ソラナのスマートフォンを手がけるSolana Mobile(ソラナモバイル)は2日、同社端末向けのアプリストアSolana dApp Store(ソラナ・ダップ・ストア)の注目枠に、復元フレーズ(シードフレーズ)の入力を求める悪質なアプリが掲載されたと公式Xで公表した。アプリの名前は「SKR Claim」。アプリの公開を申請・管理する開発者向けサイトdApp Publishing Portalへの不正アクセスの後、ストアの注目枠とクエスト機能の画面が更新されたという。
不正アプリ「SKR Claim」、ソラナ・ダップ・ストアの注目枠に1時間
投稿は日本時間2日3時34分。同社によると、第三者の悪質なアプリ「SKR Claim」がソラナ・ダップ・ストアに提出され、注目枠dApp Spotlightに1時間掲載された後、ストアから削除された。
投稿の時点で、アプリをインストールした端末からの削除が進められているという。
同社は、確認の結果、公開が完了していないアプリへのリンクを可能にしていたバグを見つけて修正したと説明した。再発を抑えるための対応としている。
投稿は、アプリが提出・掲載された時刻、インストールされた端末の数、復元フレーズを入力した利用者の数、資金の被害の有無には触れていない。JinaCoinが確認した2日11時台(日本時間)の時点で、同社のブログにこの件の記事は見当たらなかった。
投稿の最後で同社は、チームが復元フレーズや暗号資産(仮想通貨)を求めることはなく、エアドロップを受け取るためにウォレットをほかのアプリやサイトにつなぐよう求めることもないと説明した。
SKRの受け取り手順と、ウォレットのヘルプの案内
アプリの名前にあるSKR
SKRは、同社がスマートフォンSeeker(シーカー)の利用者やアプリ開発者への配分を発表したトークンだ。
同社が1月15日に公式Xで示した、1月21日に始まるSKRの配布(受け取り期間は90日)の手順では、受け取りは端末のウォレットSeed Vault Wallet(シード・ボールト・ウォレット)の画面から行うとしていた。
今回の投稿に、このアプリと1月の配布との関係についての説明はない。
金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(9月30日現在)をJinaCoinが集計したところ、SKRを取り扱う業者として記載されている国内の業者はなかった(国内の暗号資産交換業者一覧)。
復元フレーズを入力した利用者がとるべき対応について、今回の投稿に言及はない。
端末の紛失・盗難時の対処をまとめたシード・ボールト・ウォレットのヘルプページは、復元フレーズを他人に知られたおそれがある場合、怪しい動きがなくても元のウォレットを安全でないものとして扱い、直ちに安全な端末で新しいウォレットと復元フレーズを作って資金をすべて移すよう案内している。
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