- ビットコイン(BTC):4時間足雲上端から反発、短期ロングは105,000ドルが目安
- イーサリアム(ETH):2,420ドルで反発狙い、2,600ドル付近までの上昇に期待
- リップル(XRP):中長期は日足長期HMA上抜けで2.9ドルを目標とする展開
- ソラナ(SOL):180ドル突破でロング視野、200ドル到達が中長期ターゲット
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲上端で反発を確認(103,200ドル~103,000ドルで反発)
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 105,000ドル、もしくは1時間足長期HMA
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲に価格が入る
ビットコイン(BTC)は現在、103,950ドル付近を推移している。昨日、4時間足長期HMAを一時的に下抜けたものの、下値では4時間足一目均衡表雲上端(103,000~103,200ドル付近)が強固なサポートとして意識され、価格は反発。現在は1時間足長期HMAに接近する動きを見せている。
4時間足のボリンジャーバンドは収縮しており、相場の勢いは一時的に減速中。MACDも底打ちの兆候を見せており、短期的には上昇の初動に入る可能性がある。103,200ドル前後での反発が確認できれば、105,000ドル付近までのロングを狙いたい。利確ポイントとしては1時間足長期HMA付近、さらに105,000ドルを上抜ける展開となれば、106,000ドルまでの上昇も視野に入る。
また、中長期的には現在の横ばい相場が5月19日~21日頃まで継続する可能性があり、その後は日足中期HMAとの乖離が縮小し、同HMAを起点とした再上昇の流れが期待される。この際、各時間足の移動平均線を上抜ける形となれば、106,000ドルを明確に突破し、最終的には110,000ドル付近まで上昇するシナリオも十分に考えられる。
一方、再び4時間足一目均衡表雲内に価格が侵入した場合は、反発のシナリオは後退するため、ポジション管理には注意が必要である。特に日足中期HMAを下回るようであれば、目線の転換を検討したい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 2,420ドル付近のサポートで反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1時間足一目均衡表雲下端もしくは2,600ドル
- 損切り目安:
- 2,420ドル直下
イーサリアム(ETH)は現在、2,540ドル付近で推移している。昨日、日足短期HMAを一時的に下抜けた後は横ばいの展開が続いており、4時間足ボリンジャーバンドの収縮とMACDの上昇モメンタムの鈍化が見られる。現状、1時間足一目均衡表雲と2,600ドル付近が上値の抵抗帯として意識されており、やや重たい展開が続いている。
ただし、相場全体としては依然として強気の地合いが保たれており、短期的には2,420ドル付近のサポートでの反発を根拠としたロング戦略が有効と考えられる。この価格帯は4時間足長期HMAが位置しているゾーンでもあり、テクニカル的にも意識されやすい。反発を確認できた場合は、1時間足一目均衡表雲下端~2,600ドル付近までの上昇を見込んだエントリーが有効となろう。
中長期目線では、移動平均線の収束と4時間足ボリンジャーバンドの収縮が進行しており、今後のトレンド転換の兆しが見え始めている。特に2,700ドルを明確に上抜けるかどうかが上昇再開の判断ポイントとなり、このラインを突破した場合は2,850ドル、最終的には3,000ドル付近までの上昇が期待される展開となる。
一方で、2,420ドルを明確に下抜けるような動きが見られた場合は、短期目線のシナリオが崩れるため、ポジション管理には十分な注意が必要である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAを価格が下回らない状態で、日足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.9ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
リップル(XRP)は現在、2.36ドル付近で推移している。短期的には下落が続いたものの、2.35ドル付近で一旦下げ止まりの兆しが見られる。現状では価格が一目均衡表雲と複数の移動平均線に挟まれた状態にあり、明確な方向感は出にくいが、レンジ下限では反発の動きも確認されつつある。4時間足ではボリンジャーバンドが収縮し始めており、相場の勢いが弱まっている局面にある。
中期的には、チャート全体の構成から上昇トレンドが一時的に鈍化した状態ではあるが、日足中期HMAが価格の下に位置していることから、依然として上昇目線を維持する構図と判断できる。直近では2.3~2.35ドルがサポート、2.65ドルがレジスタンスとして機能するレンジ相場が形成される可能性が高く、短期的な仕掛けは難しいタイミングといえる。
中長期的な視点では、日足中期HMAを下抜けずに推移しつつ、日足長期HMAを上抜ける展開となった場合、上昇トレンドが再開する見通しが立つ。この際、1時間足レベルでの上昇ダウ理論が成立することがエントリーの条件となる。シナリオ通りに推移すれば、2.9ドル~3.0ドル付近までの上昇が目標値として現実的になるだろう。
一方で、価格が日足中期HMAを明確に下抜けた場合は、上昇シナリオの見直しが必要となるため、エントリータイミングとリスク管理には十分な注意が求められる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 180ドルを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 190ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
ソラナ(SOL)は現在、173.00ドル付近を推移している。昨日は短期的な調整となっていたが、169ドル付近で一旦下げ止まりの動きが見られている。現在は、180ドルを上限、169~167ドルを下限とするレンジ相場にあると考えられ、4時間足ボリンジャーバンドの収縮も確認できることから、エネルギーを溜め込む段階にあると判断される。
相場全体としては日足中期HMAが価格の下に位置しているため、依然として中長期では強気構造を維持している。今後、移動平均線のさらなる収束や4時間足ボリンジャーバンドのスクイーズ進行を経て、価格が日足中期HMA付近まで接近した後に反発し、180ドルを明確に突破する動きが見られた場合、上昇トレンド再開のシグナルとなる可能性が高い。
このシナリオでは、1時間足レベルでの上昇ダウ理論の成立も併せて確認することが望ましく、条件が整えば中長期的なロングエントリーが有効と考えられる。ターゲットはまず190ドル付近、その後は200ドルまでの上昇が視野に入る展開となる。
一方で、レンジ下限である167ドルや161ドルの支持帯を明確に下抜けるような展開となった場合、上昇シナリオは一旦後退するため、損切り判断を含めた慎重なトレードが求められる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7