- リップル(XRP):3.4ドルの節目上抜けが鍵、押し目から3.665ドル試しに期待
- ビットコイン(BTC):1時間足短期HMAを押し目に、121,000ドル台を試す展開か
- イーサリアム(ETH):日足短期HMAの攻防、メリハリのない上昇に要注意
- ソラナ(SOL):193ドル台で上昇継続、206ドル突破で上昇トレンド再加速も
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA、及び4時間足HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.665ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、3.25ドル付近を推移している。25日に3.0ドルで反発して以降、ゆっくりとした上昇を継続し、現在は1時間足長期HMAを上抜けした状態にある。日足中期HMAが下支えとして機能しており、現時点では日足レベルでの押し目形成からの上昇局面と判断できる。
しかし、上値には日足短期HMAおよび4時間足HMAが控えており、これらが集まる3.4ドル付近を明確に突破しない限り、上昇再開とは断定しづらい局面といえる。したがって、現状は重要なレジスタンスを試す手前での様子見フェーズといえるだろう。
今後、日足短期HMAおよび4時間足HMAを上抜けし、1時間足レベルで上昇トレンドが明確に確認できた場合、短期的には7月高値である3.665ドル付近までの上昇が視野に入る。一方で、上昇に失敗して日足中期HMAを割り込むような値動きとなれば、再び下落圧力が強まる可能性があるため、リスク管理には注意が必要なタイミングでもある。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで押し目形成後上昇
- 1時間足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドもしくは4時間足長期HMA(121,000ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、119,350ドル付近を推移している。25日に大きく下落したものの、日足レベルで日足中期HMAに価格が支えられ上昇に転じ、日足短期HMAを明確に上抜けたことで短期的には買い圧が優勢な展開となっている。
そのため、日足短期HMAを支えにした形での押し目が形成されるようであれば、1時間足短期HMAを再び上抜けするタイミングでロングエントリーを検討したい。上値のターゲットとしては、121,000ドル付近に位置する4時間足長期HMAおよび4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが意識される。
さらに視点を長期に移すと、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴った強い上昇が必要だが、121,000ドルを明確に上抜けした場合、最高値付近である123,340ドルの突破が焦点となってくるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目形成ご上昇
- 日足短期HMAを上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,100ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直下
イーサリアム(ETH)は現在、3,870ドル付近を推移している。短中期的な上昇の値動きを続けながら、昨日には1時間足長期HMAを上抜けし、現在は日足短期HMA直下まで価格を伸ばしている。このような状況下で日足短期HMAを明確に上抜けすれば、上昇再開と判断できる構図ではあるが、メリハリのない上昇となっており、エントリータイミングが掴みにくい状況といえる。
理想的なシナリオとしては、今後1時間足長期HMA付近で押し目を形成し、その後日足短期HMAを上抜けする形である。その際、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションが確認できれば、上昇トレンドの継続が期待でき、ターゲットは4,100ドル付近となる。
一方で、日足短期HMAを上抜けできず、4時間足長期HMAを割り込んだ場合は、中期的にレンジ相場へと移行する可能性もあるため、複数のシナリオに備えた柔軟な対応が求められる局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 206ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、193.3ドル付近を推移している。175ドル付近で下落が止まり反発した後、4時間足長期HMAを下限とした形で短期的な上昇が継続しており、本日1時間足長期HMAを上抜けたことで地合いは強含みとなっている。
この上昇により、短期的には上昇圧が強まっていると考えられ、今後日足短期HMAを明確に上抜けし、1時間足レベルで押し目を形成するようであれば、直近高値である206ドル付近を目標としたロングエントリーが有効となるだろう。
長期的な視点では、206ドルのブレイクが重要な分岐点となる。この水準には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置しており、これを上抜けるためには強い買い圧力が必要だ。ただし、現在のチャートは日足レベルでも上昇トレンドを継続していると見られ、日足中期HMAを明確に割り込まない限り、上昇の可能性はなお継続すると判断できる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7