スタックス創業者、12月上旬を目標にsBTCのリリースを発表

ヤマダケイスケ
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2025年1月以降にさらなる機能強化を予定、sBTCの利便性が向上へ

ビットコインのレイヤー2ソリューション「Stacks(スタックス)」の創業者ムニーブ・アリ氏は11日、スタックス上で発行予定の「sBTC」のリリースについて、12月上旬を目標としていることを公式Xで発表した。

スタックスは、ビットコインの機能拡張を目的に開発されたレイヤー2ソリューションだ。ビットコインはプログラム上から直接書き込みができない仕組みのため、活用範囲が限定されている点が課題であった。スタックスは、ビットコインに自動で契約を履行する「スマートコントラクト」を提供することで、より柔軟なビットコイン活用を目指している。

スタックス上で発行されるsBTCは、ビットコイン価格に裏付けされたラップ化(異なる仮想通貨とネットワーク間に互換性を持たせる仕組み)されたトークンである。従来の中央集権的な管理方式によるラップ化されたビットコインとは異なり、sBTCは分散型ネットワークで管理されており、高い安全性と信頼性を実現している。

アリ氏が示唆したとおりにsBTCがリリースされれば、ユーザーは年内にもスタックスのスマートコントラクト機能を介してビットコインとsBTCの交換が可能になる。また、交換したsBTCを活用したさまざまなDeFi(分散型金融)サービスの利用が促進される見込みだ。

アリ氏は公式Xで「sBTC v1は順調に進んでいる」と進捗状況を報告。さらに、今回のリリースに続き、2025年1月以降にはさらなるアップグレードを行う予定であることも明かした。このアップグレードにより、sBTCの機能と利便性が一層強化され、スタックスのエコシステム全体がさらなる発展を遂げると期待されている。

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情報ソース:ムニーブ・アリ氏公式X

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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