VanEck・Bitwiseなどが申請書類を更新、承認への期待高まる
「VanEck(ヴァンエック)」や「Bitwise(ビットワイズ)」など7つの資産運用会社が7月31日、ソラナ(SOL)現物ETF(上場投資信託)の修正版S-1登録届出書を、米証券取引委員会(SEC)に一斉に提出した。
7月31日に修正版のS-1登録届出書を提出したことが確認された企業と、そのETFの名称は以下の通りである。
申請企業 | ETF名称 |
---|---|
VanEck(ヴァンエック) | VanEck Solana Trust |
Canary Capital(カナリー・キャピタル) | Canary Marinade Solana ETF |
CoinShares(コインシェアーズ) | CoinShares Solana Staking ETF |
Bitwise(ビットワイズ) | Bitwise Solana ETF |
Grayscale(グレースケール) | Grayscale Solana Trust(転換) |
Franklin Templeton(フランクリン・テンプルトン) | Franklin Solana Trust |
Fidelity(フィデリティ) | Fidelity Solana Fund |
今回の修正版の提出は、SECが10月10日に予定している最終判断期限を見据えつつも、早期の承認を視野に入れた動きと見られている。
暗号資産(仮想通貨)メディア「CoinDesk(コインデスク)」が7月8日に報じたところによれば、SECはソラナ現物ETFの発行を目指す企業に対し、7月末までにS-1申請書類を修正・再提出するよう非公式に促していたという。
提出された修正版S-1の内容について、「Bloomberg(ブルームバーグ)」のETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、「大きな違いは見つけられなかった」とXに投稿。それに対し、資産運用会社「NovaDius Wealth(ノヴァディウス・ウェルス)」の代表で、人気ポッドキャスト番組「ETF Prime(ETFプライム)」のホストでもあるネイト・ジェラシ氏は、「SECと発行企業の対話によって、目論見書の文言が洗練されているのは明らかだ」とコメントした。
今回、複数の企業が足並みを揃えて修正版S-1を提出したことで、ビットコインやイーサリアムの現物ETFが同時に承認された際と同様の展開になるとの期待が市場で高まっている。ソラナ現物ETFの誕生は、SOL現物市場に大きな影響を及ぼす可能性が高いと見られているため、今後の進展に期待しよう。
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