仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):急落から戻り売りの動き、気になる今後の相場は?
ビットコイン価格は、昨日(10日)の相場で前日比2.34%上昇した。現在価格は94,000ドル付近を推移している。92,000ドルの強力な抵抗線でサポートされ反発し、昨日は最高で一時95,853.15ドルをつけた。
日足では、3日連続で続いていた安値の更新が昨日ストップした。過去の相場でも、92,000ドルの抵抗線にタッチした後、反発して上昇トレンドを形成し、100,000ドルに到達する動きを見せた経験がある。週末の相場でも反発の動きが続く場合、100,000ドルを再度目指して上昇する可能性も十分に考えられる。
しかし、移動平均線は短期移動平均線が中期移動平均性を抜けているため、やや上昇していきにくい環境になっていることが伺える。そのため週末の値動きの予想としては、92,000ドル付近で底固めを行う動きになりやすいと予想される。上昇する場合は、下降平行チャネル(赤)の上限値を試しに行く展開が予想される。
4時間足では、下降平行チャネルの上限線で抵抗された後、下落の一途を辿っていたが、昨日92,000ドルで反発し、95,000ドル付近で横ばいを形成し始めていることが確認できる。95,000ドルは過去にサポートとして機能しているため、上抜けに成功すれば、今後はレジスタンスからサポートに切り替わり、価格を維持する可能性がある。週末のトレードでは、92,000ドル、95,000ドル、さらに1つ上では99,000ドル付近がシナリオを構築する上での注目ポイントになりそうだ。
イーサリアム(ETH):今後の相場で戻り売りに警戒か
イーサリアムは昨日の相場で前日比1.49%上昇した。現在は3240ドル付近を推移している。
日足では、3250ドル付近で強気派と弱気派が競り合っていることが確認できる。一昨日9日の日足ローソク足は、実体レベルで3250ドルを下抜け、直近安値を下抜けたため、相場が弱含んでいることに警戒感が強まっていた。昨日の値動きでは3250ドル付近を1度下抜けた後、抵抗されたが、週末の相場では引き続き戻り売りには警戒する必要がありそうだ。
4時間足では、下落が一服し、横ばいを形成している。短期移動平均線がすべての移動平均線を下に抜けているため、買われた相場は戻り売りが狙われやすくなっている。週末の相場では引き続き3250ドルでのプライスアクションが注目になりそうだ。
ソラナ(SOL):短期足、デッドクロス出現で目先重いか
ソラナは、昨日の相場で前日比1.48%上昇した。現在は186ドル付近を推移している。
日足では、ソラナは一昨日9日下落が進んだが、月足抵抗線(白)で反発を見せた。しかし、ローソク足は短期移動平均線と中期移動平均線を下抜けており、上値の重さが際立っているように見える。月足抵抗線付近のサポートの底堅さを証明することには成功したが、依然として反発しても上昇しづらい環境であると言えそうだ。
4時間足では、移動平均線はデッドクロスが出現している。短期的には、上昇したとしても売られやすい相場になりやすく、横ばいや安値の切り下げに警戒感が必要になりそうだ。週末の相場では、このまま反発の動きが継続されるのかが注目となり、月足抵抗線が重なる180ドルや200ドルが意識されやすいと推測される。
シンボル(XYM):反発するも上値重く、上昇厳しいか
シンボルは昨日の相場で前日比7.49%上昇した。現在は0.0176ドル付近を推移している。
日足では、一昨日9日に実体ベースで0.017ドルの抵抗線を抜けたが、昨日反発する動きを見せた。しかし安値の切り下げと高値の切り下げは続いており、依然として上昇が厳しい状態が続いている。トレンド転換を示唆するためには、前回高値の0.02 0ドル付近を明確に上抜けなければならないだろう。
4時間足では、0.017ドル付近で反発し、ローソク足は短期移動平均線を上抜けた。しかしその後は中期移動平均線で抵抗されている様子が確認できる。週末の相場では、引き続き0.017ドル付近や貯金高値の0.020ドル付近がトレード戦略の要となりそうだ。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:ビットコイン、暴落に懸念広がる 一時9万2000ドル割れ【仮想通貨チャート分析】
使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
- ボリンジャーバンド
- 30SMA
- 20SMA
使用オシレーター
- MACD、RSI、出来高