- リップル(XRP):複合抵抗帯突破で3.1ドルへ、3.185ドル超えが次局面鍵
- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMA上抜けで130,000ドルを試す展開
- イーサリアム(ETH):短期HMA上抜けなら4,890ドル目標の上昇継続
- バイナンスコイン(BNB):1,240ドル突破すれば1,300ドル接近も反落警戒
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMA、1時間足長期HMA、日足一目均衡表雲上端を価格が上抜け
- 1時間足レベルでレジサポ転換、もしくは上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(3.1ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、2.98ドル付近で推移している。現状、1時間足長期HMAと日足短期HMAの間に価格が位置しており、明確な方向感が出ていない。4時間足・日足MACDともに強いトレンドシグナルを示しておらず、短期的にはレンジ相場を形成していると判断できる。
ただし、日足短期HMAおよび4時間足一目均衡表の雲下限付近がサポートとして機能しており、価格がこの支持帯の上で推移する限り、相場には上昇への勢いが残っていると考えられる。今後、日足長期HMA・1時間足長期HMA・日足一目均衡表雲上端といった複合抵抗帯を明確に上抜けた場合、買い圧が一気に強まる展開が想定される。その際、1時間足レベルでレジサポ転換または上昇のダウ理論が成立すれば、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(3.1ドル前後)まで上昇する可能性が高い。
さらに、4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションを開始すれば、相場に勢いが加わり、中期的には3.185ドル付近までの上昇も視野に入る。一方で、長期的には3.185ドル付近に日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置しており、ここが強いレジスタンスとして意識される可能性がある。そのため、一時的な上値停滞も想定される局面である。しかし、日足一目均衡表雲を明確に上抜けた状態を維持し、日足レベルで上昇トレンドの準備が整えば、最終的には3.4ドル付近までの上昇を目指す展開が現実的になるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを下回らない状態で1時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(130,000ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、124,650ドル付近を推移している。昨日は短期的な上昇の流れから前日の史上最高値を更新し、126,000ドルを突破した。しかし、1時間足長期HMAを上抜けした後はその水準を維持できず、現在は調整局面に入っている。
現状では4時間足MACDの上昇圧がやや鈍化しており、短期的には買いの勢いが落ち着きつつある。一方で、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドの上方を維持しており、相場全体としては依然として過熱感が強く、強いトレンドが継続していると見られる。そのため、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを下回らない状態で1時間足長期HMAを上抜けし、かつ1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立した場合には、130,000ドル付近までの上昇が視野に入るだろう。
ただし、過熱感の裏では買われすぎの兆候も見られるため、上値追いの場面では反落リスクを意識する必要がある。日足ボリンジャーバンドを明確に下抜けした場合、4時間足長期HMA付近までの調整や横ばい推移に転じる可能性がある。したがって、ロングを検討する際は反落リスクを十分に考慮し、エントリー時点の直近安値を基準に損切りラインを明確化しておくことが望ましい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを下回らない状態で1時間足短期HMAを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドもしくは4,890ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直下、もしくはエントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、4,685ドル付近を推移している。昨日夜に大きく上昇し、1時間足長期HMAを明確に上抜けたことで上昇トレンドが再開した。その後は短期的な押し目を形成しながら、1時間足レベルで堅調な推移を見せている。
現状、価格上部には明確な抵抗帯となる移動平均線や一目均衡表の雲が存在せず、上値余地は比較的広い。さらに4時間足・日足のMACDはいずれも上昇基調を示しており、テクニカル的には買い優勢の流れが続いていると判断できる。このため、1時間足長期HMAを下回らない状態で短期HMAを上抜けた場合、上昇の勢いが再び強まり、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドもしくは4,890ドル付近まで上昇する可能性が高い。
一方で、長期的にはまだ日足レベルで明確な上昇トレンドが確立しておらず、さらなる上昇のためには日足レベルでの押し目形成が必要となると見られる。ただし、日足一目均衡表雲の上で推移している限り、相場の過熱感は維持されており、買いの勢いが続く局面であると判断できる。したがって、短期ではロングを狙いつつも、日足レベルでのトレンド整備を見極める段階にあると考えられる。
バイナンスコイン(BNB)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1,240ドル(直近高値)を上抜け
- 1時間足以下で上昇のダウ理論 、もしくはレジサポ転換が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(1,280ドルから1,300ドル)
- 1時間足短期HMAを下抜けした場合は早期利確を検討
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
バイナンスコイン(BNB)は現在、1,225ドル付近で推移している。昨日は4時間足レベルでの押し目形成後に上昇を再開し、史上最高値を更新して1,240ドル付近まで上昇した。現状では、1時間足レベルでの押し目からの再上昇過程とみられるが、やや深めに戻している点から、直近高値付近での反発の可能性も考えられる。
したがって、短期的には1,240ドル(直近高値)を明確に上抜けし、1時間足以下で上昇のダウ理論またはレジサポ転換が確認されたポイントでのロングエントリーが有効と考えられる。上値目標は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近の1,280〜1,300ドルが妥当であり、1時間足短期HMAを下抜けした際は早期利確も検討したい。
一方で、現状のBNBは4時間足レベルで上昇第5波に位置していると推定され、高値圏での動きに入っている可能性がある。さらに、4時間足MACDは前回高値時よりも上昇率が低下しており、買い圧の減少を示唆している。このことから、上昇余地はあるものの伸び切らずに失速するリスクも高く、ブレイク確認後であっても慎重なエントリーと明確なリスク管理が求められる。
日足レベルでは上昇トレンドを維持しているものの、過熱感も高まっており、短期トレードでは深追いを避け、日足レベルでの押し目形成を待つ戦略も選択肢となるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7