米国財務省短期証券に裏付けられた新たなステーブルコインが誕生
ソラナブロックチェーン上のリステーキングプラットフォーム「Solayer(ソレイヤー)」は29日、ソラナ初となる現実資産(RWA)に裏付けられた分散型ステーブルコイン「sUSD(Solayer USD)」を発表した。
ソレイヤーは、ソラナブロックチェーンを基盤としたリステーキングプラットフォームだ。リステーキングとは一度ステーキングした暗号資産(仮想通貨)を再度ステーキングできる仕組みを指す。ソレイヤーでは、SOLをはじめとした仮想通貨をリステーキングすることで、複数のネットワーク保護に貢献しながら追加報酬を受け取ることができる。
今回発行されたsUSDは、従来の法定通貨に紐付けられるコインとは異なり、米国財務省が発行する短期証券(T-Bill)によって価格が裏付けされている。将来的には、sUSDの裏付け資産として石油や金といった低リスク資産の導入も視野に入れ、長期的な価値安定性を重視する方針を掲げている。
sUSDの発行メカニズムは、ユーザーがプロトコルにUSDCを預け入れ、そのUSDCが短期証券をデジタル化した「Wrapped T-Bill」に変換され、その資産価値に応じてsUSDが発行されるといった仕組みだ。ユーザーに配分されたsUSDはUSDCと1:1でペッグ(連動)され、価値は常に1ドルに固定される設計となる。
さらに、sUSDはソラナ上でトークン機能を拡張するための「Token-2022 Program」を採用しており、ユーザーには年間4〜5%利回りが提供可能とのことだ。ソレイヤーチームによると、わずか5ドルの資金からsUSDを取得し、その利回りの一部を享受できるという。
現実資産型ステーブルコインの登場は、今後のステーブルコイン市場における新たな選択肢として注目される可能性がある。今後、ソレイヤーを通じて、誰もが小口資金から安定した利回りを得られるようになり、ソラナブロックチェーン上での資産活用の多様化が加速していくことに期待したい。
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情報ソース:ソレイヤー公式X / ソレイヤー公式ブログ