Apple社、2024年までにiOSデバイス(iPhoneおよびiPad)でApp Store外部からのアプリインストールを実装予定
Apple社は、App Store外部からのアプリインストールを許可する予定だ。12月14日(日本時間)、米ニュースメディア「Bloomberg」の報道により明らかとなった。
New story: Apple is preparing to allow alternative app stores and side-loading on iOS — along with a slew of other changes to make the iPhone more open — in response to new European Union requirements arriving in 2024.
Mark Gurman氏ツイッター
新説: Appleは代替のアプリストアとiOSでのサイドローディングを許可する準備中だ。iPhoneをよりオープンにする多くの仕様変更の一環である。これは2024年にやってくる、新たなEUの要求に応えたものだ。
米仮想通貨メディア「Decrypt」は、「App Storeエコシステムを開放すれば、開発者はNFTを中心にアプリケーションを構築しやすくなり、iOSデバイスを介した仮想通貨の決済機能が広がり得る」と予測している。
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Apple社はこれまで、App Storeにおけるアプリ内購入手数料として30%を徴収してきた。NFTの購入についても一律30%の「Apple税」が適用され、批判の声が高まっていた。
OpenSea(オープンシー)などのNFTマーケットに関し、現状、iOSアプリ版では閲覧のみ可能で、NFTの売買はできない。
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情報筋がBloombergに明かしたところによると、Appleは2024年までに、App Store以外の外部ソースからのアプリケーションをiOSデバイス(iPhoneおよびiPad)にインストールできるよう仕様変更することを計画している。
この仕様変更は、テック企業を規制するEUのデジタル市場法(DMA)の発効を受けたものである。同法はテック企業に対し、自社プラットフォームをオープンで相互運用可能なものに変更するよう求めている。
App Storeの仕様変更は、はじめEU圏内で開始され、その後は世界各地のデジタル市場規制法の公布・施行状況に応じて、他地域でも展開される予定となっている。
Apple社はiPhoneおよびiPad専用OS「iOS17」で、App Store外部からのアプリインストール機能実装を目指していると伝えられている。「iOS17」リリースは2023年秋の予定だ。
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