ハイパーリキッドHYPE急騰23%──金・銀取引活発化、32ドル突破

ヤマダケイスケ
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Highlights
  • HYPEが27日に前日比約24%急騰、32ドル上抜けで下落基調からの反転の兆し
  • 金・銀価格が高騰し、コモディティ取引が活発化している状況が背景に
  • HIP-3関連市場の拡大もHYPE需要の高まりと市場供給の吸収を後押し

分散型取引所(DEX)ハイパーリキッドのネイティブトークン「HYPEHYPEHYPE」が27日、前日比23.68%の急騰を見せた。この値動きは、金・銀をはじめとしたコモディティ取引の活発化が背景にあるとみられる。

下落基調から転換の兆し、今後は36ドル水準での攻防に注目

世界的なインフレ圧力や地政学的なリスクが引き続き意識される中、主要貴金属である金と銀の価格が年初来高値圏で推移している。執筆時点で金は1オンス約5,192ドル、銀は1オンス約113ドルまで上昇しており、いずれも近年で稀に見る高水準となっている状況だ。

ハイパーリキッドにおける実際の取引動向を見ても、コモディティ関連市場の存在感は大きい。コインゲッコーが提供するデータによると、ハイパーリキッド上の銀対USDペアにおける過去24時間の取引量は約11億ドルに到達。これはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)に次ぐ取引量となっており、HYPEそのものの取引量を大きく引き離している。

ハイパーリキッドのパーペチュアル市場の取引量
パーペチュアル市場の取引量 出典:CoinGecko

ハイパーリキッドは同日、コモディティ取引の拡大に伴い、HIP-3関連市場の未決済建玉(OI)が7.9億ドル(約1,200億円)に到達したと発表した。同社によると、HIP-3関連市場のOIは1か月前の約2.6億ドル(約397億円)から大幅に拡大しており、過去最高水準を更新しているという。

なお、ビルダーがHIP-3で独自の無期限先物市場を立ち上げるためには、50万HYPEをステーキングする必要がある。HIP-3関連市場が拡大していくほどビルダーによるHYPE取得・ステーキング需要が高まるため、市場からHYPEが吸収される形になる。コモディティ人気と併せて、こうしたHIP-3の仕組みがHYPEの高騰につながった可能性がある。

HYPEは現在、年初に見られた約28ドルの高値を上抜けし、32ドル付近を推移している。長らく続いた下落基調からの反転を示唆する動きが見えつつある。テクニカル面では、日足ベースで36ドル付近が意識される水準となっており、今後の値動きが注目される。

HYPE価格チャート
HYPE価格チャート 出典:TradingView

今後は、コモディティ価格の動向とともに、HIP-3関連市場の取引量や未決済建玉がどの水準で推移するかが、HYPEの価格形成に影響を与える可能性がある。ハイパーリキッドがコモディティ取引の受け皿としての存在感を維持できるかが焦点のひとつになりそうだ。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.9円)

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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