- ビットコイン(BTC):下降のダウ理論が成立すれば103,100ドルまで下落か
- イーサリアム(ETH):1時間足中期HMA上抜けで2,700ドルまで上昇余地あり
- リップル(XRP):1時間足下降トレンド継続なら2.10ドルまで下落に警戒
- ソラナ(SOL):下降トレンドが続けば142ドル付近まで下落する可能性
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで明確な下降のダウ理論を成立させながら1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 103,100ドル付近のサポートライン
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、105,000ドル付近を推移している。4時間足の一目均衡表雲に上値を抑えられる形で、緩やかな下落が続いている状況だ。
現時点では価格直下に1時間足長期HMAが控えているため、方向感がやや不明確であるものの、4時間足MACDが0ラインを明確に割り込んでおり、相場に下落圧がかかっていることがうかがえる。これにより、短期的には下方向への警戒感が高まっている。
エントリーポイントとしては、明確な下降のダウ理論を形成しながら1時間足長期HMAを下抜けする動きが条件となる。この動きが確認されれば、短期的には前回安値である103,100ドル付近までの下落を視野に入れることができるだろう。
中長期的には依然として強気なチャート構成が維持されており、完全なトレンド転換と判断するには早計である。加えて、4時間足ボリンジャーバンドがスクイーズしていることから、103,100ドルを割り込んだとしても、下落は102,500ドル付近で一旦落ち着く可能性がある。無理な追随は避け、下落局面の明確な根拠を確認した上での戦略が求められる。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,700ドル付近のレジスタンスライン
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、2,600ドル付近を推移している。昨日の値動きでは一時的に4時間足の一目均衡表雲を上抜ける場面が見られたが、上昇の勢いは継続せず、方向感に欠ける展開が続いている。
直近のローソク足では日足短期HMAに下値を支えられており、同水準での反発が確認されれば、短期的な上昇が再開する可能性が高い。特に、1時間足中期HMAを明確に上抜けし、上昇のダウ理論が成立した場合、2,700ドル付近のレジスタンスラインまで上昇する展開が予想される。
ただし、中長期的には価格上部に4時間足長期HMAおよび日足中期HMAが控えており、これらが強い上値抵抗帯となる可能性がある。また、日足MACDもデッドクロスで下降しており、長期的な下落圧が依然残っていると判断できる。そのため、2,730ドル付近を上限とするレンジ相場が続く可能性を考慮し、ロングポジションは短期的な利確を前提としたトレードが望ましい。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.10ドル付近のサポートライン
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値、もしくは日足短期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.12ドル付近を推移している。本日、短期的な下落を見せる場面もあったが、依然として価格は4時間足および日足の一目均衡表雲内に位置しており、方向感に乏しい不安定な状態が続いている。
現状、日足MACDはマイナス圏で推移し、4時間足MACDもデッドクロスで下降を続けていることから、下落圧がかかっていると考えられる。今後、日足短期HMAを価格が下抜けし、1時間足レベルで下降トレンドが明確に確認されれば、2.10ドル付近までの下落が視野に入る展開となるだろう。
ただし、現段階では日足一目均衡表雲の内部に価格があり、相場が不安定なレンジ状態にあることから、十分な損切り設定とリスク許容を前提としたポジション構築が求められる。
中長期的には、もし日足一目均衡表雲を明確に下抜ける展開となれば、下落の勢いが強まり、さらに下の水準を試す可能性が高くなるため、今後の雲下端付近の攻防に注目したい。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 142ドル付近、もしくは4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド、日足長期HMA
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上
ソラナ(SOL)は現在、153.4ドル付近を推移している。短期的には下落の動きを見せており、価格は日足一目均衡表雲の内部に突入している状況だ。
現状、4時間足・日足ともにMACDがマイナス圏に位置しており、相場全体としては売り優勢の地合いが続いている。このため、今後1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら、1時間足長期HMAを下抜けするようであれば、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドおよび日足長期HMAが重なる142ドル付近まで下落する可能性が高いと考えられる。
ただし、現在の価格帯は日足一目均衡表雲の中にあり、不安定なレンジ相場となりやすいため、ポジション構築には十分な注意が必要である。
長期的には、もし142ドルのサポートラインを構成する日足長期HMAを明確に下抜けた場合、相場は一段と弱含む展開が想定される。逆に、同水準での反発が確認できれば、短期下落の一服と捉え、反発局面への転換に備える局面となるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7