米暗号資産運用会社グレースケールは21日、「Grayscale HYPE ETF」の登録届出書を米証券取引委員会(SEC)に提出したと公表した。ハイパーリキッドのネイティブトークンHYPEを対象とするETFの商品化に向け、同社が正式な手続きに入ったことが明らかになった。
ハイパーリキッド関連商品として申請
今回の発表は、グレースケールがHYPE
HYPEを投資商品として具体化する動きとして注目される。グレースケールは2025年10月時点の公式資料「Assets Under Consideration」で、HYPEを金融分野の検討対象資産に挙げていた。今回のETF申請は、その後に実際の商品組成へ進んだ動きとみられる。
ハイパーリキッド(Hyperliquid)は、独自のレイヤー1ブロックチェーン上で無期限先物と現物の注文板取引を提供する分散型取引所(DEX)である。中核機能の「HyperCore」では、パーペチュアル先物と現物オーダーブックを完全オンチェーンで処理する。加えて、ビルダーが独自の無期限先物市場や現物市場を開設できる仕組み「HIP-3」も、同プロジェクトの特徴の一つとして整理されている。
足元では、ハイパーリキッドを巡る材料も続いている。3月18日、Trade.xyzに付与されたS&P500ライセンスを受け、ハイパーリキッド上で公式ライセンス付きS&P500無期限先物が開始されるほか、3月10日には原油連動型無期限先物の24時間取引高が12億ドルを超え、プラットフォーム内で第2位に達した。最近の動向をみても、同プロジェクトへの関心は高まっている。
もっとも、現時点で確認できるのは、グレースケールがHYPE ETFの登録届出書提出を公表したことや、HYPEが同社の検討中資産に含まれていた事実までだ。上場時期や審査の進展など、今後の具体的な手続きはSECの判断に委ねられる。
関連:世界初のS&P500公式オンチェーン無期限先物がハイパーリキッドで解禁
関連:ハイパーリキッドの原油先物、ETHを抜き第2位──中東緊張で取引高12億ドルに急増




