リップル、反発上昇するも戻りは限定的──下落再開となれば1.82ドルが焦点【仮想通貨チャート分析】XRP、BTC、ETH、SUI

JinaCoin編集部
31 Min Read
本日の分析ポイント
  • リップル(XRP):1時間足中期HMA割れで下落再開、1.82ドルが分岐点
  • ビットコイン(BTC):1時間足中期HMA割れで再下落警戒、85,000ドル付近に注目
  • イーサリアム(ETH):戻り売り局面継続、2,850ドルが短期下値目安
  • スイ(SUI):戻り高値切り下げ、1.31ドル試す展開に警戒
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リップル(XRP)チャート分析

リップル(XRP)-日足チャート分析-2025年12月17日
リップル日足チャート 2025年12月17日
リップル(XRP)-4時間足チャート分析-2025年12月17日
リップル4時間足チャート 2025年12月17日
リップル(XRP)-1時間足チャート分析-2025年12月17日
リップル1時間足チャート 2025年12月17日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ショート(短・中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足長期HMAを上抜けせずに1時間足中期HMAを明確に下抜け
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 1.82ドル付近
  • 損切り目安:
    • 1時間足中期HMA直上

リップル(XRP)は現在、1.92ドル付近を推移している。昨日は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドを大きく突き抜ける急落となった後、反発の上昇に転じた。しかし、その戻りは1時間足長期HMA付近で抑えられており、上値の重さが意識される展開となっている。

日足レベルでは下落再開の可能性が高いチャート配置であり、4時間足では下降トレンド中の押し目形成と判断できる。現状の反発は短期的な戻しに留まっており、今後1時間足長期HMAを上抜けできないまま反落し、1時間足中期HMAを明確に下抜けした場合は、短期目線で下落が再開しやすい局面だ。その場合、下値の目安としては11月21日の安値ラインに重なる1.82ドル付近までの下落が想定される。

長期的には、この下落が進行した際に1.82ドル付近の安値ラインを明確に下抜けするかが重要な分岐点となる。この水準を下抜けた場合、日足レベルで高値切り下げと安値更新が成立し、本格的な下落局面に移行する可能性が高まる。その場合の次の目標としては、1.615ドル付近が視野に入るだろう。一方で、1.82ドル付近、もしくはその手前で下げ止まる場合は、短中期的な下落圧が一旦弱まる展開も考えられる。ただし、日足中期HMAを上抜けしない限り、日足レベルでは下降トレンド継続の可能性が残るため、引き続き売り目線で相場を判断する必要がある。

ビットコイン(BTC)チャート分析

ビットコイン(BTC)-日足チャート分析-2025年12月17日
ビットコイン日足チャート 2025年12月17日
ビットコイン(BTC)-4時間足チャート分析-2025年12月17日
ビットコイン4時間足チャート 2025年12月17日
ビットコイン(BTC)-1時間足チャート分析-2025年12月17日
ビットコイン1時間足チャート 2025年12月17日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ショート(短・中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足長期HMAを上抜せずに再度下落の値動きとなる
    • 1時間足中期HMAを明確に下抜け
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 日足中期HMA付近(84,500ドル~85,000ドル付近)
  • 損切り目安:
    • 1時間足中期HMA直上

ビットコイン(BTC)は現在、86,900ドル付近を推移している。昨日の急落後は、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドからの反発を起点に上昇したが、戻りは4時間足長期HMAおよび1時間足長期HMA付近で抑えられ、その後は再び下落方向へ転じている。

足元では1時間足中期HMA付近で一時的に反発する値動きとなっているものの、4時間足長期HMAを上抜けできておらず、4時間足レベルでは下降トレンド中の押し目と判断できるチャート配置だ。今後、1時間足長期HMAを上抜けできないまま再度下落に転じ、1時間足中期HMAを明確に下抜けする場合、短・中期目線では下落が加速しやすく、日足中期HMA付近である84,500ドルから85,000ドル付近までの下落が想定される。

長期的には、この下落が進行した際に日足中期HMAを下抜けするかどうかが重要な分岐点となる。日足中期HMAを明確に下抜けした場合、長期的にも下降トレンドが再開した可能性が高まり、次の目標として80,650ドル付近が視野に入る。一方で、日足中期HMAで下げ止まる場合は、短中期的な下落圧が一旦弱まる展開も考えられる。ただし、その場合でも日足レベルでは下降トレンドの押し目形成が継続している段階に過ぎず、次の下落に向けた準備局面として相場を捉える必要があるだろう。

イーサリアム(ETH)チャート分析

イーサリアム(ETH)-日足チャート分析-2025年12月17日
イーサリアム日足チャート 2025年12月17日
イーサリアム(ETH)-4時間足チャート分析-2025年12月17日
イーサリアム4時間足チャート 2025年12月17日
イーサリアム(ETH)-1時間足チャート分析-2025年12月17日
イーサリアム1時間足チャート 2025年12月17日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ショート(短・中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足長期HMAを上抜けせずに1時間足中期HMAを明確に下抜け
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 日足中期HMA付近(2,850ドル付近)
  • 損切り目安:
    • 1時間足中期HMA直上

イーサリアム(ETH)は現在、2,940ドル付近を推移している。昨日は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近まで下落した後、下落圧が一旦後退し、足元では短期的に横ばい基調の値動きとなっている。

だが、日足ではMACDがマイナス圏に入り、日足レベルでの下落圧が意識される状態だ。さらに、4時間足では下降トレンド中の押し目形成段階と判断できるチャート配置となっており、戻り局面でも上値の重さが残っている。これらの状況から今後、1時間足長期HMAを上抜けできないまま反落し、1時間足中期HMAを明確に下抜けした場合、短・中期目線では下落が再開しやすく、日足中期HMA付近である2,850ドル付近までの下落が想定される。

長期的には、この下落が進行した際に日足中期HMAを下抜けするかどうかが重要な分岐点となる。日足中期HMAを下抜けした場合、日足レベルで下降トレンドが再開した可能性が高まり、次の下値目標として2,620ドル付近、さらに日足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である2,500ドル付近までの下落が視野に入る。一方で、日足中期HMAで下げ止まる場合は短中期的な下落リスクは一旦低下するものの、日足レベルでは下降トレンドの押し目形成段階が継続していると判断できるため、引き続き売り目線で次の戦略を準備する局面といえるだろう。

スイ(SUI)チャート分析

スイ(SUI)-日足チャート分析-2025年12月17日
スイ日足チャート 2025年12月17日
スイ(SUI)-4時間足チャート分析-2025年12月17日
スイ4時間足チャート 2025年12月17日
スイ(SUI)-1時間足チャート分析-2025年12月17日
スイ1時間足チャート 2025年12月17日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ショート(短・中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足長期HMAを上抜けせずに4時間足長期HMAと1時間足中期HMAを下抜け
    • 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 日足中期HMA付近(1.31ドル付近)
  • 損切り目安:
    • エントリー時点での直近高値

スイ(SUI)は現在、1.48ドル付近を推移している。昨日は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドを突き抜ける強い下落となり、4時間足長期HMAを下抜けた。その後、ボリンジャーバンドを突き抜けた反動から上昇に転じたものの、1.53ドル付近で上昇を抑えられ、足元では4時間足長期HMAおよび1時間足中期HMA直上まで下落している。

上昇を止められた1.53ドル付近は、これまで下落を止めていたサポートラインであり、現状の値動きはレジサポ転換と捉えることができる。また、1時間足長期HMAを上抜けできないまま下落へ転じている点から、現在は4時間足レベルでの押し目形成局面と判断できる。このため今後、1時間足長期HMAを上抜けせずに、4時間足長期HMAおよび1時間足中期HMAを下抜けし、さらに1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合、下落が再開される可能性が高い。その場合の下値目安は、日足中期HMA付近である1.31ドル付近を想定する。

長期的には、この下落が進行した際に日足中期HMAを下抜けするかが重要な分岐点となる。日足中期HMAを明確に下抜けた場合、日足レベルで下降トレンドが再開した可能性が高まり、日足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である1.0ドル付近までの下落が視野に入るだろう。一方で、日足中期HMAで下げ止まる場合は、短・中期的な下落圧が一旦弱まる可能性がある。ただし、日足長期HMAを上抜けしない限り、長期的な下落圧は残ると判断できるため、引き続き売り目線で相場を判断する必要がある。

関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:リップル、長期下降トレンド再開か──1.8ドル割れで1.6ドルが視野に入る【仮想通貨チャート分析】XRP、BTC、ETH、BONK

チャート設定(使用インジケーター一覧)
  • ハル移動平均線
    • 20EMA:ピンク(短期HMA)
    • 80EMA:水色(中期HMA)
    • 320EMA:緑(長期HMA)
  • ボリンジャーバンド
    • 1時間足:期間200、偏差2.5
    • 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
  • 一目均衡表(雲のみ表示)
    • 転換線:9
    • 基準線:26
    • 先行スパン:52
  • ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
    • 短期EMA:9
    • 長期EMA:17
    • シグナル:7

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