ゴールド天井・ビットコイン底値の二重シグナル点灯──リスク指数28日ぶり低下

ビットコイン、8万1,700ドル突破が強気相場入りの条件──下値支持は7万ドル=クリプトクオント分析
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yukiko-endo
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Highlights
  • ビットコインは3日連続で上値を阻まれ2日連続の陰線を確定、スイスブロックのリスク指数は28日ぶりに低下の兆しを見せた
  • リスク環境が安定化すれば初期上値目標は8万3,000ドル、モメンタム次第では11万0,000ドルへの回復も視野に入る
  • 仮想通貨アナリストは、PMI2カ月連続拡張とBTC/Goldレシオからゴールド天井・BTC底値の形成を指摘

ビットコインBTCBTCは3日も強いレジスタンスに上値を阻まれ、2日連続の陰線を確定した。一方、オンチェーンからは、ビットコインの底値形成局面の接近を示唆する動きも、いくつか確認されている。

リスク指数が28日ぶりに低下

マーケット分析企業のスイスブロックは4日、公式Xにて「ビットコイン市場のリスク環境が落ちつきつつある」との見解を示した。

リスク指数(Risk Index)は、28日間連続で「エクストリームリスク(100)」の状態が続いていたが、ようやく低下の兆しを見せ始めた。依然として高い水準にあるものの、過熱状態が徐々に解消されつつあることを示している。

この指標は、市場が過度なリスク状態にあるかどうかを測るものであり、極端な水準に長く滞在した後に低下へ転じる局面は、しばしば次のトレンド転換の前兆となる。つまり、リスク環境が落ち着き、より低リスクな状態へ戻ることが確認されれば、新たな上昇フェーズのきっかけになる可能性がある。

その場合の初期的な上値目標は8万3,000ドル付近となり、モメンタムが継続すれば11万0,000ドル近辺までの回復も視野に入ると、スイスブロックは結論付けた。

PMI拡張が相場転換を示唆か

暗号資産アナリストのSykodelic氏は4日、自身のXにて「金(GOLD)の天井と同時に、ビットコインは底値に近付いている」と指摘した。

市場では長らく「金からビットコインへ資金がシフトする」というシナリオが提唱されてきた。実際、マクロ環境を踏まえると、この構図は決して突飛なものではない。むしろ歴史的な資金循環の流れに沿った動きとも解釈できる。

過去2年間、金は歴史上でも例のないほど強い上昇を見せ、時価総額を約26兆ドル拡大させるパラボリックな上昇を記録した。その一方でビットコインは大きな調整局面に突入し、市場には悲観的な見方が広がった。だが資産ローテーションの本質は価格の強弱ではなく、市場環境の変化にある。

金は典型的なリスクオフ資産であり、経済の不確実性が高い局面で強くなるケースが多い。特にPMIが収縮局面にある時期は、景気後退懸念や高金利環境、経済減速が意識されやすく、多くの投資家が資産保全のために金を選好する傾向がある。そのためPMIが低迷している期間は金が上昇しやすい。

しかしPMIが拡張局面へ移行し、金利低下や企業活動の回復、経済不確実性の緩和が見え始めるタイミングでは、歴史的に金の上昇が鈍化し、代わりにリスク資産のパフォーマンスが改善してきた。

現在、PMIは数年ぶりに拡張域へ入り、すでに2カ月間その状態が続いている。この環境下では金がピーク圏に近づき、ビットコインが底値圏を形成するというシナリオも視野に入る。実際、BTC/Goldレシオの動きにもその兆候が現れ始めている。

ここで言うローテーションとは、金が売られてその資金が直接ビットコインに移動するという意味ではない。重要なのは、投資家が「どの資産を保有するか」という選択を変えることだ。市場環境が変われば、資産選好も変わる。

この視点から見ると、現在の状況は2022年の弱気局面とは明らかに異なる可能性がある。PMI拡張というマクロ条件を踏まえれば、長期的なベアマーケットを前提にすることは合理的とは言い難い。「むしろ金が天井圏にあり、ビットコインが底値圏に近づいている可能性が高まっている」とSykodelic氏は結論づけた。

ビットコインの価格は、現在もレンジの上下限に収縮している状況だが、オンチェーン上での環境改善とともにレジスタンスを抜ければ大きな相場転換となる可能性も十分にある。今後も大きなトレードチャンスを逃さぬよう、オンチェーンとマクロ経済の動きを注視していこう。

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ブロックチェーン関連をメインに活動するウェブライター。家庭教師、高校教師を経て英会話スクールの運営に携わるが、2020年、コロナ禍をきっかけにライターに転身。これまでに十数件のメディア・仮想通貨系Youtubeチャンネルの運営に関わる。ファンダメンタル・テクニカル分析を得意とし、自身も仮想通貨トレードで資産運用中。特にブロックチェーンを活用した国際送金やトークン化事業(RWA)に強い関心を持つ。 保有資格:英検準1級
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