5月、ニューヨークで大規模イベントを開催
レイヤー1ブロックチェーン「Solana(ソラナ)」は16日、公式Xで誕生から5周年を祝う投稿を行い、これまでの同チェーンでの実績を共有した。投稿によると、ソラナチェーン上ではこれまでに4,080億件以上の取引が処理され、ネットワークの安全性を支えるバリデータの数は1,300を突破。さらに、総取引高は9,870億ドルに達し、過去5年間で大きな成長を遂げたことが明らかになった。
ソラナは、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題の解消を目的に開発されたブロックチェーンである。主にDeFi(分散型金融)を中心に、DEX(分散型取引所)やレンディングプラットフォームなど、多様なDApps(分散型アプリ)の基盤として活用されてきた。今回発表された実績は、ソラナが暗号資産(仮想通貨)業界において、信頼性の高いブロックチェーンとして確立されたことを示している。
公式Xでソラナは、「今のソラナを作り上げた世界中の創業者や開発者、そしてnCMO(non-Chief Marketing Officer、コミュニティメンバー)の皆様に感謝します」とコメント。さらに「私たちはまだ始まったばかり」と述べ、今後の継続的な成長に対する強い意志を表明した。
「Solana Accelerate 2025」を5月に開催予定
ソラナは今回の投稿に続けて、2025年5月にニューヨークで開催予定の「Solana Accelerate 2025(ソラナアクセラレート2025)」の告知を行った。これは19日から5日間にわたり開催される大規模なイベントとなっており、主に米国のブロックチェーン技術やWeb3領域における最先端のプロダクトに焦点を当てたものとなる。
19日から20日にかけて開催される「Scale or Die」では、開発者やバリデータを対象として、ソラナの技術的な発展を目的とした応募制のワークショップが開催される予定だ。また22日から23日には、一般参加が可能な「Ship or Die」を開催予定。このカンファレンスでは、Web3やブロックチェーン業界における米国の革新的なプロジェクトや技術の歴史、現在の発展、そして今後の展望が紹介される。
なお、「Scale or Die」は200ドル、「Ship or Die」は400ドルという参加費が設定されている。ただし、3月31日までの期間限定で、チケット購入1枚につき、同伴者1名分のチケットが無料で提供されるとのことだ。
ソラナは5年間で大きな成長を遂げ、Web3の多種多様な分野における基盤として確固たる地位を築いてきた。今回の発表や今後開催される大規模なイベントからも、その成長の勢いがさらに加速していくことが期待されている。
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