2.5兆円相当のビットコイン及びビットコインキャッシュを7月始めから弁済開始

2014年に破産した暗号資産（仮想通貨）取引所「Mt.Gox（マウント・ゴックス）」の再生管財人は24日、ビットコイン及びビットコインキャッシュの弁済を7月はじめから開始すると発表した。このニュースを受けビットコインは過去24時間で4％以上下落した。

発表によると、弁済実施に必要となる情報の交換及び確認が完了した仮想通貨取引所から順に、ビットコイン及びビットコインキャッシュによる弁済を開始する。

経営破綻から約10年、ここまで弁済が遅くなった理由について、再生管財人の小林信明弁護士は「安全に弁済を行うための技術対応、各国の金融規制等への適合、各仮想通貨取引所等との間の弁済事務のすり合わせ等、債権者に安全かつ確実に弁済を行う」ためだと述べた。

マウントゴックスが弁済するビットコインは、245,412BTC（約2.5兆円相当）にのぼり、低調な値動きが続いている仮想通貨相場に大きな打撃となるかもしれない。

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