- Seiチェーンに対応したCompass Walletを紹介
- 始め方や使い方を図解で解説
- ステーキング手順も紹介
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目次
Seiウォレット「Compass Wallet」とは?【基本情報・特徴を解説】
Compass Walletは、レイヤー1チェーンSei Networkに対応した仮想通貨ウォレットです。コスモス系チェーンのLeap Walletの開発元が提供しており、シンプルな画面設計で使いやすい特徴を持ちます。ウォレットから直接ステーキングも可能なため、SEIトークンを預けるdAppsを探す手間が省けるメリットも。
SEIトークンの価格は2023年12月から高騰しており、今後の成長が期待されています。dAppsやNFTコレクションも次々とリリースされており、Compass Walletは今後必須のウォレットとなる可能性を秘めています。
そんなCompass Walletの特徴は以下のとおりです。
Compass Walletの特徴
- Sei Networkに対応した仮想通貨ウォレット
- Leap Walletの開発元がリリース
- ハードウェアウォレットLedger Walletと連携可能
- ウォレットから簡単にステーキング可能
- エアドロップが期待できるdAppsを利用可能
Sei Networkに対応した仮想通貨ウォレット
Compass Walletは、Sei Networkの仮想通貨を保管できる仮想通貨ウォレットです。SeiチェーンはCosmos SDKで構築されたレイヤー1チェーンで、相互運用性が高く処理速度が速い点が特徴です。
Sei Networkは1秒間に22,000件のトランザクションを処理可能。処理速度が速いといわれているXRP(リップル)でも1秒に約1,500件と言われているため、Sei Networkの早さがわかります。
実際に海外取引所からCompass WalletにSEIトークンを送金したところ、数秒で入金が完了しました!
Sei Networkで構築されたNFTにも対応
Sei NetworkではNFTも発行されており、Compass Walletで保管できます。Sei NetworkのNFTコレクションは、主にNFTマーケットプレイスPallet Exchangeで取引できます。
日々新しいNFTコレクションがリリースされており、新規NFTコレクションは無料でミントできるケースが多く見られます。無料で配布されたNFTが高値をつけていることもあるため、気になるNFTがあれば入手してみると良いでしょう。
無料で配布されたNFTコレクション「Seiyans」は、2024年2月時点では699SEI(約10万円)から取引されています。
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Leap Walletの開発元がリリース
Compass Walletは、コスモス系チェーンに対応するLeap Walletの開発元がリリースした仮想通貨ウォレットです。Leap Walletは50以上のコスモス系チェーンに対応しており、セキュリティの高さに定評のあるウォレット。UIがシンプルで使いやすく、コスモスエコシステムのポートフォリオを確認したり、エアドロップ対象であるか確認できたりなど、様々な機能が備わっています。
Compass WalletもLeap Wallet同様シンプルな設計となっており、直感的な操作感のため初心者でも簡単に利用できる点がメリットです。
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ハードウェアウォレットLedger Walletと連携可能
Compass WalletはハードウォレットLedger Walletと連携できます。Ledger WalletはUSB型の形状が特徴のハードウェアウォレットです。ビットコイン・イーサリアムなど複数の仮想通貨管理に対応しており、インターネットに接続せずデバイス上で通貨を管理するため、安全性が高い点が特徴です。Compass Wallet作成時にLedger Walletと連携するボタンがあり、クリックすることで簡単に接続が完了します。
Ledger Walletについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
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ウォレットから簡単にステーキング可能
Compass Walletには、ウォレット上から簡単にSEIトークンをステーキングできる機能があります。SEIトークンを入金してウォレット上でバリデータを選択すればステーキングできるため、dAppsを探す手間が省けます。
ステーキングの手順は本記事の「Compass Walletのステーキング方法」の項目で解説しているので、参考にしてください。
用語解説ステーキング
エアドロップが期待できるdAppsを利用可能
Compass Walletが対応しているdAppsの中には、エアドロップが期待できるものが存在します。例えば、2024年2月時点で開発中のYaka Financeのテストネットを使用すれば、獲得したポイントに応じてエアドロップが実施されるとX(旧Twitter)で示唆されています。
SEIのテストトークンのスワップや流動性提供、知人を紹介するなどでポイントが獲得できる仕組みです。無料でタスクを行えるため、参加しておくと良いでしょう。
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Compass Walletの始め方【スマホアプリ版】
Compass Walletのアカウント作成を進める手順は、以下の3ステップです。
Compass Walletの始め方手順
- Compass Walletのアプリをインストール
- Compass Walletの新規ウォレット作成
- Webブラウザ版と連携
STEP
Compass Walletのアプリをインストール
まずはCompass Walletのスマホアプリをインストールしましょう。iOS版とAndroid版共にリリースされており、以下のリンクからダウンロードできます。
iOS版
Android版
STEP
Compass Walletの新規ウォレット作成
STEP
Webブラウザ版と連携
スマホアプリでウォレットを作成できたら、Webブラウザ版と連携しておきましょう。まずはChromeウェブストアでCompass Walletをインストールしましょう。
新規ウォレットの作成ページが表示されるので、「Using a recovery phrase」をクリックします。スマホアプリでコピーしたシークレットリカバリーフレーズを入力して、「Import Wallet」をクリックすれば連携は完了です。
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Compass Walletの使い方
ここでは、Compass Walletの主な使い方について解説します。すべて図解で解説するので、参考にしてください。
価格表記の変更方法
Compass Walletではデフォルトの価格表記がUSD(米ドル)に設定されていますが、日本語表記の設定が可能です。画面右上のメニューボタンをタップして「Currency」メニューに進み、「Japanese Yen」を選択すれば仮想通貨の価格表示を日本語化できます。
仮想通貨(トークン)の追加方法
Compass Walletに新しく仮想通貨を追加するには、Webブラウザ版のCompass Walletトップページの「Manage Tokens」をタップします。4種類のトークンが表示されているため、ボタンをオンにすればトークンが追加されます。
手動でトークンを追加する場合は、検索欄の右側にある「+」マークをタップしましょう。必要情報を入力して、「Add Token」をタップすればトークンの追加は完了です。
Compass Walletへの入金方法
Compass Walletに入金する際は、トップページの「Receive」をタップすると入金用アドレスが表示されます。
コピーしたアドレスを取引所に登録して、仮想通貨を入金しましょう。
利用する取引所によっては入金アドレスの他に、メモ(タグ)を入力するように要求されますが、Compass Walletに送金する際にはメモ(タグ)は必要ありません。
Compass Walletから出金(送金)する方法
Compass Walletから仮想通貨を出金する際はまず、トップページから「Send」をタップします。送金先のアドレスを貼り付けて、送金する通貨と数量を入力しましょう。「Review Transfer」をタップして「Auto-adjust」をタップすれば送金完了です。
出金の際には、ガス代としてSEIトークンが必要です。一度の出金には約0.015SEI(約2円)かかります。
仮想通貨のスワップ(交換)方法
Compass Wallet上で仮想通貨をスワップする機能はスマホアプリでは利用できないため、Webブラウザの拡張機能を使用する必要があります。トップページに表示されているトークンをクリックして、「Swap」をクリックしましょう。
スワップ元の通貨を選択して数量を入力したら、スワップ先通貨を選択します。「Review」をタップして「Proceed」をタップすればスワップ完了です。
ウォレットの復元方法
ウォレットを復元する際は、トップページ画面上部の「Wallet」をタップして「Import an existing wallet」をタップします。ウォレット作成時に保存しておいたリカバリーフレーズを入力して「Import Wallet」をタップすればウォレットの復元は完了です。
リカバリーフレーズの確認方法
リカバリーフレーズを確認する際は、画面左上のメニューから「Show Recovery Phrase」ページに進みましょう。
パスワードを入力するか、生体認証すればリカバリーフレーズが表示されます。
リカバリーフレーズは忘れないよう、必ずメモに記録しておきましょう!
複数アカウントの作成方法
複数アカウントを作成する際は、画面上部の「Wallet」をタップしましょう。その後「Create new wallet」をタップしてください。新しく作成するウォレット名と、色を選択して「Create Wallet」をタップすれば複数アカウントの作成は完了です。
作成したアカウントを削除する際は、ウォレット選択画面の「・・・」をタップして、ゴミ箱マークをタップすれば削除できますよ。
dAppsとの連携方法
dApps(分散型アプリ)とCompass Walletとの連携は、dAppsの公式サイトから進めてください。
スマホアプリからdAppsと連携する際は、「Browser」メニューを開いてアクセスしたいdAppsのURLを検索します。
Pallet Exchangeのメニューから「Connect」をタップして、「Compass」をタップしましょう。次に表示される画面の「Connect」をタップすれば連携完了です。
Webブラウザ版のCompass Walletを使用する際は、ブラウザからdAppsの公式サイトにアクセスして「Connect」ボタンをクリックしてウォレットを連携してください。
他のウォレットが起動する場合の対策
WebブラウザからdAppsと連携する際、Compass Walletが起動しない場合は他のウォレットが干渉している可能性があります。その際は同じSeiチェーンウォレットの拡張機能をオフにすれば、Compass Walletが起動するようになります。
「拡張機能を管理」ページから、干渉しているウォレットをオフにしておきましょう。
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Compass Walletのステーキング方法
Compass Walletでは、ウォレットから簡単にSEIをステーキングできます。手順は以下のとおりです。
Compass Walletでのステーキング手順
- ステーキングするSEIを入金
- バリデータを選択・SEIをステーキング
- ステーキング解除方法
- ステーキング報酬獲得方法
STEP
ステーキングするSEIを入金
まずはステーキングに使用するSEIトークンをCompass Walletに入金しましょう。
SEIトークンは国内取引所には上場していないため、海外取引所で購入する必要があります。これから海外取引所の口座を開設する方は、当サイトがおすすめする以下の取引所がおすすめです。
【PICK UP】おすすめ仮想通貨取引所
海外業者は各業者ごとに特徴があるため、勝つためには自分の取引スタイルや求めるものにあった業者を選ぶ必要があります。
本サイトでは安全性・信頼性を確保している特徴のある海外業者を厳選して紹介しているのでご自身にあった一社を探すためにぜひ利用してください。
おすすめ仮想通貨取引所
SEIトークンを入金したら、トップページの「Stake」をタップして「+Stake」をタップしましょう。
STEP
バリデータを選択・SEIをステーキング
SEIトークンをステーキングするバリデータを選択します。
バリデータとは?
バリデータとは、Sei Networkの運営を支えている人や団体のことを指します。バリデータにSEIトークンを預けることで運営に協力し、見返りとして報酬が得られる仕組みです。
バリデータを選ぶ際は、Voting powerが高いものを選ぶと良いでしょう。Voting powerが低いバリデータを選ぶと、運用が停止する可能性があります。
Voting powerはバリデータがステーキングしているSEIトークンの多さを指し、多いほど運営への投票時に大きな力を持ちます。
バリデータを選択して、ステーキングするSEIトークンの数量を入力したら「Review」をタップ。「Stake SEI」をタップすればステーキングは完了です。
STEP
ステーキング解除方法
ステーキングを解除する際は、Stakeページのステーキングしたバリデータを選択して「Unstake」をタップしましょう。
解除するSEIトークンの数量を入力して「Review」をタップ。「Unstake SEI」をタップすれば解除完了です。
解除したSEIトークンは、21日が経過するとウォレットに返還されます。
STEP
ステーキング報酬獲得方法
ステーキングの報酬を獲得する際は、Stakeページの「Your Rewards」の欄にある「Claim」をタップしましょう。その後、「Claim All」をタップして「Claim Rewards」をタップすればSEIトークンの報酬を獲得できます。
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Compass Walletを利用する際の注意点
ここからは、Compass Walletを利用する際の注意点について解説します。
Compass Wallet利用時の注意点
- ビットコインやイーサリアムには対応していない
- ステーキング解除後20日間トークンがロックされる
- 利用できるdAppsがまだ少ない
ビットコインやイーサリアムには対応していない
Compass WalletはSei Networkのトークンが使用できる仮想通貨ウォレットのため、ビットコインやイーサリアム規格のトークンやNFTは保管できません。主にSEIトークンを保管するために使用することになります。
ビットコインやイーサリアムをウォレットで保管したい場合は、対応するウォレットを用意する必要があります。イーサリアムベースのウォレットを探しているのであれば、MetaMaskがおすすめです。
以下の記事で始め方や使い方を詳しく解説しているので参考にしてください。
これもう見た?PC・ブラウザ版MetaMaskの使い方|登録から入金、送金方法まで解説
これもう見た?スマホ版MetaMask使い方|ダウンロードからスマホ同期、入出金まで徹底解説
ステーキングすると一定期間トークンがロックされる
Compass Walletではウォレット上で簡単にステーキングができるメリットがありますが、預けたSEIトークンは一定期間ロックされるため、すぐには取り出せない点には注意が必要です。
また、ステーキングを解除してから21日が経過しないとSEIトークンはウォレットに返還されません。そのため、合計41日間SEIトークンをロックされることになります。
ロックされている期間に価格が下落する可能性もあるため、ステーキング報酬を得られたとしても損失が発生する可能性があります。
ステーキングを利用する際は、価格動向に十分注意しておきましょう。
利用できるdAppsがまだ少ない
Sei Networkはまだリリースされて間もないため、現状まだ利用できるdAppsは多くありません。現在連携できるdAppsは以下のようなものがあります。
Compass Walletを連携できるdApps例
今後Sei Networkが広く普及すれば、対応するdAppsも増加する可能性が考えられます!
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Compass Walletのよくある質問【Q&A】
最後に、Compass Walletでよくある質問について解説します。
- Compass Walletは無料で使えますか?
-
Compass Walletは基本的に無料で使用できます。ただし、仮想通貨を送金したり、ステーキングする際には、ガス代としてSEIが必要です。
事前に海外取引所でSEIを購入してCompass Walletに入金しておきましょう。
- Compass Walletはスマホで使えますか?
-
Compass Walletはスマホアプリがリリースされているため、スマホでも利用できます。ただし、スマホアプリ上ではトークンのスワップ機能が利用できないため、dAppsを利用するかWebブラウザ版のCompass Walletを使用する必要があります。
- Compass Walletは日本語に対応していますか?
-
Compass Walletは基本的に日本語に対応しておらず、英語表記のみです。iOS版スマホアプリの英語を翻訳したい際は、画面をスクショして画像翻訳機能を利用すると良いでしょう。
写真アプリでスクショした画像を選択して、画面右下のマークをタップして「翻訳」をタップすれば、画像の英語が日本語に翻訳されます。
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まとめ
今回はSei Networkに対応したCompass Walletについて解説しました。今回の内容をまとめると以下のとおりです。
この記事のまとめ
- Leap Walletの開発元がリリースしたSeiチェーンのウォレット
- ハードウェアウォレットLedger Walletと簡単に連携可能
- ウォレット上からSEIトークンをステーキング可能
Compass Walletは処理速度が高速なSei Networkに対応したウォレットです。数ステップでアカウント作成が完了し、スマホアプリもリリースされているため、初心者の方でも簡単に使いこなせます。
SEIトークンの価格が上昇していることもあり、今後Sei Networkを採用するプロダクトが増加することが考えられます。新しいプロダクトを利用しておけば、将来的にエアドロップが期待できるかもしれません。
本記事を参考に、ぜひCompass Walletを使ってみてください。
参考文献
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