ビットコイン(
BTC)は10月、月次リターンが−7.32%となり、10月としては2025年に続く2年連続のマイナスで終えた。コイングラスのデータによると、10月末の終値は約7万7,434ドル。過去には上昇が多かった10月だが、今年は月末の下げが響いた形だ。

10月は2年連続下落、月末に下げ加速
今年の10月は前年の−3.95%より下落幅が大きく、2014年の−12.57%以来の低いリターンとなった。2013年以降の10月でマイナスだったのは、2014年、2018年、2025年、2026年の4回。2年連続の下落は、この期間で初めてだ。
また、10月の中央値は+10.92%で、今年の結果はこれを18.24ポイント下回っている。JinaCoinは10月初めの記事で2013〜2025年の13回中10回、10月に上昇したとしていたが、今回はその過去の傾向と異なる結果になった。
下落の中心は月末にある。コイングラスのBTC/USDの日次終値で、9月末から28日までと月末3日間を比べると、次の通りだ。
| 比較区間(UTC) | 始点の終値 | 終点の終値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 9月30日→10月28日 | 約8万3,553ドル | 約8万1,267ドル | −2.74% |
| 10月28日→29日 | 約8万1,267.ドル | 約7万7,775ドル | −4.30% |
| 10月28日→31日 | 約8万1,267ドル | 約7万7,434ドル | −4.72% |
10月28日までの約4週間は2.74%の下落だったのに対し、月末3日間だけで4.72%下げた。29日の値下がり額は、28日から31日までの下げ幅の約9割を占める。月間のマイナスは、月末の急な下げによって拡大した形だ。
月末3日間の下げの大半が生じた29日には、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスで大規模な資金流出が発生した。同社は日本時間30日にホットウォレットが侵害され、約63億ドル(約9,941億円)相当の資産を失ったと発表。損失を自社で負担すると表明し、出金の一時停止に至った。
その後、バイナンスは1日に第1段階の対象とした15のネットワーク・資産すべてで出金を段階的に再開した。再開から約9時間半の純流出は約36.4億ドル(約5,743億円)で、同社の預かり資産の2.1%にあたる。
11月初めも8万ドルを下回って価格推移
11月に入っても、ビットコインは8万ドルを下回る状況が続く。執筆現在の価格は約7万8,008ドル。7万6,000ドル付近で一旦買い戻されているものの、直近の下落基調を崩す勢いは見られない。

なお、執筆時点の11月月次リターンは+1.52%となっている。10月末の下落後、11月は小幅なプラスで始まったものの、2026年の年間リターンは−10.17%とマイナス圏にある。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.8円)
