CoinMarketCap、プロジェクト支援企画「CMCローンチ」を開始──第1弾はアスター

JinaCoin編集部
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報酬付きキャンペーンでDEX利用を促進

暗号資産(仮想通貨)データプラットフォーム「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)」は15日、新たなプロジェクト支援プログラム「CMC Launch(CMCローンチ)」を正式に開始した。その第1弾として紹介されたのが、分散型無期限取引所の「Aster(アスター)」だ。

CMCローンチは、コインマーケットキャップが選定した注目プロジェクトをユーザーに紹介し、初期キャンペーンや報酬プログラムへの参加機会を提供する取り組みだ。プロジェクトごとに設定された簡単なタスク(SNSのフォロー、特設ページの訪問など)をこなすことで、ユーザーは報酬を受け取ることができる。月間5,000万人を超えるユーザー基盤を活用した、大規模なプロモーション施策の一環といえる。

この仕組みの狙いは、信頼できるプロジェクトにいち早く注目を集め、立ち上げ初期からユーザーとの接点を築くことにある。今後も新たなプロジェクトが順次紹介されていく予定だ。

第1弾として取り上げられたアスターは、「Astherus(アステラス)」と「APX Finance(APXファイナンス)」の統合によって誕生した。「YZi Labs(ワイジーラボ)」の支援を受け、BNBチェーンおよびArbitrum(アービトラム)で展開されている。ノンカストディアル設計を採用し、初心者にも扱いやすい操作性を備える一方で、最大1001倍のレバレッジ取引にも対応しており、上級トレーダーにとっても十分な機能を持つ。すでに50万人以上のユーザーを抱えているほか、「World Liberty Financial(ワールド・リバティ・ファイナンシャル)」が発行するステーブルコイン「USD1」を担保に使える、初の無期限取引所としても注目されている。

現在進行中のキャンペーン(5月31日まで)では、コインマーケットキャップ上の専用ページでタスクを達成すると、「Rhポイント」が付与される。このポイントは、今後予定されているアスターのトークン生成イベント(TGE)と連動しているとされ、コインマーケットキャップの公式ライブ配信などでもその関連性が語られている。

CMCローンチは、単なるプロジェクト紹介にとどまらず、仮想通貨市場における新たなプロジェクト支援とユーザー参加のモデルを提示する試みでもある。アスターが「初のテストケース」としてどのような成果を上げるかは、今後のCMCローンチ全体の方向性を占ううえでも重要な意味を持つ。

コインマーケットキャップのもつ情報発信力と影響力が、この新たな取り組みにどう活かされていくのか、今後の展開に期待が集まっている。

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