仮想通貨取引所Gemini(ジェミナイ)の共同創設者Winklevoss氏が17日、仮想通貨の保管に関する米証券取引委員会(SEC)の新ルールに関し、適格カストディアンとして認められているとツイート
米大手仮想通貨取引所Gemini(ジェミナイ)の共同創設者であるTyler Winklevoss(タイラー・ウィンクルボス)氏は日本時間18日未明、米証券取引委員会(SEC)に適格カストディアンとして認められているとツイートした。15日に米SECが仮想通貨(暗号資産)に関する新たな規則を提案した直後のことだ。
この新規則は「適格カストディアンによる仮想通貨(暗号資産)の保管」を米SECの登録投資アドバイザーに義務づけることを目的としている。この新規則が施行されると不適格とみなされる仮想通貨(暗号資産)企業も出てくる可能性があり、注目されている。
ジェミナイは取引所のみならず、顧客の仮想通貨(暗号資産)を保管・管理するカストディサービスも提供している。このSECの提案後に、ウィンクルボス氏は以下のようにツイートした。
1/ We are pleased to see that the @SECGov’s proposed rulemaking on custody recognizes that @GeminiTrustCo is a qualified custodian.
https://twitter.com/tyler/status/1626624882103418883
1/私たちは、米SECがカストディに関する規則作りの提案で、ジェミナイが適格なカストディアンであると認められたことを嬉しく思います。
ウィンクルボス氏は、適格なカストディアンであるという根拠をスレッドに列挙した。ジェミナイは2015年にニューヨーク銀行法の下で適格カストディアンとして認められており、またサイバーセキュリティ対策として、国際セキュリティ認証の「SOC1 Type2」と「SOC2 Type2」を取得している。
ウィンクルボス氏は最後に、「投資家の保護は、暗号市場の継続的な成長にとって最も重要である。この規則の制定案に感謝しており、このプロセスでもっと我々の考えを共有していくつもりだ。良い傾向ではあるが、暗号市場を再建するためには、規制当局によるさらなる明確化とガイダンスが必要である」とスレッドを締めた。
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