プライバシーを重視した暗号資産(仮想通貨)Zcash(ジーキャッシュ、ZEC)
ZECの改善提案の文書「ZIP」(Zcash Improvement Proposal)で21日(UTC)、次期アップグレード「NU7」(Network Upgrade 7)を本番環境(メインネット)で有効にするブロック高を3,543,405とする変更が取り込まれた。ZIPの編集者が合意したという。Zcash財団は22日(UTC)、NU7に対応したノードソフト「Zebra 7.0.0」を公開した。
Zcash、NU7でブロックの目標間隔を25秒に
NU7の柱の一つは、ブロックの目標間隔を75秒から25秒に縮める変更だ。目標間隔の短縮を定めるZIP 218は、1〜2回の承認を待つ利用者や少額の支払いで、待ち時間が約3分の1になると説明している。
このほか、取引手数料の60%を流通から外し、のちに半減期の仕組みを保ったまま発行し直す仕組みも入る。NU7の導入内容を定めるZIP 259は、ZECの発行上限は増えないとしている。古い形式(バージョン4)の取引は禁止される。
ZIP 259によると、秘匿プール「Sprout」の送金はバージョン4の形式でしか表せないため、NU7の有効化後はSproutに残る資金が使えなくなる。
秘匿資産の機能「ZSA」(Zcash Shielded Assets)は、NU7に含まれない。今回の変更で、ZSAに関するZIP 226も、NU7で導入するという記述から、導入するアップグレードは決まっていないという記述に改められた。
Zcash財団、ノードの更新を呼びかけ
Zcash財団はZebra 7.0.0のリリースノートで、本番環境のノードは有効化のブロック高より前に更新しなければ、合意されたチェーンにとどまれないと説明した。
ZIP 259は、試験環境(テストネット)の有効化のブロック高を、今回の変更より前から4,465,026と定めている。
ブロックエクスプローラーのBlockchairによると、本番環境のブロック高は日本時間22日14時ごろの時点で約352万6,300で、有効化まで残りは約1万7,000ブロックだ。ZIP 259とリリースノートは、有効化の日付を示していない。
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