連記事
Bitget
Bitgetの基本情報
取引所名 | Bitget(ビットゲット) |
---|---|
運営会社 | Bitget Limited |
設立日 | 2018年4月 |
所在地 | シンガポール |
ライセンス | 米国MSBライセンス カナダMSBライセンス オーストラリアDCEライセンス |
取扱銘柄数 | 現物取引:775銘柄 先物取引:227銘柄 |
ガバナンストークン | Bitget Token(BGB) |
最大レバレッジ | 125倍 |
取引手数料 | 現物取引:メイカー:0.1%、テイカー:0.1% 先物取引:メイカー:0.014%、テイカー:0.042% |
主な提供サービス | 現物取引 先物取引 コピートレード 自動売買 Bitget Earn |
ボーナスキャンペーン | 先物取引手数料30%OFFキャンペーン 手数料割引クーポンのウェルカムパック 新規ユーザータスクボーナス |
入出金手段・手数料 | 仮想通貨入金:手数料無料 クレジットカード入金:決済業者で手数料が異なる 仮想通貨出金:出金通貨で手数料が異なる |
日本語サポート | 日本語対応あり ・AIチャットサービス:24時間対応 ・オンラインチャット:平日10:00〜19:00 |
スマホアプリ・取引ツール | スマホアプリの配信あり |
公式サイト | 公式サイト:https://www.bitget.com/ja/ 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/BitgetJP 公式Telegram:https://t.me/Bitget_Japan |
Bitget(ビットゲット)は、2018年4月に設立されたシンガポールを拠点にする海外仮想通貨取引所です。700種類以上の仮想通貨を取り扱っており、DeFiやミームコインなど多彩な銘柄の取引に対応。複数国での金融ライセンスの取得や保険基金の設立など、ユーザーが安心して取引できる環境の整備にも力を入れています。
またBitgetは「コピートレード」にも強みを持っており、現物・先物双方で優秀なトレーダーをコピーして半自動的に取引を進められるのも魅力です。主力サービスを武器にこれまで2,500万人以上の登録ユーザー数・100億USDTを超える取引量を達成するなど、海外取引所の中では名実ともにトップクラスの人気を誇ります。
Bitgetのメリット
- 公式サイトが日本語対応で初心者でも扱いやすい
- コピートレードで効率的に利益獲得を目指せる
- 最大125倍のレバレッジで資金効率を高められる
- BGBの利用で取引手数料が20%OFFされる
- 海外大手と比較しても安価な手数料体系
- 強固なセキュリティ対策で安心して利用できる
- 操作性・視認性に優れたスマホアプリで取引できる
Bitgetのデメリット
- 日本の金融庁から認可を受けていない
- 法定通貨の入出金に対応していない
- 日本円を使った取引に対応していない
上記でも紹介したとおり、Bitgetは既存ユーザーのみならず新規ユーザーに対しても豪華ボーナスを複数用意しています。「取引所としての信頼性はもちろん、ボーナスキャンペーン面も重視したい」という方でも満足して利用できるでしょう。海外取引所ならではのデメリットはありますが、Bitgetはそれ以上に利用メリットの大きい海外取引所です。
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ソラナ(SOL)のおすすめ投資戦略
仮想通貨投資には様々な手段がありますが、それぞれ手間や必要な前提知識、リスク・リターンのバランスなどに違いがあります。
そこでここでは、SOLのおすすめ投資戦略を4段階に分けて紹介します。
長期保有(ガチホ)

ソラナの将来性に期待し、SOLを長期間保有して大幅な価格上昇を狙う戦略です。購入したSOLをそのまま保有し続けるだけなので、一番簡単な投資方法と言えます。
長期保有のメリット
- 仮想通貨取引所でSOLを購入するだけなので簡単
- 日々複雑な市場分析する必要がない
- 価格変動に一喜一憂しなくて良いので精神的な負担が少ない
長期保有のデメリット・注意点
- 長期間含み損を抱えるリスクがある
- 長期的なソラナプロジェクトの進展に結果が大きく左右される
長期保有のつもりで投資する場合は、SOLを取り扱っている国内の仮想通貨取引所の口座を開設すれば、すぐに実行できます。
積立投資

毎月一定額など、定期的にSOLを購入していく戦略です。ドルコスト平均法を用いることで、価格変動リスクを平準化する効果が期待できます。
積立投資のメリット
- 購入価格を平均化できる
- 投資する時間を分散するため買い時を見定める必要がない
- 自動化も可能なので手間もほとんどかからない
積立投資のデメリット・注意点
- 短期間での大きな利益には期待できない
- 価格下落によって元本割れのリスクがある
SOLの積立投資は、仮想通貨取引所が展開する積立サービスを使った自動化がおすすめです。
国内大手取引所であるGMOコインの「つみたて暗号資産」であれば、最小500円からの積み立てが可能。SOLをはじめ20種類の仮想通貨を取り扱っており、積立にかかる手数料は一切かかりません。
また、毎日・毎月(10日)の2種類のスケジュールで積立プランを選択できます。自身の投資スタイルにあわせて、柔軟に積立期間を設定できるので、手間なく積立を進めたい方は、ぜひ利用を検討してみてください。
関連:GMOコインを徹底解説|特徴や口座開設から入金・送金・出金方法まで全てがわかる!
また、海外のレンディングプラットフォーム「Nexo(ネクソ)」なら積み立てを行いながら、レンディングが可能です。SOLを貸し出すと最高年利8%で運用可能です。しかも利回り報酬は毎日付与されるため自動的に複利での運用が可能です。
レンディングとは、仮想通貨を貸し出して利息を得る仕組みです。
ステーキング

ステーキングは、SOLを預けてネットワーク強化に貢献することで、その対価として報酬を得られる仕組みです。
ステーキングのメリット
- 利回りは常に変動するが、通常は5%~12%程度の高い利回りを得られる
- SOLを保有し続けることになるため長期投資にもなる
ステーキングのデメリット・注意点
- 海外仮想通貨取引所やリキッドステーキングプロトコルなど、ステーキングに対応しているサービスを利用する必要がある
- SOL自体の価格変動により元本割れする可能性がある
SOLのステーキングは、自身が保有するSOLを海外取引所やバリデータに委任するか、リキッドステーキングプロトコルを利用して行います。海外取引所なら「Bitget(ビットゲット)」や「Bybit(バイビット)」など。リキッドステーキングプロトコルなら「jito(ジト)」などがあります。
これらのサービスへの登録やSOLの移動が発生するため、実行する前に各サービスについてしっかりと確認しておきましょう。
DeFiでの運用

ソラナ基盤のDeFiプロトコルを利用して、流動性提供、レンディング(貸付)などで収益を狙う戦略です。
DeFiでの運用のメリット
- ステーキングと同等以上の利回りが期待できる
- 自分の運用次第で利回りを増やせる
DeFiでの運用のデメリット・注意点
- どう運用するのかを考える必要がある
- プロトコルでハッキング事件が起きるなどのリスクがある
- 運用に利用するDeFiの情報を自身で見つける必要がある
SOLの運用にできるDeFiは数多く存在するので、代表例を紹介します。
DEXでの流動性提供 | 「Raydium(レイディウム)」、「Orca(オルカ)」など |
レンディング | 「Kamino Finance(カミノファイナンス)」、「Port Finance(ポートファイナンス)」など |
ただし、DeFiでの運用は、その高いポテンシャルと共に様々なリスクを伴います。自身のリスク許容度を十分に理解し、徹底した情報収集とデューデリジェンス(投資対象の価値やリスクを詳細に調査すること)を行った上で、慎重に判断することが重要です。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=145.94円)