ソラナの大型更新Alpenglow、メインネットで稼働──取引確定0.15秒を目指す

ソラナの大型更新Alpenglow、メインネットで稼働──取引確定0.15秒を目指す
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
水澤 誉往
2 Min Read
Highlights
  • ソラナの新しい合意形成の方式Alpenglowが、21日(UTC)にメインネットで有効に
  • 取引の確定までの時間は、旧方式の約12.8秒から約150ミリ秒への短縮が目標
  • 今回は投票の仕組みVotorのみ、ブロックを配る仕組みRotorは時期未定

ソラナSOLSOLの新しい合意形成(コンセンサス)の方式「Alpenglow」が21日(UTC)、メインネットで有効になった。ソラナ財団の公式ページによると、13時36分ごろ(UTC、日本時間22時36分ごろ)に始まったエポック1064で機能が有効になり、約18分後に合意形成がAlpenglowへ切り替わっている。取引が確定して取り消せなくなるまでの時間(ファイナリティ)は、旧方式の約12.8秒から約150ミリ秒への短縮を目指す。

ソラナ、旧方式TowerBFTからAlpenglowへ切り替え

Alpenglowを手がけたAnzaは日本時間21日22時54分、X(旧ツイッター)でAlpenglowの稼働を発表した。

公式ページによると、旧方式で作られた最後のブロック(スロット番号459,652,999。スロットは、あらかじめ決まった1つのバリデーターがブロックを作る時間の区切り)がAlpenglowの起点となり、ネットワークの654のバリデーター(取引を検証する参加者)のうち446の票で認証された。

ソラナの公式Xアカウントは、Alpenglowを「ソラナ史上最大の合意形成の更新」と位置づけた。

JinaCoinは14日、Anzaが日本時間21日23時50分ごろの稼働を予告したとAlpenglowの日程の記事で報じていた。公式ページの説明では、合意形成の切り替えはエポック開始の約18分後で、日本時間22時54分ごろにあたる。予告より1時間ほど早かった。

執筆時点で、金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(9月30日現在)をJinaCoinが集計したところ、ソラナ(SOL)を取り扱う業者として記載されているのは14社だ。

国内の取扱業者9月30日現在

SOLを取り扱う国内の登録業者

14社金融庁に登録された交換業者27社のうち
14/27社

Custodiem、bitFlyer、ビットバンク、GMOコイン、ビットトレード、SBI VCトレード、FINX JCrypto、コインチェック

ほか6社を見る

楽天ウォレット、オーケーコイン・ジャパン、マーキュリー、Crypto Garage、メルコイン、Binance Japan

登録一覧の「取り扱う暗号資産」欄にSOLの記載がある業者。取引所形式か販売所形式かは区別していません。

交換業者一覧でSOLを見る出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」/JinaCoin 暗号資産の規制トラッカー

Alpenglow、今回は投票の仕組みVotorのみ

旧方式のTowerBFTでは、バリデーターが投票を取引として送り、32スロットにわたって票が積み上がると確定していた。Alpenglowでは、バリデーターが互いに直接票を送って証明書にまとめ、1〜2回の投票ラウンドで確定する。

今回有効になったのは、この投票の仕組み「Votor」だ。ブロックのデータをネットワークに配る仕組みを置き換える「Rotor」は、後のリリースで入る予定で、時期は決まっていない。

公式ページは、約150ミリ秒はあくまで取引が確定するまでの時間で、ブロックが作られる間隔とは別だと説明している。ブロックの間隔は4段階で400ミリ秒から200ミリ秒に縮められ、10月に完了した。

取引の実行の仕組みや取引の形式、取引手数料の仕組みは変わらない。

公式ページによると、利用者の対応は不要で、ウォレットやアプリはこれまでどおり使えるとしている。

一方、投票の取引はブロックに含まれなくなった。公式ページによると、投票の取引が抜けた分、取引数やTPS(1秒あたりの取引数)は大きく下がったが、実際の利用が減ったわけではない。これらを集計する側には基準の取り直しを求めている。

関連:ソラナ、21日に取引確定を約0.15秒へ──大型更新Alpenglowの日程が決定
関連:ソラナ、取引の確定時間を12.8秒から0.15秒に短縮へ──まだテスト段階

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA