ソニーがブロックチェーンのエンタメ新興企業を募集、ソニュームが条件

ソニーがブロックチェーンのエンタメ新興企業を募集、ソニュームが条件
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水澤 誉往
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Highlights
  • ソニーグループが29日までに、ソニュームを使うエンタメ分野のスタートアップ向け育成プログラムを開始、応募の締め切りは12月末
  • 支援は事業開発やマーケティングなどで、採択チームの一部は投資の検討対象になる可能性、参加や採択は投資を約束するものではないと明記
  • 応募はソニューム上での開発か、組み込む明確な計画が条件、トークン発行の計画は厳密には必須ではないがプラス、選考基準に明確なトークンエコノミー戦略

ソニーグループ(6758)は29日までに、ブロックチェーンSoneium(ソニューム)を使ってエンタメ事業を開発するスタートアップ向けの育成プログラム「Sony Onchain Entertainment Incubation Program」を始めた。ソニュームは同社とStartale(スターテイル)の合弁会社が開発したイーサリアムETHETHのレイヤー2(L2)で、プログラムは各地の法令と国際的な規制に従うことを前提に、世界から応募を受け付ける。

ソニーの育成プログラム、ゲームやアニメなどエンタメ分野で12月末まで募集

プログラムのページによると、オンチェーン技術を使うエンタメ分野のアプリやコンテンツのプロジェクトを募る。例として、ゲーム、知的財産(IP)・メディア、XR(VR・AR・MRなどの総称)など6つの分野を挙げている。

分野主な例
IP・メディアアニメ、漫画、ウェブトゥーン、映画、音楽、スポーツ、キャラクターIP
ゲーム家庭用・PC・モバイルのゲーム、eスポーツ、ユーザー作成型のゲーム
XR・没入型VR・ARの体験、メタバース、仮想世界
LBE(現実の場所で楽しむエンタメ)コンサート、スポーツ会場、テーマパーク
コンシューマー・ソーシャルファンコミュニティ、デジタルコレクティブル、短編動画、SNS
ライブ・観戦プロスポーツ観戦、ライブ配信、音楽ライブ、VTuber、eスポーツ観戦
ソニーグループのプログラムのページ(10月29日確認)をもとにJinaCoinが作成

日程は次の3段階で、支援は順次始める。

  • 応募受付:10月中旬から12月末まで
  • 選考:11月から翌年3月にかけて随時
  • 支援の開始:順次。選ばれたチームには選考の完了後に個別に連絡し、順次発表

採択の数は示しておらず、質やユーザーにとっての価値、戦略上の適合をもとに限られた数を選ぶとしている。

中国本土・香港・マカオを拠点とする企業と、米財務省外国資産管理局(OFAC)の制裁対象の地域の事業体は応募できない。

ユーザー体験と実行の明確な構想があれば、アイデアの段階でも応募できる。稼働中のプロダクトと利用者があれば選考で有利になる。参加はオンラインででき、オフラインの活動は必須ではない。

ソニュームでの開発か組み込みの計画が条件、トークン発行の計画は厳密には必須でないがプラス

応募するプロジェクトは、ソニューム上で開発するか、ソニュームに組み込む明確な計画を持つ必要がある。

複数のブロックチェーンに対応してもよいが、ソニュームを適切に組み込むことが条件になる。

ほかのエコシステムのチームも応募できる。ソニュームへの展開や組み込みは、開発の実現性を踏まえ、運営チームと合意した期間内に行うことが求められる。

トークンの発行計画は厳密には必須ではないが、短期から中期の計画や大まかな構想があれば、プラスになるとしている。発行するトークンは、ガバナンスやインセンティブ、アクセス権などの定まった用途と、明確なトークノミクス(トークンの経済設計)を備えるべきだという。

選考の基準には、トークンエコノミー戦略を含む次の5項目を挙げている。

  • ユーザー第一の体験
  • エンタメとしての価値
  • オンチェーン技術の意味のある活用
  • チームの実行力
  • 明確なトークンエコノミー戦略

ページからリンクされた応募の質問リスト(24問)は、必須ではない質問として、トークン発行の状況と、IEO(取引所を通じたトークン販売)の計画や実施状況も尋ねる。

ソニュームは26日、エコシステムの独自トークンSONEIUMを発行する計画を発表した。今回のプログラムのページは、このトークンには触れていない。

ソニーが実績に挙げる2つのプログラムは計43件を採択、今回は助成金の記載なし

プログラムのページは、実績として支援プログラムSoneium Spark(2024年)と、エコシステム拡大プログラムSoneium For All(2025年)を挙げている。2024年のプログラムは応募1,700件超から32件、2025年のプログラムは250件超から11件を選び、計43件だった。

項目2024年のプログラム2025年のプログラム今回(2026年)
狙い質の高いオンチェーンアプリへの投資と市場投入の支援コミュニティと文化を軸にしたエコシステムの拡大ソニュームを使ってオンチェーンで開発するエンタメ分野のスタートアップの支援
資金面助成金と一部への投資助成金助成金の記載なし。投資の検討対象になる可能性(参加・採択は投資を約束しない)
そのほかの支援マーケティング、事業開発手厚い運営支援組み込み(インテグレーション)、エコシステムでの連携、事業開発、マーケティング・宣伝(予定)
採択1,700件超の応募から32件250件超の応募から11件(主にゲームと消費者向け)件数は示していない
ソニーグループのプログラムのページ(10月29日確認)をもとにJinaCoinが作成

今回のページの支援内容には、実績の2プログラムにあった助成金の記載がない。投資はプログラムとは別に独立して評価・決定し、参加や採択は投資を約束するものではないと明記している。

選ばれたチームは、ソニーグループの資源やチームと協業する機会を得られる場合がある。最終的な判断は、プロジェクトの内容と関係する事業部門の裁量によるとしている。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.99円)

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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