暗号資産デリバティブ取引所BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は13日、週末の原油市場の動向について言及し、分散型取引所(DEX)のハイパーリキッドが価格発見機能において重要な役割を果たしていると指摘した。同氏のX(旧Twitter)での発言によると、週末の取引データが週明けのアジア市場における厳しい展開を示唆しているという。
原油価格の高騰と伝統的金融市場への影響
ヘイズ氏の指摘の背景には、WTI原油価格が1バレルあたり100ドルを突破したことや、S&P500(SPX)が2%下落したことなど、マクロ経済の大きな変動がある。同氏は「TradFi(伝統的金融)、尻にしがみついておけ!」と表現し、既存の金融市場に対して強い警戒感を促している。
この発言は、週末に伝統的な金融市場が閉まっている間でも、ハイパーリキッドのようなオンチェーンの無期限先物市場が24時間365日稼働し、原油などの現実資産(RWA)の価格発見において先行指標として機能している現状を浮き彫りにしている。中東情勢の緊迫化などを背景に原油価格が急騰する中、暗号資産市場と伝統的金融市場の連動性が高まっていることがうかがえる。
また、ヘイズ氏は以前からハイパーリキッドのネイティブトークンであるHYPE
HYPEに対して強気な姿勢を示しており、2026年8月までに150ドルへ到達するという予測を掲げている。同氏はHYPEの買い増しを継続する意向を表明しており、ハイパーリキッドのエコシステム拡大に強い期待を寄せている。なお、4月13日現在、ビットコイン(BTC)は約7万1,100ドル、イーサリアム(ETH)は約2,200ドルで推移する中、HYPEは約41.5ドルをつけており、市場全体が不安定な中でも堅調な動きを見せている。
週末のオンチェーン取引データが週明けの伝統的金融市場の動向を先行して示す事例が増えており、DEXが果たす役割は今後さらに拡大していくと考えられる。マクロ経済の不確実性が高まる中、暗号資産市場と現実資産市場の融合がどのように進展していくか、引き続き注視が必要である。
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