- リップル(XRP):1.82ドル割れで下落加速、1.615ドルが次の焦点
- ビットコイン(BTC):1時間足短期HMA割れで下落再開、85,000ドル意識
- イーサリアム(ETH):1時間足短期HMA下抜けで2,720ドル試す展開
- ドージコイン(DOGE):戻りは中期HMAで抑制、ロワーバンドまで下落余地
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 短期反発後、日足短期HMA付近から下落に転じる
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 1.82ドル付近を明確に下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.615ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、1.83ドル付近を推移している。昨日23時頃には11月消費者物価指数(CPI)発表の影響とみられる上昇が見られたものの、相場の方向性を変えるほどの勢いはなく上昇は全否定され反落した。その後は4時間足レベルで下降トレンドが再開し、現在は1時間足レベルで押し目を作りながら下落している局面だ。
足元では、日足レベルで確認できる安値ラインである1.82ドル付近まで下落しており、同水準には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドも重なっている。そのため、短期的には1.82ドルを一時的に下抜けたとしても、反発を挟む値動きとなる可能性がある。ただし、日足実体ベースではすでに安値の切り下げが確認でき、日足レベルで下降トレンド再開の可能性が高まっている状況だ。
中長期目線では、短期的な反発後に日足短期HMA付近で上値を抑えられ、再び下落に転じるかが重要な分岐点となる。1時間足レベルで下降トレンドが成立した状態で1.82ドルを明確に下抜ける展開となれば、売り圧が一段と強まり、下値の目安として1.615ドル付近までの下落が視野に入る。損切りはエントリー時点での直近高値を基準とし、反発局面での深追いは避けたい。
また、これまでの値動きから日足一目均衡表雲および4時間足一目均衡表雲は上値抵抗帯として機能していると考えられる。これらの抵抗帯を上抜けしない限り、上昇余地は限定的であり、短中期ともにショート戦略を軸に相場を観察する局面と判断する。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを明確に上抜けせずに1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近(85,000ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、86,500ドル付近を推移している。昨日23時ごろには11月消費者物価指数(CPI)発表の影響とみられる急騰が見られたが、相場の方向性を転換させるには至らず、その後は再び下落基調に戻った。現在は1時間足中期HMAを下抜けし、1時間足レベルでは下降トレンド中の押し目形成段階に入っている。
短期的には、1時間足長期HMAを明確に上抜けできないまま、1時間足短期HMAを下抜けする展開となれば、戻りの失速が確認される形となる。この場合、短期目線でのショートエントリーが検討され、下値の目安は日足中期HMA付近の85,000ドル前後を想定する。損切りは1時間足短期HMA直上を基準とし、戻りが強まる局面では無理な追随を避けたい。
中長期的には、仮にこの下落で日足中期HMAを明確に下抜けするかが重要な分岐点となる。下抜けが確定した場合、日足レベルで下降トレンドが成立する可能性が高まり、下落圧は一段と強まる。その場合は、日足で確認できる安値ラインである80,650ドル付近までの下落も視野に入る。
一方で、日足中期HMA付近で下げ止まった場合には短中期の下落圧はやや緩和されると考えられるが、価格上部には日足一目均衡表雲が控えており、上昇余地は限定的だ。日足レベルでは依然として下降トレンドの押し目形成段階にあるため、引き続き売り目線を軸に相場を観察していく局面と判断する。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 現在価格付近から下落し1時間足短期HMAを明確に下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,720ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、2,830ドル付近を推移している。昨日23時ごろには11月消費者物価指数(CPI)発表の影響とみられる上昇が見られたが、1時間足長期HMA付近で反発を抑えられ、その後は下落へ転じた。結果として日足中期HMAを下抜けしており、現在は日足中期HMA付近を起点に、1時間足レベルで下降トレンド中の押し目を形成している状況だ。
短期的には、日足中期HMA割れが確認されたことで日足レベルでも下落圧が意識されやすい局面となっている。4時間足ではすでに下降トレンドが成立しており、短期足も戻り売りが機能しやすい地合いだ。これらの状況から、現在価格付近から下落し、1時間足短期HMAを明確に下抜ける展開となれば、短期目線でのショートエントリーが検討できる。その場合の下値目安は2,720ドル付近を想定し、損切りは1時間足短期HMA直上を基準とする。
中長期的には、現在のチャート配置から下降トレンドが再開した可能性が高いと判断する。今後、日足中期HMAを明確に上抜けない限りは戻りは限定的となりやすく、日足で確認できる安値ラインである2,620ドル付近までの下落が視野に入る展開だ。その後、日足レベルで押し目を形成した場合でも、次の下落局面では2,500ドル付近を意識した戦略を準備しておくべき局面と考える。
ドージコイン(DOGE)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近を起点に押し目を形成し、1時間足短期HMAを下抜けしたポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
ドージコイン(DOGE)は現在、0.125ドル付近を推移している。16日に急落した後、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで一度反発したものの、戻りは1時間足長期HMA付近で抑えられ、その後は再び下落に転じた。日足中期HMAを再度下抜けており、足元では4時間足レベルで下落トレンドが成立し、1時間足でも下落トレンドが継続している状況だ。
短期的には、日足短期HMAと日足中期HMAのデッドクロス自体は成立していないものの、高値の切り下げと安値更新が進んでいることから、日足レベルでも下降トレンドが再開したと判断できる。現在の地合いでは戻りは限定的になりやすく、売り優勢の展開が続いている。
そのため、今後1時間足中期HMA付近を起点に押し目を形成し、1時間足短期HMAを明確に下抜ける場面は、短期目線でのショートエントリーが検討できる局面だ。利確目安は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近とし、損切りは1時間足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値を基準とする。
中長期的に見ても、現状では上値に明確な転換シグナルは見られず、価格上部には日足中期HMAをはじめとした複数の抵抗帯が控えている。一方で、下方向は1.05ドル付近まで目立った抵抗帯が少ない構図となっているため、日足中期HMAを明確に上抜けない限りは、押し目形成からの下落再開を狙う戦略が有効な相場環境が続くと考える。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




