ファンダ的にも堅調 仮想通貨チャート分析:ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、リップル

廣野倭佳菜
18 Min Read

ビットコイン(BTC)価格分析

ビットコインは、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を0.25%引き下げ、4.5-4.75%としたことで価格は76,951ドルで史上最高値を更新した。

FED Watchのマーケット予測から、FRBは今回また利下げに踏み切るだろうということが広く予想されていたが、一部の観測筋では、トランプ氏がアメリカ大統領選を制したことで、トランプ氏が提案する、減税や関税、規制緩和が再びインフレ圧力を高める可能性があることから、FRBはより慎重にマーケットを注視し、積極的なアプローチは控えるのではないかという考えもあった。FRBのパウエル議長は、記者会見でトランプ氏から辞任を求められても応じないと述べ、FRBは政府から独立しているという強い姿勢をみせた。

また7日、BlackRock(ニューヨークに本社を置く、世界最大の資産運用会社)のビットコインETF『IBT』に11億ドル2000万ドル相当の純流入があり、史上最大の取引高を記録した。先月30日に8万7,200万ドルという最高記録を達成したが、わずか一週間と数日のうちに再更新した。

BTC/1w2025108

この記録は、ビットコインの最近の上昇トレンドが非常に強力であることと、トレーダー達のビットコインへの信頼をさらに裏付けることになった。

ビットコインの価格は、FRBの金融政策発表に伴う上昇から少し勢いが衰え、少々揉み合いの相場となっている。また、日足や週足などの長期足を見ると、ローソク足が完全に一つ上の73,700-91,600ドル間のレンジに移行したことが確認できる。

BTC/1H20241108

現在、1時間足では、ローソク足は、青色の短期移動平均線と並行チャネルが重なるところで揉み合っている。この二つのテクニカル要素が重なる75,800ドル付近でのプライスアクションが、短期目線でのトレードシナリオに置いて大切な地点となると推測する。

しかし、依然として高値圏の揉み合いであることから、一旦は中長期の押し目形成フェーズに入っていく可能性がある。

イーサリアム(ETH)価格分析

イーサリアムは、FRBの利下げにより、イーサリアムと米金利の利回り差幅が縮小することが上昇要因となり、3000ドルを超える展開予測が濃厚になってきた。イーサリアムはインターネット債券としての魅力があるが、アメリカの高金利によってその魅力は目減りしていた。また、イーサリアムはビットコインよりもパフォーマンスが悪く、年率換算のステーキング利回りは4%を下回っている。トランプ氏の大統領選勝利を受けて、上昇の準備は整っていることから、これから利下げによる利回り差縮小でイーサリアムの需要が活性化すれば、さらに上昇の兆しをみせるかもしれない。

ETH/1D20241108

チャート上でイーサリアムは、今年5月頃からのサポートライン上抜けを試しているところだ。価格は大統領選から3日連続で続伸しているが、このサポートラインは200日移動平均線と重なっているため、多少の反発をみせるだろうと推測する。しかしトランプ氏の仮想通貨政策や利下げなどの上昇要因ファンダメンタルもあり、ブレイクアウトが確認されれば、新たな上昇トレンドが生まれるかもしれない。

ソラナ(SOL)価格分析

ソラナは、ついに200ドル超えを、今年の4月ぶりに果たした。先週から価格は7%以上急騰し、BNBを抜いて時価総額が4番目に大きい仮想通貨になった。現在の時価総額はソラナが882.8億で、BNBは856億ドル超えである。

またトランプ氏の勝利によってソラナETFが上場される確率が高まったこともあり、ファンダメンタル的にも非常に好調と言える。

SOL/1W20241108

価格は大統領選から引き続き上昇している。週足で重要視されていたサポートラインを現在大きく上抜けていて、上昇の勢いが強いことを表している。

現在価格は前回高値である200-210ドル付近をつけている。上昇要因のファンダメンタルズも重なり、このまま波に乗って上昇することができれば前々回高値の250ドル付近を目指していくことが十分に可能なチャート形状だ。週足、日足ともにパーフェクトオーダーを形成していることからも、買い相場を示しており、積極的に押し目買いしていきたい相場と言えるだろう。

リップル(XRP)価格分析

XRP/1D20241108

リップルは、今日は調整の相場となり、約1%程度下落した。他の3つの主要仮想通貨が上昇をみせている中で唯一下落をみせた。しかし、弱気な相場観ではなく、単に他のイーサリアムやソラナが上昇要因のニュースが出たのに対してリップルは特にニュースがなかったことが要因かもしれない。

日足では現在中期移動平均線にサポートされながら、0.55ドル付近を推移している。一旦押し目を形成して0.53ドルのサポートがある地点まで下がってこれば、様子を見て、押し目買いを狙っていきたい相場となっている。

関連:ビットコイン最高値更新、トランプ氏当確 仮想通貨チャート分析:ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、リップル
関連チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方

使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑

使用オシレーター

  • MACD、RSI

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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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