選挙演説中の衝撃的瞬間がモチーフ、ミームコイン業界に新風を引き起こす
次期アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏は18日、自身の名を冠したミームコイン「TRUMP」の発行を発表した。この発表は世界的に注目を集め、取引開始からわずかな時間で爆発的な反響を呼んでいる。
公式サイトによると、「TRUMP」はSolana(ソラナ)ブロックチェーン上で発行され、取引開始時には0.182427ドルの価格でスタートした。その後、数時間で約90倍に跳ね上がり、一時は16ドル超という驚異的な値を記録した。
さらに、時価総額ランキングでは40位以内を記録(執筆時点)しており、驚異的な成長を見せている。
初期発行量は2億TRUMPで、今後3年間で合計10億TRUMPにまで増える計画だ。
公式サイトによると、このミームコインは、2024年7月13日にトランプ氏が選挙演説中に銃撃を受けた際、拳を突き上げて「ファイト、ファイト、ファイト」と雄叫びをあげた瞬間をモチーフとしている。このエピソードを象徴する写真について、サイトでは「今世紀で最も記憶に残るミームとなった」とし、「今、あなたも歴史の一部を手に入れることができます」としている。
トランプ氏の支持基盤を背景にしたこのミームコインは、単なる仮想通貨を超え、政治的シンボルとしての側面を強く持っている点が特徴的だ。これまでもインターネット文化を反映したミームコインが数多く登場してきたが、「TRUMP」は、トランプ氏自身の象徴的な瞬間や政治的メッセージを基盤にしている。
トランプ氏のカリスマ性と広範な支持基盤が、このミームコイン「TRUMP」をどこまで押し上げるのかは未知数だ。しかし、政治的シンボルと仮想通貨の融合という点で、すでに大きなインパクトを与えていることは確かだ。今後、このコインが一時的な熱狂に終わるのか、それとも新たな市場のトレンドを生むのか、注視していきたい。
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