米仮想通貨マイニング大手コア社、破産申請へ

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目次

米大手仮想通貨マイニング企業「コア・サイエンティフィック」破産申請へ

米大手仮想通貨マイニング企業「コア・サイエンティフィック(Core Scientific:以下コア社)」が日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条(チャプター11)へ申請を行った。

12月21日午前(日本時間)、CNBC速報により明らかとなった。

コア社は米国最大級の仮想通貨マイニング企業の1つであったが、この日、米テキサス州にて米連邦破産法第11条を申請した。

コア社(CORZ)はビットコインを始めとしたプルーフ・オブ・ワーク(PoW)型の仮想通貨マイニングを事業の柱とし、2022年1月、米ナスダック市場(NASDAQ)に上場した。上場時の評価額は43億ドル(約5,800億円相当)だった。

チャプター11申請直前となった20日、ナスダック市場の取引時刻終了時点で7,800万ドル(103億円相当)に減少し、コア社の株価は昨年比で98%以上下落していた。

今回起こったコア社の経営破綻は、ビットコインの価格が2021年11月に過去最高値(69,000ドル)を記録後、今年に入り約75%減となる16,800ドルまで下落したことや、マイナー間でのBTCマイニングの競争激化と電力価格の上昇も相まり、仮想通貨マイニング事業の利益率が大きく落ち込んでいたことが背景にある。

コア社は10月下旬と11月上旬、期限を迎える債権者への債務支払いを完了できず、財務状況の悪化が問題化していた。

情報筋によると、コア社は依然としてキャッシュフローを生み出しているが、仮想通貨マイニングに必要な設備購入のため過去に行った融資の債務返済には不十分であるという。

コア社は今回のチャプター11申請に関し、主要債権者との取引合意に達するまでは会社清算の手続きには入らず、当面の間は通常業務を続ける見込みだ。

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参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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