コインベースのBase、6日にアップグレード──ブロックが0.2秒ごとに

コインベースのBase、6日にアップグレード──ブロックが0.2秒ごとに
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水澤 誉往
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Highlights
  • ベース、ブロックを2秒ごとから0.2秒ごとに作る更新デニムをメインネットで日本時間6日3時に予定
  • テストネットでは10月21日(UTC)に有効化、JinaCoinの確認でも0.2秒ごとにブロックを生成
  • 仮の確定を出す仕組みは廃止へ、ブロック数で測る期間は有効化後に10分の1の長さに

暗号資産(仮想通貨)取引所大手のコインベース(COIN)が開発するイーサリアムETHETHのレイヤー2(L2)、Base(ベース)は10月22日(UTC)、ノードソフトの新版を公開し、ブロックの生成を2秒に1つから200ミリ秒(0.2秒)に1つへ変えるアップグレード、Denim(デニム)をメインネットで5日18時(UTC、日本時間6日3時)に有効にすると告知した。テスト用のネットワークSepolia(セポリア)では10月21日(UTC)に有効になっている。これまで0.2秒ごとの仮の確定を出していた仕組みは有効化後になくなり、使っているアプリは移行が必要になる。

ベースのデニム、メインネットは日本時間6日3時の予定

日時を示したのは、ベースがGitHubで公開したノードソフトv1.5.1のリリース文だ。メインネットのノード運営者に、デニムに向けて5日18時(UTC)までにこの版へ更新するよう求めている。

ベースの公式Xアカウントも10月31日の週刊まとめで、メインネットへの導入を5日と書いた。

デニムは、ベースにとって今年4回目のアップグレードにあたる。

一方、公式ドキュメントのデニムのページは、執筆時点(日本時間2日10時46分)でもメインネットを「Planning」(計画中)、「November 2026」と表示する。アップグレード一覧のページによると、日付が月だけのものは計画上の目標で、変わることがある。

仕様のページは、メインネット用のノードの版を未公開と記載している。

メインネット対応を明記したv1.5.1の公開後も、この記載は執筆時点で変わっていない。

ベースは今年のアップグレードを、いずれも先にセポリアで有効にしてからメインネットに移してきた。これまでの3回は、セポリアから7〜38日後だった。

アップグレードセポリアメインネット
Azul4月20日5月28日
Beryl6月18日6月25日
Cobalt9月23日9月30日
デニム10月21日11月5日(予定)
日付は公式ドキュメントの表記(デニムはUTC) 出典:ベースの公式ドキュメントとGitHubのリリースをもとにJinaCoin作成(11月2日取得)

ベースは0.2秒ごとに正式なブロック、仮の確定は廃止へ

公式ドキュメントによると、デニムでは2秒に1つだった正式なブロックが、1秒に5つになる。0.2秒ごとのブロックは、それぞれが独自のブロック番号、ハッシュ、状態ルート、レシートを持つ。

なくなるのは、Flashbots(フラッシュボッツ)と共同で作ったFlashblocks(仮の確定の仕組み)だ。2秒のブロックを0.2秒ごとの10個の小さな単位に分けて配り、取引がブロックに入ることを先に知らせてきた。ベースはこの仕組みの生成をやめ、0.2秒ごとの正式なブロックに置き換える。

移行ガイドによると、pendingタグで読む未確定の状態と仮の確定の状態には、デニム後に直接の代わりがない。仮の確定の購読は通常のブロックの購読に、pendingタグを使う呼び出しは正式なブロックを読む通常の呼び出しに切り替える必要がある。

コントラクトが使う時刻(block.timestamp)は、これまでどおり秒単位のままだ。秒より細かい部分は新しい仕組みでブロックごとに記録し、コントラクトから読めるようにする。ノードの応答にはミリ秒単位の時刻の欄(timestampMs)が加わる。

公式ドキュメントによると、ベース独自のトークン規格B20の送金ルールの強化も含まれる。送り先を誤ってトークン自身のアドレスにした送金や発行は、資金が動かせなくなる代わりに失敗するようになる。

JinaCoinが日本時間2日10時49分、ベースの公開ノードで直近1,000ブロックの時刻の差を調べたところ、メインネットは2,000秒(1ブロックあたり2秒)、セポリアは200秒(同0.2秒)だった。セポリアのブロックには、ミリ秒単位の時刻の欄が付いていた。

ほかのチェーンでは、ソラナSOLSOLがブロックの間隔を400ミリ秒から200ミリ秒へ4段階で縮め、10月に終えた。合意形成の新方式Alpenglow(アルペングロー)の導入とは別の変更だ(ソラナのアルペングロー稼働の記事)。

デニム後、ブロック数で測る期間は10分の1に

仕様のページは、デニム後はブロック番号が実際の時間に対して10倍の速さで進むと注意を促している。ブロックの数を期間として使う仕組みは、有効化の後、意図した長さの10分の1しか続かない。

  • ロック期間、クールダウン、引き出しまでの待ち時間:10分の1の時間で終わる
  • 権利確定(ベスティング)や発行のスケジュール:10倍の速さで進む
  • ブロックごとの上限:1秒あたりの上限が実質10倍になる
  • ガバナンスの投票の待機期間・投票期間:10分の1に縮む

時刻(block.timestamp)で期間を測る仕組みは、これまでどおり動く。ブロック数が書き換えられないコントラクトに組み込まれている場合は、有効化の後に直せない。

公式ドキュメントは、作り直せるコントラクトではブロック数を時刻の比較に置き換え、ガバナンスで変えられる値は有効化に合わせて10で割るよう勧める。変えられないコントラクトについては、有効化の前に影響を見積もり、移行を計画するよう促している。

検証の場としては、すでに0.2秒ごとのブロックを作っている開発者向けのネットワークVibenetを挙げた。

関連:ソラナの大型更新Alpenglow、メインネットで稼働──取引確定0.15秒を目指す
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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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