訪日客の免税還付、JPYCで受け取り可能に──日本免税が11月1日開始

訪日客の免税還付、JPYCで受け取り可能に──日本免税が11月1日開始
PRTimesより引用
水澤 誉往
3 Min Read
Highlights
  • 日本免税が29日、訪日客が免税の還付金をJPYCで受け取れるサービスを11月1日に始めると発表
  • 11月1日に免税制度は後から返金するリファンド方式へ移行、UPBONDがウォレットの作成から送金状況の確認までを担当
  • 3月の発表になかった開始日と送金のチェーンが示された一方、手数料や受取額の具体的な金額は未公表

免税還付サービスを手がける日本免税(東京都千代田区)は29日、訪日外国人旅行者が消費税の還付金を日本円建てステーブルコインJPYCJPYCJPYCで受け取れるサービスを、11月1日に始めると発表した。受け取り用のウォレットはUPBOND(東京都渋谷区)が提供する。免税制度が後から返金するリファンド方式に変わるのと同じ日に始まる。

日本免税とUPBOND、JPYCで免税の還付金を届ける仕組み

リファンド方式では、旅行者はいったん消費税を含む価格で買い物をし、出国時に税関で持ち出しの確認を受けた後に還付を受ける。国税庁によると、確認は購入日から90日以内の出国時に受ける必要がある。

国税庁は、リファンド方式での返金の方法について、消費税の法令でルールを定めていないと説明している。例に挙げるのは、銀行振込、クレジットカードへの送金、アプリでの送金、出国港での現金だ。

UPBONDの発表によると、日本免税が免税・還付の業務を担い、UPBONDは受け取り用ウォレットの作成・認証、還付システムとの送金の連携、送金状況の確認を受け持つ。ウォレットを持っていない旅行者も、受け取りの準備から進められるという。

日本免税は、店舗がカード番号や口座情報を扱う必要はないとしている。

日本免税によると、送金にはアバランチAVAXAVAXのC-Chain(スマートコントラクトを動かすチェーン)を使う。UPBONDは本文で「利用する計画」と説明し、副題では「Avalanche上で11月1日にサービス開始」と書いた。

日本免税は、受け取ったJPYCをUSDCUSDCUSDCなどの外貨建てステーブルコインに、オンチェーンで交換することもできるとしている。

日本免税とUPBONDは、受け取りの時期、手数料、最終的な受取額はサービスの条件にもとづき案内するとし、具体的な金額は示していない。

2社によると、UPBONDのAgentic Wallet(チャットで旅の手続きや支払いを支援するウォレット)にも免税還付の機能を加える予定で、提供時期は別途案内する。

3月の発表になかった開始日とチェーンを日本免税が公表、アバランチ上のJPYCは4.1%

日本免税は3月3日、JPYC株式会社とJPYCを使った免税還付の仕組みづくりで業務提携に合意したと発表していた。日本免税は「日本初」の取り組みとしたが、開始日や使うブロックチェーンは示していなかった。

UPBONDによると、JPYC社が日本免税とUPBONDを引き合わせたことをきっかけに、今回の実装が進んだ。

項目3月3日の発表29日の発表
発表した企業日本免税、JPYC社(業務提携)日本免税、UPBOND
開始日記載なし(11月の制度移行に向けた取り組み)11月1日
還付の送金に使うチェーン記載なしアバランチ(UPBONDは本文で計画と説明)
受け取り用のウォレット提供者の記載なし(旅行者が普段使うウォレットを指定する仕組み)UPBONDが提供
出典:日本免税の3月3日の発表、日本免税・UPBONDの29日の発表をもとにJinaCoin作成

JinaCoinのJPYCダッシュボードによると、29日19時15分(日本時間)時点のJPYCの総流通量は30.742億JPYCで、アバランチ上は1.263億JPYC(4.1%)だった。ポリゴンPOLPOL(52.7%)など、ほかの3つのチェーンより少ない。

井林辰憲国土交通相は21日の衆議院国土交通委員会での大臣の発言で、リファンド方式について、ステーブルコインの活用の検討も含めて利用者目線の対応を進める考えを示した。井林氏の過去の暗号資産(仮想通貨)関連の発言は、JinaCoinの国会の暗号資産発言トラッカーで見られる。

日本免税とUPBONDは29日の発表で、井林氏の発言などの政策の議論は、今回のサービスを政府が採用・推奨したことを示すものではないと説明した。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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