ソラナ
SOLの新しい合意形成(コンセンサス)の方式「Alpenglow」が21日(UTC)、メインネットで有効になった。ソラナ財団の公式ページによると、13時36分ごろ(UTC、日本時間22時36分ごろ)に始まったエポック1064で機能が有効になり、約18分後に合意形成がAlpenglowへ切り替わっている。取引が確定して取り消せなくなるまでの時間(ファイナリティ)は、旧方式の約12.8秒から約150ミリ秒への短縮を目指す。
ソラナ、旧方式TowerBFTからAlpenglowへ切り替え
Alpenglowを手がけたAnzaは日本時間21日22時54分、X(旧ツイッター)でAlpenglowの稼働を発表した。
公式ページによると、旧方式で作られた最後のブロック(スロット番号459,652,999。スロットは、あらかじめ決まった1つのバリデーターがブロックを作る時間の区切り)がAlpenglowの起点となり、ネットワークの654のバリデーター(取引を検証する参加者)のうち446の票で認証された。
ソラナの公式Xアカウントは、Alpenglowを「ソラナ史上最大の合意形成の更新」と位置づけた。
JinaCoinは14日、Anzaが日本時間21日23時50分ごろの稼働を予告したとAlpenglowの日程の記事で報じていた。公式ページの説明では、合意形成の切り替えはエポック開始の約18分後で、日本時間22時54分ごろにあたる。予告より1時間ほど早かった。
執筆時点で、金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(9月30日現在)をJinaCoinが集計したところ、ソラナ(SOL)を取り扱う業者として記載されているのは14社だ。
国内の取扱業者9月30日現在
SOLを取り扱う国内の登録業者
Custodiem、bitFlyer、ビットバンク、GMOコイン、ビットトレード、SBI VCトレード、FINX JCrypto、コインチェック
ほか6社を見る
楽天ウォレット、オーケーコイン・ジャパン、マーキュリー、Crypto Garage、メルコイン、Binance Japan
登録一覧の「取り扱う暗号資産」欄にSOLの記載がある業者。取引所形式か販売所形式かは区別していません。
Alpenglow、今回は投票の仕組みVotorのみ
旧方式のTowerBFTでは、バリデーターが投票を取引として送り、32スロットにわたって票が積み上がると確定していた。Alpenglowでは、バリデーターが互いに直接票を送って証明書にまとめ、1〜2回の投票ラウンドで確定する。
今回有効になったのは、この投票の仕組み「Votor」だ。ブロックのデータをネットワークに配る仕組みを置き換える「Rotor」は、後のリリースで入る予定で、時期は決まっていない。
公式ページは、約150ミリ秒はあくまで取引が確定するまでの時間で、ブロックが作られる間隔とは別だと説明している。ブロックの間隔は4段階で400ミリ秒から200ミリ秒に縮められ、10月に完了した。
取引の実行の仕組みや取引の形式、取引手数料の仕組みは変わらない。
公式ページによると、利用者の対応は不要で、ウォレットやアプリはこれまでどおり使えるとしている。
一方、投票の取引はブロックに含まれなくなった。公式ページによると、投票の取引が抜けた分、取引数やTPS(1秒あたりの取引数)は大きく下がったが、実際の利用が減ったわけではない。これらを集計する側には基準の取り直しを求めている。
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