大波乱の週末
暗号資産(仮想通貨)市場は大きく下落し、幅広い種類のアルトコインが大きな打撃を受けた。特に、Solana、Polygon、Cardanoなどのトークンは数時間で20%以上下落した。

出典:CoinMarketCap

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これらのトークンは、今週はじめに、暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」と「Coinbase(コインベース)」が、米国証券取引委員会(SEC)から提訴された際に、「未登録の証券」であるとして名指しされていた。
ブロックチェーン分析企業「Lookonchain」によれば、大幅に下落したトークンのうちMATICとSOLは、RobinhoodやJump Trading、Cumberlandなどといった「クジラ」が大量に売却したようだと明らかにした。
人気トレーディングプラットフォームのRobinhoodは、6月27日に、SECの訴訟で未登録の証券として名指しされたADA、MATIC、SOLのサポートを終了すると発表しており、多くのトレーダーが売却を急いだのかもしれない。
また、他の下落理由として世界最大手仮想通貨取引所「Binance」が保有する資産を売却したのではないかという指摘も出回ったが、CEOのCZ氏がこれを否定した。
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