仮想通貨チャート分析
ビットゲットトークン(BGB):気になる今後の相場は?価格分析
BGBは、アメリカ大統領選挙から上昇を続け、2023年2月から続く月足レベルの上昇平行チャネルを12月初旬にブレイクした。チャネル上抜け後に価格は急騰する動きを見せ、現在は傾きが急な上昇平行チャネル内を推移している。アメリカ大統領選挙後から12月までの約6週間で224%程度大きく上昇しており、執筆時現在3.56ドル付近で取引されている。
日足では、約2週間にわたって、上昇傾向チャンネルが形成されている。昨日の値動きでは10.64%上昇し、上昇平行チャネルの下限線付近でサポートに成功した。移動平均線は密集から拡散に向けて広がりを見せており、パーフェクトオーダーを形成している。移動平均線とローソク足の乖離幅が拡大してきたため、今後上昇平行チャネルをブレイクダウンするような展開になった場合は、短期的な急落に警戒が必要になりそうだ。
RSI は日足82、週足91、月足90付近を推移しており、テクニカル的には本格的な買われ過ぎ水準に到達している。
ビットコイン:史上最高値再び更新、最高で107,000ドル台
昨日16日、ビットコイン相場は前日比1.56%上昇した。一時最高で107,837.25ドルをつけ、上昇平行チャネルの上限線付近まで到達した。現在は105,700ドル付近で取引が行われている。
日足レベルで押し目を形成したのは、100,000ドルに初めて到達した12月5日と、フラッシュクラッシュが発生した12月9日のみで、ローソク足は約1ヵ月間を通じて上昇平行チャンネルの中を安定的に推移している。今後の値動きの予想としては、年内は、100,000ドル以上の価格を維持すると推測され、年始にトランプ大統領の就任式などがあることから、年明け後は110,000ドルや120,000ドルなどさらに上の相場を目指す展開を繰り広げる可能性がある。
暗号資産決済サービスを提供するStrikeのジャック・マラーズ創設者は、トランプ次期大統領が就任して、すぐにビットコインを購入する大統領令を出す可能性があると述べている。また、トランプ次期大統領は、仮想通貨業界から実現が期待されているビットコイン準備金構想について前向きな意向を示しているなど、2025年も強気相場が継続する可能性が高いと推測される。
4時間足では、月曜日に12月5日記録した史上最高値を上抜け、ブレイクワンタッチのような形状を形成した後、さらに上昇を続けた。今後は調整された場合でも、前回高値104,000ドル付近(12月5日史上最高値)がサポートとして機能し、価格を維持する可能性が高いと推測される。加えて、上昇平行チャネルの半値ライン(平行チャネル中央に点線で表示)もサポートとして機能したことが確認できる。
直近の値動き予想としては、引き続き平行チャネル内を推移する可能性が高いと推測される。強気派がさらに買い圧力を強めた場合は、再度平行チャネルの上限線付近の上抜けを試す展開が予想され、価格は108,000ドル台を目指すと推測される。弱気派が売り圧力を強めた場合は、チャネルの半値ラインや短期移動平均線が重なる103,000ドルから104,000ドル付近でサポートされる可能性が高いと考えられる。
イーサリアム:強力な4000ドルの壁で停滞中、超えられるか
昨日のイーサリアム市場は、前日比0.69%上昇した。一時最高で4107.80ドルまで到達したが、4000ドルの強力なレジスタンスに跳ね返された。ローソク足実体は4000ドルを下回って終値を確定し、3986.24ドルで取引を終えた。
4時間足では、4000ドル付近で強気派と弱気派が拮抗していることが確認できる。過去の相場を見ても、4000ドルは特別な意識ラインとして機能している。12月7日から9日の取引で、4000ドル付近を介してレンジ相場を形成していることから、直近の取引でももみ合いが続きやすいと推測される。長いレンジを抜けた後の相場は、急激の動きが発生することが多いため、今回4000ドルを明確に上抜けた場合はショートスクイーズが発生して一気に上昇しやすい環境になると推測される。ブレイクに成功した場合は平行チャネルの上限線が重なる4450ドル付近を目先の目標として上昇していくと推測される。この4000ドルの強靭な壁を越えれば、史上最高値4868ドルに到達する可能性が非常に高まると予想される。
OKB:長期目線では上昇の余地あり、短期的には調整相場形成中
OKBは、月足レベルの上昇平行チャネルを形成しており、現在も平行線内での推移が続いている。現在価格は53.40付近を推移している。週足では、ローソク足は現在上昇平行チャネルの半値ライン付近でブレイクワンタッチを形成しようとしている状態だ。移動平均線は、アメリカ大統領選挙後から続く上昇トレンドによって短期移動平均線が上向きになり、中期移動平均線を上抜けようとする動きが確認できる。
日足レベルでも現在上昇平行チャネルを形成しているが、短期目線では高値を切り下げ、同時に弱気三角持ち合いを形成していることが確認できる。現在の相場は、上昇平行チャネルの下限線にタッチしていると同時に、三角持ち合いの収束点付近に差し掛かっているため、直近の値動きが今後の相場環境に大きく影響を与える可能性があり、重要な転換点になっていると言えそうだ。
日足RSI は80付近で一度頭打ちになった後、現在は50付近まで下落している。週足と月足RSIは、どちらも現在59付近を示していることから、長期的目線では上昇の余地を残しているが、短期的には一旦調整相場という相場状況であることが推測される。
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使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
- ボリンジャーバンド
- 30SMA
使用オシレーター
- MACD、RSI、出来高