ブラジルのシルヴァ政権、仮想通貨(暗号資産)規制に関する新政令の準備に入ったと報道|シルヴァ大統領就任から約50日
海外仮想通貨(暗号資産)メディア「Bitcoin.com」は18日、ブラジルのシルヴァ新政権が仮想通貨規制に関する政令施行の準備を進めていると報道した。ブラジルでは1月1日に新大統領シルヴァ氏が就任したばかりだ。
The #cryptocurrency decree is being prepared by Gabriel Galipolo, executive secretary of the #Brazilian Ministry of Finance, and by the secretary of economic reforms, Marcos Pinto.
https://twitter.com/BTCTN/status/1627005572187840513
暗号資産の政令は、#ブラジル財務省 のガブリエル・ガリポロ事務次官と、経済改革担当のマルコス・ピント事務次官によって準備されている。
ブラジルでは12月、前大統領ボルソナロ氏の任期終了直前に仮想通貨法案が議会で承認され、政権交代による影響が注目されていた。
このとき承認された仮想通貨法案では、決済手段や投資資産として仮想通貨(暗号資産)を認めること、また仮想通貨企業にライセンス取得を義務付けること、仮想通貨を利用した詐欺に対する罰則などが定められた。
しかしブラジル中央銀行やブラジル証券取引委員会の役割は明記されておらず、今回明らかとなった新政令はこの空白を埋めるものだ。
報道によると新政令では、ブラジル中銀は「仮想通貨取引所」や「関連法規のコンプライアンス遵守」などの監督業務を担い、銀行同様の規制を仮想通貨企業にも適用するとのこと。一方、ブラジル証券取引委員会は「仮想通貨(暗号資産)の有価証券としての適合性確認」を含む監督機能を担う予定だ。
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