ソラナ、Solana Seekerを含む新製品を2025年にリリース予定

ヤマダケイスケ
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

業界を牽引するソラナの新製品ラインナップ

分散型アプリケーション(dApps)開発を目的としたレイヤー1ブロックチェーン「Solana(ソラナ)」は2025年、複数の新製品をリリースする予定だ。特に注目を集めているのは、Web3対応スマートフォン「Solana Seeker(ソラナ・シーカー)」、ネットワーク効率化を目指す「Firedancer(ファイアダンサー)」クライアントだ。

革新的なWeb3スマートフォン「Solana Seeker」

Solana Seeker
出典:Solana Seeker

Solana Seekerは、「Solana Mobile(ソラナモバイル)」が開発を進めていた「チャプター2」をリブランディングしたデバイスである。Web3エコシステムにおける革新的なスマートフォンとして、DePIN(分散型物理ネットワーク)の活用やAIエージェントなど、先進的な機能が内蔵されている。

前機種である「Saga(サーガ)」は、購入者に対してソラナ系ミームコイン「BONK(ボンク)」のエアドロップを実施。本体価格を上回るエアドロップが行われたこともあり、Solana Seekerはエアドロップを期待するユーザー層から高い関心を集めている。

公式サイトでは、450ドルで購入可能だった「Founder Window」はすでに終了しており、現在は500ドルで購入可能な「Early Adopter Window」での先行予約が進行中だ。

ソラナネットワーク効率化を目指す「Firedancer」

Web3投資企業「Jump Crypto(ジャンプクリプト)」が開発を手がける「Firedancer」は、複数のバリデータが協力してトランザクション処理を進めるためのバリデータクライアントだ。トランザクション処理の効率化を実現することを目的としている。

このクライアントは、ソラナをベースとしたハードウェアの性能を向上させるだけでなく、バリデータの運用にかかるハードウェアコストを削減することで、ネットワークへの参入障壁を低下させる。また、ネットワーク全体のセキュリティを強化する役割も担う。正式稼働の時期は未発表であるものの、その技術的可能性に対する期待が高まっている。

その他注目製品

2025年は、その他にも画期的な製品が続々とリリースされる予定だ。分散型インターネットサービスプロバイダー「DAWN(ドーン)」は、ソラナ基盤のDePINプロジェクトとして、年内のメインネット展開を目指している。

また、「Jito(ジト)」のリステーキングプラットフォームは1ヶ月以内にリリースされる見込みだ。この新たなプラットフォームの登場により、ソラナユーザーはステーキング報酬をより効率的に獲得できるようになると期待されている。

さらに、ソラナ基盤のウェルネスデバイス「Pulse(パルス)」は、2025年第1四半期中に市場へ投入される予定だ。このデバイスは、心拍数や睡眠の質といった健康データをトラッキングし、健康的な習慣に対してユーザーへ報酬を与える仕組みを採用している。

Pulse画像
出典:Pulse

ソラナはこれらの製品を通じて、Web3の普及や分散型技術の活用促進、そしてエコシステム全体の成長を目指している。特に、DePINや分散型インターネットのような新しい分野への積極的な取り組みは、次世代のインフラを築く上で重要なステップとなるだろう。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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