グレースケールのみ、運用資産の5%を超える多額の資金流出が発生
7月23日に米国に上場したイーサリアム現物ETFは、取引初日に約1億ドル(156億円)の純流入を記録した。また取引高は約10.8億ドル(約1,670億円)で、これはビットコイン現物ETFの取引初日の取引高の約23%に相当する。

出典:Farside Investors
ブラックロックのETHAは2.6億ドル(約402億円)、ビットワイズのETHWは2億ドル(約309億円)、フィデリティのFETHは7,130万ドル(約110億円)の順で純流入を記録した。
唯一純流出となったのはグレースケールの「ETHE」で、約4.8億ドル(約742億円)の純流出となった。ETHEは旧製品「グレースケール・イーサリアム・トラスト」をイーサリアム現物ETFに転換した商品であるため、転換前の巨額の運用資産が引き継がれているものの、高い手数料などを理由とした多額の売却が発生した可能性がある。
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総じてプラスの結果となったが、仮想通貨分析企業「Kaiko(カイコ)」の指数責任者ウィル・カイ氏は、「需要の全体像は数か月は明らかにならないかもしれないが、イーサリアム価格は初日の流入数に左右される可能性がある」と述べており、まだまだ予断を許さない状況だ。
ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、グレースケールの多額の流出について次のようにコメントした。
くそっ。 すごい量だ。 ファンドの5%だ。 8人の新人がこの規模の資金流入を相殺できるかどうかはわからない。 裏を返せば、バンドエイドを剥がすように、早く終わらせるのが最善なのかもしれない。