ビットコイン、調整相場終わり近いか、10万ドル再突破まもなく【仮想通貨チャート分析】

廣野倭佳菜
22 Min Read

仮想通貨チャート分析

ビットコイン(BTC):調整相場終わり近いか、10万ドル再突破まもなく

ビットコイン(BTCUSD) 日足チャート分析 2025年1月3日
ビットコイン 日足チャート分析 2025年1月3日

昨日2日、ビットコイン価格は前日比2.53%上昇した。3日連続で陽線で確定し、現在価格は97,000ドル付近を推移している。

日足では、現在ローソク足は下降平行チャネル(赤)の半値ラインに到達している。95,000ドル付近は、過去の相場でも意識されていたテクニカルポイントであったが、昨日の取引で明確な上抜けに成功した。次に意識されやすい価格としては、98,000ドル水平線があり、98,000ドルを抜けることに成功した場合は、100,000ドル再突破を試しに行く展開になることが予想される。週明けにトレーダーたちが相場に戻ってくるタイミングで出来高が増えて上昇していきやすくなることが推測される。

しかし、弱気派が売り圧力を強めた場合は、月足上昇平行チャネル(白太線)で抵抗される可能性が高いと推測され、抵抗された場合は週足レベルの長い調整相場になる可能性がある。

ビットコイン(BTCUSD) 4時間足チャート分析 2025年1月3日
ビットコイン 4時間足チャート分析 2025年1月3日

4時間足では、安値を切り上げ、98,000ドル水平線や月足上昇平行チャネルの上限線を試している。ローソク足はボリンジャーバンドの+2シグマと+3シグマ上をバンドウォークするように推移している。移動平均線は、短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けようとしており、さらに中期移動平均線のすぐ上には長期移動平均線が控えている。今後の相場で上昇すればゴールデンクロスを形成する可能性が高いと推測され、上昇シグナルを点灯させるかもしれない

イーサリアム(ETH):短期足でアセンディングトライアングル形成、上昇の期待高まる

イーサリアム(ETH USD) 日足チャート分析 2025年1月3日
イーサリアム 日足チャート分析 2025年1月3日

イーサリアムは、昨日の相場で前日比2.84%上昇した。現在は3450ドル付近を推移している。最高値は3500ドル以上に到達した。

日足では、依然として横ばいを形成している。現在、ローソク足はフィボナッチトレースメントで高値から38.2%戻しの水準に戻ってきた。移動平均線は短期移動平均線が中期の平均線を下抜け、上値が重い相場となっている。RSIはまもなくゴールデンクロスを迎えようとしており、上昇トレンドへの転換を示唆している。

イーサリアム(ETH USD) 4時間足チャート分析 2025年1月3日
イーサリアム 4時間足チャート分析 2025年1月3日

4時間足では、安値の切り上げが起こり、緩やかなアセンディングトライアングル(強気三角持ち合い)を形成していることが確認できる。目先の目標としては、直近高値の3530ドル付近の上抜けになりそうだ。3500ドル付近は過去にも意識されている価格帯で、上抜けた場合は、損切りを巻き込んで一気に上昇する可能性がある。移動平均線は短期、中期、長期の3本とも密集している状態だが、短期移動平均線はわずかに上向きになっている。今後ゴールデンクロスやパーフェクトオーダーが出現する場合は、有効な上昇シグナルとして価格を押し上げることが予想される。今後の相場で、再度月足三角持ち合いのブレイクに挑戦する可能性は十分あると考えられ、4000ドル再突破も遠くないと推測される。

ソラナ(SOL):4時間足で上昇トレンド継続中、まもなくブレイクか

ソラナ(SOL USD) 日足チャート分析 2025年1月3日
ソラナ 日足チャート分析 2025年1月3日

ソラナは、昨日の相場で前日比7.22%上昇した。現在価格は207ドル付近を推移している。一昨日1日水曜日の値動きで上昇平行チャネルの下限値で反発した後、上昇を続け、現在は上限値付近まで到達している。また、日足下降平行チャネルや週足上昇平行チャネルの半値ラインなど、重要なテクニカルポイントが重なる地点を推移しているため、今後の値動きが非常に注目されるポイントになることが予想される。昨日の取引で200ドル以上の価格に再到達し、次のテクニカルターゲットは、過去の相場でも意識されている220ドル付近になりそうだ。

ソラナ(SOL USD) 4時間足チャート分析 2025年1月3日
ソラナ 4時間足チャート分析 2025年1月3日

4時間足では、上昇トレンドが継続している。昨日の取引で4時間足レベルの三角持ち合いを明確に上抜けることに成功した。それにより短期移動平均線は中期移動平均線を上抜けた。週末のトレード戦略としては、複数のテクニカルポイントが重なる地点でどのようなプラスアクションを見せるのかに注目しながら、戦略を練ることになりそうだ。もし週足上昇平行チャネル半値ラインを上抜けることに成功した場合は、一気に220ドル付近まで上昇する可能性が高いと推測される。また移動平均線も密集していることから、今後上昇した場合は拡散に向けて動きを見せていく展開も考えられる。

シンボル(XYM):横ばい相場継続中

シンボル (XYMUSD)日足チャート分析 2025年1月3日
シンボル 日足チャート分析 2025年1月3日

シンボルは、昨日の相場で前日比1.25%上昇した。現在価格は0.018ドル付近を推移している。

日足では、引き続き横ばいの相場を形成している。直近の値動きでは、0.017ドル付近で底固めを行うような相場を形成し、下落トレンドに歯止めをかけようと価格の維持を試みている。週末から来週にかけての相場で上昇した場合は、ダブルボトムが出現し、下落から上昇へトレンド転換を示唆する可能性がある。またMACDやRSIなどのオシレーター類もトレンド転換を示唆しようとしている。MACDは間も無く陽転しようとしていることが確認され、RSIはゴールデンクロスを形成している。

シンボル (XYMUSD)4時間足チャート分析 2025年1月3日
シンボル 4時間足チャート分析 2025年1月3日

4時間足では、現在0.0194ドルの意識されている水平線に向かって上昇を試みている状況だ。12月下旬以降、フィボナッチリプレースメントで78.6%戻しにあたる0.017ドル付近を下限としたレンジを形成しているが、直近相場では安値を切り上げていることが確認できる。そのため、今後、日足直近高値の0.020ドル付近を上回りレンジをブレイクする展開になった場合はさらなる上昇が期待できると推測される。

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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA
    • 20SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高

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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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