米保守系メディア、ビットコイン・トランプコイン戦略購入を発表──NYSE上場企業初のトランプコイン保有へ

水澤 誉往
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米保守系メディア大手Newsmax(ニュースマックス、NYSE::NMAX)は16日、取締役会が最大500万ドル(約7.5億円)規模のビットコインおよびトランプコイン戦略購入計画を承認したと発表した。今後12ヶ月にわたり市場状況を見ながら購入を進める方針で、トランプコイン保有ではニューヨーク証券取引所(NYSE)上場企業として初の事例になる見通しだ。

「トランプ大統領の成功と連動」とCEO

同社CEOクリストファー・ラディ氏は「ビットコインは暗号資産(仮想通貨)のゴールドスタンダードになりつつあり、当社準備資産への追加は重要な指標となる」と述べた。また「トランプコインの価値はトランプ政権の成功と連動すると考えており、これまでの実績は素晴らしい」と追加した。

ビットコイン・トレジャリーズのデータによれば、現在100社以上の上場企業がビットコインまたは他の暗号資産をバランスシート上に保有しており、上場企業保有分はビットコイン総流通量の4.7%以上を占める。ニュースマックスは近い将来に第一弾の購入を実施予定で、その後の追加購入は市場状況、業務要件、戦略目標に基づいて評価するとしている。

同社は大手機関投資家向け暗号資産サービスプロバイダーと提携し、デジタル資産の保管・管理に関する包括的なプロトコルを確立。市場環境の変化に応じてデジタル資産戦略を調整する柔軟性も維持すると説明した。

トランプコインは2025年初頭にトランプ大統領自身がローンチした人気ミームコインで、現在の流通コイン価値は11億ドルを超え、総時価総額は約58億ドルに達している。

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トランプ大統領は2025年3月、米国戦略的ビットコイン準備金の創設を発表。同基金は政府が没収したビットコインから開始し、他の暗号資産で構成されるデジタル資産備蓄によって拡大する計画だ。

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ニュースマックスは2025年3月にNYSE上場を果たしたばかりで、プライベート優先株とレギュレーションA+IPOで3億ドルの資金調達に成功している。同社はニュースマックスチャンネルを通じて全米で4,000万人以上に定期的にリーチする主要ニュースメディアとして知られる。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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