Sahara AI、ロードマップを公開|2025年メインネット稼働予定

JinaCoin編集部
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画像はSahara AI公式Xより引用

ブロックチェーン×AIを融合する「Sahara AI」の開発計画

分散型AIブロックチェーンプラットフォーム「Sahara AI(サハラAI)」は23日、2024年から2025年にかけての開発計画を発表した。同プロジェクトはすでに、12月18日にテストネットを立ち上げており、2025年第3四半期にはメインネットを稼働させる計画だ。

サハラAIは、AIとブロックチェーンを融合させたプラットフォームを通じて、開発者やデータ提供者、エンドユーザーが連携してAIエコシステムを構築する分散型プロジェクトだ。今回発表されたロードマップは、AIの民主化と公平な収益機会の提供を目的としており、透明性と協力性を軸に据えている。

2024年第4四半期:テストネット開始

12月18日にテストネットの第一フェーズをローンチ済み。データセットの収集やラベル付けに参加することで、ユーザーは報酬を得られる。初期参加者向けに限定的なアクセスからスタートし、2025年第1四半期以降に一般公開を予定している。

2025年第1四半期:AIマーケットプレイスのローンチ

2025年初頭には、AIマーケットプレイスを立ち上げる。これにより、開発者はAIモデルの構築やトレーニング、展開を効率化できるツールやリソースにアクセス可能となる。同時に、開発者がデータの収集やラベル付けをクラウドソーシングできる新しい機能も加わる予定だ。

2025年第2四半期:「Sahara Studio」のリリース

AI開発の包括的ツールスイート「Sahara Studio(サハラスタジオ)」をリリースする。このプラットフォームでは、モデルトレーニング、展開、オーケストレーションの各ツールを統合したもので、開発者はリアルタイムで複数モデルのワークフローを最適化し、効率的にAIアプリケーションを開発できるようになる。

2025年第3四半期:メインネット立ち上げ

メインネットは、AIモデル開発と展開のための信頼性の高いオンチェーンインフラを提供する。透明性とセキュリティを兼ね備えており、個人開発者から大企業まで幅広いユーザーに新しい収益機会をもたらす。

「ChatGPT」をはじめとした生成AIの成功に刺激を受け、暗号資産(仮想通貨)業界でもAIとの連携を模索する動きが加速している。その中でも、サハラAIは「ブロックチェーン×AI」の可能性を具体的な形で示すプロジェクトといえる。

AIの未来は、一部の技術者だけでなく、すべての人々がその恩恵を享受し、進歩に貢献できる公平で協力的なエコシステムの上に築かれるべきだ。サハラAIは、その実現に向けて着実に歩みを進めており、この取り組みが次世代のAI社会の基盤となることを期待したい。

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