週足上昇トレンド継続中 仮想通貨チャート分析:ビットコイン、イーサリアム、リップル、シンボル

廣野倭佳菜
19 Min Read

ビットコイン(BTC)価格分析

BTCUSD(ビットコイン/ドル)-1day(日足)2024年12月09日
BTCUSD-1day

ビットコイン市場は、週末の取引で100,000ドル付近のレンジを形成し、8日日曜日は前日比+ 1.27%上昇した。8日の取引の終値は100116.31ドルで、ビットコイン市場初めて100,000ドル以上の価格で日足が確定した。

BTCUSD(ビットコイン/ドル)-1week(週足)2024年12月09日
BTCUSD-1week

週足では激しいボラティリティーを見せたが、最終的に4.04%上昇した。週の半ばで、韓国の政治不安の影響を受けて、一時的に相場は93,000ドル付近まで下落した。しかし、その後反発してビットコインは104075.42ドルをつけ、象徴的価格である100,000ドルを突破し、史上最高値を更新した。100,000ドル突破後、フラッシュクラッシュ(瞬間的暴落)が発生し、91,000ドル付近まで下落したが、翌日には100,000ドル台に回復した。週足RSIは引き続き75付近を示しており、買われすぎサインに近づいてきているが、まだ上昇余地を残しているといえそうだ。

現在、ビットコインの価格は引き続き100,000ドル付近を維持しており、多くのトレーダーたちに、ポジティブなインパクトを与えている。数日間は、100,000ドル付近でレンジが形成し、底固めを行う相場感になることが予測される。ローソク足は依然として上昇平行チャネルの中を推移しており、安定して上昇しやすい環境が整っている。

イーサリアム(ETH)価格分析

ETHUSD(イーサリアム/ドル)-1day(日足)2024年12月09日
ETHUSD-1day

週末のイーサリアムの相場は、変動率が小さい相場だった。土日ともにローソク足は短い十字線で確定した。現在価格は4000ドル付近を推移している。価格は引き続き上昇平行チャネルの中で推移を続けており、出来高も増えていることから、今後も上昇していく期待感が高まっていることがわかる。

ETHUSD(イーサリアム/ドル)-1week(週足)2024年12月09日
ETHUSD-1week

週足では、8.00%の上昇を記録した。月足レベルの三角持ち合いをローソク足実体を伴ってブレイクした。先週7日、最高で4087.73ドルをつけ、4000ドルの大台を越え今年3月以来の高値を付けたことで大きな話題を呼んだ。イーサリアム現物ETFでステーキング利回りが承認される可能性が浮上したことが好感されて、価格が押し上げられたと推測されている。先週5日には、過去最大の流入があったことが報告され、4億2850万ドル(約642億7500万円、1ドル= 150円換算)の流入を記録した。

RSIは依然として65付近を示していることから、まだ本格バブル相場は迎えておらず、4000ドルを突破した現在は史上最高値更新を目指して上昇していくと推測される。

リップル(XRP)価格分析

XRPUSD(リップル/ドル)-1day(日足)2024年12月09日
XRPUSD-1day

リップルは週末の取引では、2017年最高値の2.474ドル付近で底固めを行う動きを見せた。現在は再び2017年高値付近を下抜けようとしている状況だ。もし下抜けた場合、下落サインであるダブルトップを形成しそうな展開になっており、直近の値動きが今後の値動きに大きな影響を与える可能性があるため、注目が集まっている。

XRPUSD(リップル/ドル)-1week(週足)2024年12月09日
XRPUSD-1week

週足では、13.40%上昇し、5週間連続で陽線をつけた。

RSIは一度90を超えた後、現在は87付近を示している。既に高値圏に達していることが確認でき、週足レベルの調整による下落が発生してもおかしくない状況と言えそうだ。

過去の値動きを見ると、2018年のバブル相場では急騰した後、大幅に急落していることが確認できる。今回も過去と同じパターンなら、史上最高値付近に到達後、価格が大暴落する可能性も視野に入れて警戒感を持つ必要がありそうだ。今後のトレード戦略としては、部分利確を重ねて着実に利益を獲得していくことが推奨される。

シンボル(XYM)価格分析

XYMUSD(シンボル/ドル)-1day(日足)2024年12月09日
XYMUSD-1day

シンボルは週末の取引では下落相場となり、価格は0.0275ドル付近のサポートを試している。上昇平行チャネルの明確な下抜けが確認され、調整されやすい相場環境になっていることが確認できる。また、MACDは完全にダイバージェンスを引き起こしており、80付近で頭打ちになっていたRSIは現在60付近まで下落していることから、テクニカル的には下落しやすい相場環境だと推測される。

直近の取引では、0.0275ドル付近のサポートで抵抗されるかが注目される。0.0275ドル水平線のすぐ下には、短期移動平均線も控えているため、サポートされる場合は2.65ドル付近が目安になると考えられる。

XYMUSD(シンボル/ドル)-1week(週足)2024年12月09日
XYMUSD-1week

週足では5.88%下落した。ローソク足は長い上ヒゲを伴う上影陰線を付けている。高値圏での上影陰線は下落転換を示唆するため、部分利確を検討してもよい相場感だ。

売り圧力が強まり、短期移動平均線をブレイクした場合は、長めの調整に入る可能性が高まり、警戒が必要だと予測される。

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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高

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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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