仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):押し目形成後の値動きに警戒

ビットコイン(BTC)は本日早朝から日足で確認できる安値ライン(78,176.15ドル)下抜けに挑戦しているが反発されている状態だ。
現状、日足レベルではボリンジャーバンドロワーバンドに価格が到達しており、4時間足ボリンジャーバンドにも価格が到達していることから、短期的には上昇に転ずると推測する。
しかし、顕著な売り圧の減少サインが見られないため、今後、1時間足長期HMAもしくは日足短期HMAを起点として下落した場合78,176.15ドルを突破し73,656.33ドル付近まで下落する可能性を考慮する必要があるだろう。
イーサリアム(ETH):中長期では1,528ドル付近まで下落の予想

イーサリアム(ETH)は昨日(10日)前回安値である1,992.85ドル付近で反発したが、再度下落に転じ1,992.85ドルのサポートを下抜けし中長期的な下落が開始したチャート配置となっている。
現状、4時間足ボリンジャーバンドを価格が突き抜けており、昨年10月23日の上昇の始点となったライン(1,757.64ドル付近)で下落を止められたと思われる値動きとなっていることから、今後、短期的には反発の値動きとなると推測する。
しかし、日足レベルでは下落余地が十分あるため、中長期では1,528.52ドル付近までの下落を考慮する必要があるだろう。
ソラナ(SOL):下限抵抗帯で支えられるかに注目

ソラナ(SOL)は昨日(10日)4時間足長期HMAを起点に下落し、120.31ドルを下抜けしたが反発、現在は120.31ドル付近を推移している。
120.31ドルから110.44ドルの価格帯は長期的なサポートとなっていると推測でき、日足MACDの下落率も前回より減少していることから、現状価格付近で下落が停滞する可能性が高い。
だが、仮想通貨市場全体の売り圧を受けてさらに下落する可能性は否定できないため、110.44ドルを下抜けした場合は98.45ドル、92.69ドルと段階的に下落する可能性が高いと推測する。
リップル(XRP):長期的なレンジ相場となるかの分岐点

リップル(XRP)は現在1.9545ドル付近のサポートラインと4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが重なる付近で反発の値動きとなっている。
1.9545ドルから1.7633ドルのラインは長期的な下限抵抗帯と推測でき、日足MACDの下落率が前回よりも少ないことから、中短期的な下落勢いは減少すると思われる。
しかし、「弱気相場」は継続しており、仮想通貨市場の売り圧に呼応して下限抵抗帯を突破する可能性は否定できない。そのため、少なくとも日足中期HMAを価格が上抜けするまでは、下落リスクを考慮した戦略を立てる必要があるだろう。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫