【タイ】PTグループ(石油)系Maxbit、仮想通貨取引所の認可取得

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目次

PTグループ系Maxbitが仮想通貨取引所の認可を取得

タイでガソリンスタンド等の石油事業を営むPTグループは6日、同国での「Digital Asset Broker」のライセンスを取得したことを明らかにした。同グループは暗号資産(仮想通貨)事業を、石油事業に次ぐ「2本目の柱」にする目論見という。

CryptoSiam

PTグループの「PT」は、Petroleum Thai Corporationの略称。タイ南部の名門ラチャキットプラカーン家が支配する同族企業だ。同家は政治家を多数輩出しており、現観光スポーツ大臣のピパット・ラチャキットプラカーン(Pipat Ratchakitprakarn,พิพัฒน์ รัชกิจประการ)氏は、日本人の間でも知名度が高い。

なお、タイ石油公社PTT(Petroleum Authority of Thailand)とは名称こそ似ているが、まったくの別会社である。

関連:【タイ】首相候補、選挙で勝てば暗号資産のエアドロップを約束?

名門ラチャキットプラカーン家

今回「Digital Asset Broker」のライセンスを取得したMAXBIT DIGITAL ASSET CO., LTD.は、

  • PTG ENERGY PUBLIC COMPANY LIMITED(PT本家)
  • UNIT COMPANY LIMITED(PT系のIT企業)

の合弁会社。代表は、現観光スポーツ大臣ピパット・ラチャキットプラカーン氏の息子、ポッケート・ラチャキットプラカーン(Pokkhet Ratchakitprakarn,ปกเขตร รัชกิจประการ)氏が務める。

ポッケート・ラチャキットプラカーン氏は、2022年3月時点で「Digital Asset Brokerのライセンスを取得次第、仮想通貨取引所を開設する」と宣言していた。それから1年と3ヵ月後、まさに待望の認可となった。

現時点では今後の具体的なスケジュールについては明らかにされていない。

2022年8月にSCB(サイアム商業銀行)による仮想通貨取引所Bitkubの買収が解消されて以来、「信頼性の高い仮想通貨取引所」の誕生は、筆者を含めたタイの仮想通貨フリークの悲願であった。今後の動きを注視したい。

タイ商務省データベース(DBD)

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この記事を書いた人

JinaCoinのニュース担当記者。仮想通貨歴は8年。Liskで大損、BTCで爆益。タイの古都スコータイで、海外進出のための市場調査・戦略立案・翻訳の会社を経営。1973年生。東海中高、慶大商卒、NUCB-MBA修了。主著『マウンティングの経済学』(https://amzn.to/49zjrXG)。来タイ12年。

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