ソラナ
SOLなどに対応する暗号資産(仮想通貨)の取引ボットを提供するBloom(ブルーム)は日本時間26日、ソラナ上の利用者9人のウォレットアドレス49件から約9,408 SOL(約94万7,000ドル、約1億4,900万円)が盗まれたと公式Xで発表した。外部のモジュールにあった脆弱性を突かれたといい、盗まれた資金は全額を補償するとしている。
ブルーム、外部モジュールの脆弱性を突かれたと説明──全額補償へ
ブルームが日本時間26日18時12分に出した声明によると、攻撃は第三者のモジュールを通じた遠隔コード実行(RCE)の脆弱性を悪用したものだった。秘密鍵へのアクセスや流出はなく、利用者のウォレットが広くさらされた可能性も否定している。
同社によると、盗まれた資金の全額を、被害者が指定する安全なウォレットに補償として支払う。同社は2018年からソフトウェアを開発し、2021年から暗号資産の分野で事業をしているとした。
同社は資金の追跡を進め、回収や凍結の手段も探っているという。
ブルームは日本時間13時37分の時点で、被害を9つのウォレットとして全額の補償を表明し、外部の事業者が侵害された可能性を含めて原因を調べていると説明した。18時12分の声明では、被害を利用者9人が持つ49のアドレスと整理している。
ソラナ上でJinaCoinが確認、盗まれたSOLは別のアドレスへ
流出は、監視アカウントのOnchain Lens(オンチェーンレンズ)が、ブルームが説明する前の日本時間13時26分に伝えていた。49のアドレスから9,408 SOLが1つのアドレスに集まったとし、最も大きい被害は1,636 SOL(約16万6,000ドル、約2,600万円)だとしている。
JinaCoinがソラナのブロックチェーンでこのアドレスを調べると、入金は日本時間26日10時台に集中し、0.1 SOL以上の入金はいずれも10時3分から4分台の約1分半に入っていた。入金の合計は約9,408 SOLで、最も大きい1件は10時3分の1,636 SOLだった。
JinaCoinの価格データでは執筆時点(日本時間26日20時52分)で1 SOL=101.4ドルで、9,408 SOLは約95万4,000ドル(約1億5,000万円)にあたる。
少額の試し送金や、ほかのアドレスに似せたアドレスからのごく少額の送金も混じる。
このアドレスは、オンチェーンレンズの投稿の約5分後の13時30分、ほぼ全額の9,408 SOLを別のアドレスへ移し、執筆時点の残高は0となっている。
移した先のアドレスには、執筆時点(日本時間26日21時6分)で9,408 SOLが残ったままだ。
関連:ビットコインウォレットElectrumに脆弱性、すでに悪用され資金流出も
関連:L1 Initia、メインネットを停止──不正発行で約270万ドル流出と説明
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.34円)
