仮想通貨チャート分析
ソラナ(SOL):長い下落相場に終止符か、4時間足平行チャネルブレイク後も好調
ソラナは、昨日6日の相場で前日比2.25%上昇した。現在価格は218ドル付近を推移している。
相場は昨年11月下旬に史上最高値更新後から続いていた長い調整相場に、終止符を打とうとしている。月足三角持ち合い(白)まで調整を深掘りしたが、その後反発を見せ、直近では上昇トレンドを形成している。
現在ローソク足は、220ドル付近の抵抗線を試している状況だ。昨日の取引では、一時最高で223ドルをつけ上抜けたが、押し戻されて上ヒゲになった。もし今後220ドルの水平線を明確に上抜けた場合、ボリンジャーバンドの+2σ上をバンドウォークするように上昇していくと予想される。
4時間足では、パーフェクトオーダーが出現している。4時間レベルの上昇平行チャネル(赤)をブレイクした後、平行チャネルの上限線がレジスタンスからサポートに切り替わった。現在は、ブレイクワンタッチのような形を形成している。移動平均線の位置関係も良好で、密集から拡散に向けて動き出そうとしていることからも、上昇していきやすい環境であると推測される。
220ドルは過去にも支持線や抵抗線として機能していることが確認できる。220ドルの抵抗線をブレイクした場合、日足以上の上位足では史上最高値まで目立ったテクニカルポイントが確認できず、損切りを巻き込んで大きく上昇する可能性があると推測される。
ビットコイン(BTC): 10万ドル再突破成功、今後の値動きに期待感増す
ビットコイン価格は昨日の相場で前日比3.93%上昇し、昨年12月19日ぶりに100,000ドル台を回復した。最高値では102,486.31ドルを記録した。現在価格は102,000ドル付近を推移している。
現在ローソク足は、下降平行チャネル(赤)の上限値を試している。昨日の日足ローソク足は、平行チャネルを僅かに上抜けて確定したが、明確な上抜けは依然として達成されていないと捉えられる。もし今後の値動きで明確にブレイクすることができれば、今後の相場で史上最高値付近まで上昇していく公算が大きくなるだろう。
RSIは12月下旬ごろに40付近まで下落したが、現在は60付近を推移している。MACDは陽転し、上昇を示唆していることが確認できる。
4時間足では、ゴールデンクロスが出現した。直近の細かい値動きを確認すると、一度98,000ドル付近の抵抗線で横ばいが形成された後、強い上昇が発生し、100,000ドルを一気に突破したことが分かる。100,000ドルは心理的節目でもあり、過去の相場でも非常に強く意識されているテクニカルポイントであった。そのため、ショートスクイーズ(ショートポジションの損切りを巻き込んで勢いよく上昇すること。)が起こった可能性が高いと推測される。
今後の相場では、まず104,000ドル付近が意識されやすいポイントになることが予想される。104,000ドル付近は、昨年12月5日に記録された高値で、現在の史上最高値を更新する前の高値として支持線や抵抗線として機能した経験がある。そのすぐ上には、日足上昇平行チャネルの下限線を延長したがライン(緑)があり、過去のトレンドラインはその後の相場でもレジスタンスやサポートとして機能する可能性が高い。弱気派が売り圧力を強めたい場合、一度104,000ドル付近でもみ合いが発生する可能性があると推測される。
イーサリアム(ETH):4時間足でゴールデンクロス出現、4000ドルに向かって上昇中
イーサリアムは、昨日の相場で前日比1.42%上昇した。現在価格は3690ドル付近を推移している。
昨日の値動きで、月足三角持ち合いの上限線(白)を一時上抜けたが、抵抗されて上ヒゲになった。しかし、直近の値動きでは、3530ドル付近の抵抗線を上抜けた後も、安値の切り上げや高値の切り上げが続いており、相場は楽観的であると言えそうだ。まず目先の目標としては、月足三角持ち合いの明確なブレイクになりそうだ。ブレイクに成功すれば、4000ドルの節目価格の再到達が目前になると予想される。
4時間足では、短期移動平均線がわずかに長期移動平均線を上抜け、ゴールデンクロスが出現している。先週3日金曜日に4時間足レベルの三角持ち合い(赤)の明確なブレイクに成功し、その後も上昇の勢いを維持している。また、1時間足レベルの短期足でも上昇平行チャネル(水色)を形成していることが確認できる。このまま平行チャネル内を順調に推移した場合、今週中にも月足三角持ち合いを明確に上抜ける可能性が高いと推測される。
シンボル(XYM):引き続き弱気三角持ち合いを形成中
シンボルは、昨日の相場で0.53%上昇した。現在価格は0.0187ドル付近を推移している。
日足では、引き続きディセンディングトライアングルを形成している。高値の切り下げが続いており、上値が重い相場であることが認識できる。
4時間足では、0.019ドル水平線がレジスタンスとして機能し、ディセンドイングトライアングルの上抜けを厳しくしている。直近相場ではボラティリティの低い相場が展開されており、0.017ドルから0.019ドルまでの狭いレンジを形成しているようにも捉えられる。しばらくは横ばいの相場が続きやすいことが予想され、目先の目標としては0.017ドル以上の価格を維持することになりそうだ。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:ビットコイン、10万ドル目前 強気派の勢い取り戻せるか【仮想通貨チャート分析】
使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
- ボリンジャーバンド
- 30SMA
- 20SMA
使用オシレーター
- MACD、RSI、出来高