- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMA反発で上昇再開、日足中期HMAが目標
- イーサリアム(ETH):1時間足長期HMA反発で再び日足中期HMAを試す展開か
- リップル(XRP):1時間足長期HMAを下抜ければ4時間足長期HMAまで下落の可能性
- ソラナ(SOL):押し目形成後、日足中期HMAを試す流れ
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを起点に上昇に転ずるポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直下
ビットコイン(BTC)は現在、109,700ドル付近を推移している。4時間足チャートでは長期HMA付近で押し目を形成し、その後反発する動きを見せたものの、1時間足中期HMAがレジスタンスとして意識されているような形で上昇が抑えられている。
MACDを確認すると、4時間足および日足ベースでは上昇圧が残っており、トレンドの継続が示唆されている。一方で、1時間足では勢いがやや鈍化しており、短期的な調整の動きが入りやすい状況である。特に、1時間足長期HMA(4時間足中期HMA)からの乖離が気になる位置にあるため、この水準への接近が意識されやすい。
現状では、1時間足長期HMAでの反発が確認できれば、そこを起点としたロングエントリーが有効と考えられる。利確の目安としては、日足中期HMA付近(110,000ドル台後半)が一つのターゲットとなろう。
なお、中長期的に見ると、日足中期HMAを上抜けして価格が定着するようであれば、上昇トレンドの勢いがさらに強まり、次の節目となる112,000ドルで一度上昇の勢いが鈍る可能性がある。そのラインを明確に上抜けた場合、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置する116,000ドル付近までの値動きも視野に入る局面となるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 時間足長期HMAを下回らない状態で1時間足長期HMAで反発し上昇が確認できたポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直下
イーサリアム(ETH)は現在、2,790ドル付近で推移している。前日の夜間、4時間足長期HMAを明確に突破し、強い上昇を見せた後、現在は日足中期HMAに到達し、一時的に日足長期HMAを上抜けする場面も確認された。
この値動きにより、日足チャートで確認できるレンジ上限をブレイクした形となり、4時間足および日足のMACDからも中長期的な上昇圧が依然として継続していることが示唆されている。一方、1時間足MACDではダイバージェンスが発生しており、短期的には上昇の勢いが鈍化して押し目を形成する可能性がある。
このため、今後の値動きとしては、4時間足長期HMAを下回らず、なおかつ1時間足長期HMAでの反発が確認されれば、そこでの押し目形成を起点に再び上昇へ転じ、日足中期HMA付近までの戻りが期待できる局面といえる。
今後、2,730〜2,850ドル帯を明確に上抜けし、価格がその水準で定着するようであれば、さらなる上昇トレンドの加速が期待できる。特に2,850ドルを突破した場合、心理的節目となる3,000ドル超えも現実味を帯びてくる展開となるだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直下
リップル(XRP)は現在、2.30ドル付近で推移している。直近の値動きでは、日足中期HMAをレジスタンスとするように高止まりが続いており、上値の重さが意識される展開となっている。
4時間足のMACDを見る限りでは、上昇の勢いが鈍化している様子が見られ、短期的には調整の値動きに移行する可能性が高まっている。現状では1時間足長期HMAを割り込むような値動きがあれば、下落方向への転換シグナルとなり、4時間足長期HMA付近(2.22ドル前後)までの下落が想定される。
ただし、今回のショートエントリーは推奨しづらい状況である。というのも、中長期的には日足中期HMAや4時間足長期HMAといった主要な移動平均線が密集する価格帯に位置しており、いずれかを明確に突破しない限り方向感が乏しい。加えて、日足一目均衡表雲の中に価格があり、値動きが不安定になりやすい局面である点も注意が必要である。
今後の注目ポイントとしては、日足中期HMA(2.36ドル)を明確に上抜けし、さらに一目均衡表雲上端を超えて価格が定着するようであれば、本格的な上昇トレンドへと移行する可能性が出てくる。一方で、2.22ドルのサポートを割り込むと、次の下値めどとして2.10ドル付近までの調整も視野に入るだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 押し目形成後、1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、165ドル付近で推移している。本日早朝には、4時間足長期HMAを上抜けする強い動きが見られ、その後は短期的な高値圏での値動きとなっている。
4時間足のボリンジャーバンドは現在エクスパンションの兆候を示しており、市場のボラティリティが増加し始めている。これにより、現状価格からのさらなる上昇、もしくは1時間足中期HMAを一時的に下抜けた後の反発による再上昇が見込まれる展開といえる。エントリーを検討するのであれば、押し目形成後に1時間足中期HMAを明確に上抜けたタイミングが有効である。
ただし注意すべきは、現在の価格帯が日足一目均衡表雲の内部に位置しており、相場が不安定になりやすい状況である点である。日足雲上端および日足中期HMA付近で上値が抑えられる可能性もあるため、追随エントリーには慎重な判断が求められる。
なお、4時間足および日足のMACDはともに上昇傾向を示しており、上昇トレンドが本格化する余地は十分にある。今後、日足長期HMAを明確に上抜けし、価格が定着するようであれば、179ドル付近までの上昇を視野に入れる局面へと移行するだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7