仮想通貨を擬人化
英Eureka Entertainment Ltd.(代表:辻拓也)は14日、Web3ブロックチェーンゲーム『コインムスメ』を2023年内にリリースすることを明らかにした。
内容は、アニメ擬人化された仮想通貨たちが繰り広げるアイドル活動を、プレイヤーが応援するP2E(Play-to-Earn)型ゲーム。
3つの特徴
本日公表されたプレスリリースでは、『コインムスメ』の3つの特徴として、
- 熱狂を生む体験
- 幅広いユーザーに受け入れられるUI/UX
- 持続性のあるPlay to Earnを達成する運営
が挙げられている。
だが、具体的なゲーム内容や、最大の焦点であるP2Eのシステムについては明らかにされていない。
同プレスリリースでは、「有名なBCG(ブロックチェーンゲーム)も含め、P2Eの理想形を実現したサービスはまだ存在していません」と手厳しい。たしかにSTEPNバブルの狂騒とその崩壊は、記憶に新しいところだ。
本稿では、以下、『コインムスメ』の具体的なP2Eモデルについて、大胆に予想してみよう。
収益モデル(予想)
前述の『STEPN』は、結局はポンジスキームの一種にすぎないことが露見したが、その後、W2E(Walk-to-Earn)モデル自体は広く普及した。
地方公共団体や民間企業が、市民の健康増進や福利厚生の一環として、続々とW2Eを採用したのだ。「租税」や「本業」という、しっかりしたとキャッシュエンジンがあれば、サスティナブルなW2EやP2Eの構築は可能なのだ。
『コインムスメ』においては、擬人化アイドルたちのコンサート開催時に、
- S席のプレミアム販売
- 投げ銭
- 投票権販売
- 握手券販売
による収益化を予想する。
あるいは、
- 楽曲やプロマイドのNFT販売
- 広告無しの有料会員
- ガチャ要素 / 育成要素
などもあるかもしれない。
分配モデル(予想)
無料ユーザーに換金性のある暗号資産を配布し、効果的な集客を行うのが、P2Eのキモだ。
基本無料の「フリーミアム」モデルに、勢いあまって、少量の換金性のある暗号資産を付与すればいいのだが、既存のP2Eモデルではすぐに飽きられてしまった。数十円~数百円程度の暗号資産が得られても、それで食ってはいけないからだ。
そこで、何らかの形で「クジ」(抽選)の要素が導入され、分配額の期待値は低くとも、一攫千金のわくわく感が味わえる仕様になるのでは?と予想する。
以上が筆者の予想だ。貴兄の予想も、ぜひ下記のツイッターアカウントに書き込んでほしい。
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